朝日新聞・東大谷口研究室共同調査による衆院選情報操作の背景とは?2013/01/29 21:02


朝日新聞・東大谷口研究室共同調査による衆院選情報操作の背景とは?


昨日の朝日新聞が、大々的な情報操作を行っていました。


以下引用

朝日・東大谷口研究室共同調査


民主の「支持度」激減、自民は強固 維新が2位

 「長い目で見ると○○党寄り」ではかった支持基盤の安定度を各党ごとにみると、民主と答えた人は前回衆院選(2009年)の25%から10%に激減した。自民は大敗した前回も各党で最多の41%で、圧勝した今回は逆に36%に減ったものの、依然として他党より安定ぶりが突出してる。
以上引用

asahi.com/senkyo/asahitodai/?ref=comtop_rnavi



ちょっと見てみると。。

長い目で見ると○○党寄り

自民党
2009=41% 2012=36%

民主党
2009=25% 2012=10%

みんなの党
2009=1% 2012=6%

維新
2009=0% 2012=13%

公明党
2009=4% 2012=5%

共産党
2009=3% 2012=2%

社民党
2009=2% 2012=1%

日本未来の党
2009=0 2012=1%

となっている。

では、現実の得票率と投票率を見ていこう。


谷口調査 : 得票率x投票率=現実の得票率

自民党
2009=41% : 26.73% x 69.27%=18.51%
2012=36% : 27.6% x 59.32%=16.37%

2009年の選挙において、長い目で見ると自民党寄りの人が41%で、現実の得票率が18.51%

2012年の選挙において、長い目で見ると自民党寄りの人が36%で、現実の得票率が16.37%

両方、長い目で見ると自民党寄りの人が、半分も投票していません。


これは、普通に考えれば、現在の自民党支持者は、18.51%から16.37%へ落ちたと捉えるのが、普通ですよね。

その他は無党派層でしょう。


あくまでも票が本当だと仮定すればの話ですけど。。


そして

以下引用

# 投票先「次も自民」84%(1/27)
■朝日・東大谷口研究室調査

 「次の選挙が明日行われるとしたら、どの政党に投票したいか」との質問に、今回衆院選の比例区で自民に投票した人の84%が「次も自民」と答えた。

以上引用
asahi.com/senkyo/articles/TKY201301250228.html


だそうだが、16.37%の支持者の84%が自民に投票しても、13.75%にしかならないので、念のため。




では、その他の政党を見てみましょうか。


谷口調査 : 得票率x投票率=現実の得票率

民主党
2009=25% 42.41% x 69.27%=29.37%
2012=10% 15.9% x 59.32%=9.43%

みんなの党
2009=1% 4.27% x 69.27%=2,95%
2012=6% 8.7% x 59.32%=5.16%

維新
2009=0%
2012=13% 20.3% x 59.32%=12.04%

公明党
2009=4% 11.45% x 69.27%=7.93%
2012=5% 11.8% x 59.32%=6.99%

共産党
2009=3% 7.03% x 69.27%=4.86%
2012=2% 6.1% x 59.32%=3.61%

社民党
2009=2% 4.27% x 69.27%=2.96%
2012=1% 2.3% x 59.32%=1.36%

日本未来の党
2009=0% 42.41% x 69.27%=29.37%
2012=1% 5.6% x 59.32%=3.32%


ご覧のように、長い目で見ると○○党寄りという調査で、操作しているわけですよ。


新しく出来た政党を、長い目で見れるはずがありません。

にも関わらず、維新2012=13%って、なんだよ。


ま、当然のことながら、選挙結果に合わせたわけですよね。調査を



「好感度」橋下氏がトップ

なんてものまである。


原発反対と言いながら、大飯原発を再稼働し、原発廃止の住民の請願をソデにした、暴力団の息子のサラ金弁護士の「好感度」が、一番高いんだって。

スゴイね。


以下引用

改革色後退、離反招いた民主
■朝日・東大谷口研究室調査

 前回衆院選の比例区で民主に投票した人のうち、今回も民主に入れた人は26%にとどまった。民主以外を選んだ人では維新が最多で24%、自民20%、みんな10%と続く。「民主離れ」の背景には、改革色の後退への失望があったことがうかがえる。

 選挙で最も重視した政策を有権者に聞くと、前回は民主に投票し、今回は維新、みんなを選んだ人のそれぞれ18%、17%が「政治・行政改革」を挙げた。

以上引用

asahi.com/senkyo/articles/TKY201301250226.html


そうだが、


なぜ、前回の衆院選で民主党が圧勝したのか?
日本農業新聞さんの話によると、自民党は、元々農家寄りの政党だったのが、小泉・竹中=新自由主義改革の流れで、大規模農家しか支援しない政党になったのだそうだ。


それに対し、民主党は個別補償制度を掲げて小規模農家に優しい政策を掲げたため、自民党の支持者だった農家が軒並み民主党支持にまわったから、政権交代が起きたのだ。
その証拠に、自民党は、かつて圧勝だった農業区で全滅したのだ。


ところが、民主党の一部勢力がTPPとか言い出したため、これらの人達は、民主党に対して、小選挙区はともかく、比例区では入れていないのだ。

なので、比例区で民主党が激減したのは理解出来る。


そして、今回JAは、TPPに反対する勢力しか支援しないと名言しており、農家は、TPPに反対する勢力にしか入れていないはずだ。

そして、農家は、原発が爆発したら、農業どころではないので、ほとんどが原発に反対なはずである。


自民党は、小選挙区においては、原発反対・TPP反対を掲げて立候補した議員が沢山居るので、そういった議員が当選したのは理解出来る。


しかし、農家は、自民党全体は原発再稼働賛成で、大規模農業優先なのを知っているのだ。

だから、比例では自民党に入れていないのだ。

そして、比例における自民党の票は200万票も減っている。
つまり、農家の票は、比例では自民に戻っていない。



では、民主党を圧勝させた農家の票がどこへ消えたのか?ということなのだ。



彼ら農家は、TPP賛成で新自由主義の『みんなの党』や、小泉・竹中改革の竹中平蔵をブレーンにした日本維新の会だけは、絶対に入れない。これだけは断言出来る。


彼らの票は、日本未来の党、社会民主党、共産党、新党大地の、いずれかの政党に入ったはずである。




つまり、朝日・東大谷口研究室調査は、インチキであると断言出来る。


では、なぜこうもインチキなのか?

それは、新聞のページをめくってみれば、直ぐに分る。


この調査のページの裏面は、そうか学会の全面広告だったのである。

つまり、この調査の発表は、そうか学会の広告費で賄われたわけである。

そうか学会は、言うまでもなく、公明党の支持母体である。


そして、公明党は、1970年の日米安保更新のため、ムサシが、社会党の票数を公明党に振り分けることによって作られた政党なのだ。

選挙専用投票用紙計数機「武蔵EL2型」
1968年(昭和43年) 選挙用モデル機完成、試行開始


『衆院選に見る、ムサシ不正選挙疑惑』 ―
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/01/16/6692848


政党交付金とは、我々の税金である。
それを使って、各政党は、新聞やテレビや雑誌やインターネットに広告を出す。

その広告料で、マスコミは、捏造報道をして、選挙結果を左右している現実がある。


これは、税金のあり得ない流用と言えるだろう。



次回は、さらに、朝日・東大谷口研究室調査に関する研究を進めていきたいと思います。


2009

党派別議席数

第45回衆議院議員総選挙、党派別議席数及び得票数・率
党派 小選挙区 比例代表 合計 増減 (+/-)
得票数 得票率 議席 議席率 得票数 得票率 議席 議席率 議席 議席率 解散時 公示前
民主党 33,475,334.854 47.43% 221 73.7% 29,844,799 42.41% 87 48.3% 308 64.2% +196 +193
社会民主党 1,376,739.000 1.95% 3 1.0% 3,006,160 4.27% 4 2.2% 7 1.5% ±0 ±0
国民新党 730,570.000 1.04% 3 1.0% 1,219,767 1.73% 0 0.0% 3 0.6% -2 -1
新党日本 220,223.000 0.31% 1 0.3% 528,171 0.75% 0 0.0% 1 0.2% +1 +1
新党大地 - - - - 433,122 0.62% 1 0.6% 1 0.2% ±0 ±0
民社国系小計 35,802,866.854 50.73% 228 76.0% 35,032,019 49.78% 92 51.1% 320 66.7% +195 +193
自由民主党 27,301,982.074 38.68% 64 21.3% 18,810,217 26.73% 55 30.6% 119 24.8% -184 -181
公明党 782,984.000 1.11% 0 0.0% 8,054,007 11.45% 21 11.7% 21 4.4% -10 -10
改革クラブ 36,650.000 0.05% 0 0.0% 58,141 0.08% 0 0.0% 0 0.0% -1 -1
自公系小計 28,121,616.074 39.84% 64 21.3% 26,922,365 38.26% 76 42.2% 140 29.2% -195 -192
日本共産党 2,978,354.131 4.22% 0 0.0% 4,943,886 7.03% 9 5.0% 9 1.9% ±0 ±0
みんなの党 615,244.000 0.87% 2 0.7% 3,005,199 4.27% 3 1.7% 5 1.0% +5 +1
諸派 1,077,543.003 1.53% 0 0.0% 466,786 0.66% 0 0.0% 0 0.0% ±0 ±0
無所属 1,986,055.873 2.81% 6 2.0% - - - - 6 1.3% -3 ±0
その他小計 6,657,197.007 9.43% 8 2.7% 8,415,871 11.96% 12 6.7% 20 4.2% +2 +1
合計 70,581,679.935 100.00% 300 100.0% 70,370,255 100.00% 180 100.0% 480 100.0% (欠2) (欠2)
諸派(比例代表)
幸福実現党:459,387(0.65%)
新党本質:7,399(0.01%)
得票数に関する出典
総務省|平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調


2012

小選挙区 比例代表 合計議席 公示前 増減
得票数 得票率 議席 得票数 得票率 議席
与党 民主党 13,598,773 22.8% 27 9,628,653 15.9% 30 57 231 ▼174
国民新党 117,185 0.1% 1 70,847 0.1% 0 1 2 ▼1
与党合計 13,715,958 22.9% 28 9,699,500 16.0% 30 58 233 ▼175
野党 自由民主党 25,643,309 43.0% 237 16,624,457 27.6% 57 294 118 △176
日本維新の会 6,942,353 11.6% 14 12,262,228 20.3% 40 54 11 △43
公明党 885,881 1.4% 9 7,116,474 11.8% 22 31 21 △10
みんなの党 2,807,244 4.7% 4 5,245,586 8.7% 14 18 8 △10
日本未来の党 2,992,365 5.0% 2 3,423,915 5.6% 7 9 61 ▼52
日本共産党 4,700,289 7.8% 0 3,689,159 6.1% 8 8 9 ▼1
社会民主党 451,762 0.7% 1 1,420,790 2.3% 1 2 5 ▼3
新党大地 315,604 0.5% 0 346,848 0.5% 1 1 3 ▼2
新党日本 62,697 0.1% 0 0 1 ▼1
新党改革 134,781 0.3% 0 0 0 ±0
野党合計 44,801,504 74.8% 267 50,264,238 83.2% 150 417 239 △178
無所属・諸派 無所属 1,006,468 1.6% 5 5 7 ▼2
幸福実現党 102,634 0.1% 0 216,150 0.3% 0 0 0 ±0
合計 59,626,566 100.0% 300 60,179,888 100.0% 180 480
出典:“衆院党派別得票数・率(選挙区)”. 時事ドットコム. (2012年12月17日) 2012年12月17日閲覧。。“衆院党派別得票数・率(比例代表)”. 時事ドットコム. (2012年12月17日) 2012年12月17日閲覧。。
公示前の議席数は公示後の増減を含んでいないため、記事配信元により多少の前後がある。