velvetmorning blog

成蹊大学の並木道は、うっすらと黄葉が始まっています。
秋も本格的になってきましたね。

というわけで、服を着るのが楽しみな時期になってきましたので、たまには、ファッションの話などを


誰にでも出来る！！お洒落になる方法　一番簡単なコーディネイト術　です。


まず、男のお洒落から。

この時期、ズバリ、一番簡単でお洒落なのは、
カットソーの上にクルーネック（丸首）のニットを着て、パンツを合わせる方法です。


なぜ、これが一番簡単なのかと言いますと、中のカットソーがほとんど見えないから。
気を使わなくて済むのです。


Vネックのニットやカーディガンだと、カットソーの空き具合とか、色とか素材を上手くコーディネートしなければなりませんし、中にシャツを着てしまうと、奇麗なカタチのニットを着ることが出来なくなったり、カタチが奇麗に出なかったりします。


なので、中にシャツを着ないで、カットソー（半袖のTシャツや長袖のTシャツを気温に合わせて）の上にクルーネック（丸首）ニットを着るのが一番簡単でお洒落に見えますよ。


もちろん、非常にシンプルなコーディネイトなので、色や素材やカタチが大変重要になってきますけれども。。

その辺の詳しい話は、そのうち写真と共にお送りしたいと思います。

で、もう一工夫は、ストールを合わせましょう。

ストールの色や素材、巻き方で、様々な雰囲気に変身出来ます。

温度調整も簡単です。

ジャケットやコートの襟が汚れるのも防いでくれます。


全体の色は、基本的に３色以内に抑えるのがポイントです（濃いベージュや薄いベージュなどの色のグラデーションは１色とカウントします）

が、一番簡単な色合わせは、自然の色、景色の色を参考にするということです。

都会っぽくしたいのなら、コンクリートやアスファルトなどの色をベースに考えれば良いですし、自然が良いねとなれば、土の色、木の色をベースに、花や空の色、水の色などを取り入れる。

これが、一番な自然で上手くいく考え方です。


これにジャケットやブルゾンやコートを合わせれば、男のお洒落の基本は抑えることが出来ます。



究極に言えば、服のコーディネイトっていうのは、音楽のアンサンブルみたいなもので、どの波長にどの波長を乗っけていくか？という事なので、素材とか色とか糸の細さを上手く合わせることが、良いコーディネイトを作る秘訣になってくるわけです。


その為には、巻物は、種類を多く持っていた方が良いと思います。

お洒落したいのなら５本は持っていたいところですね。
種類が多ければ多いほど楽しい。
もっとも１００本持っていたところで、使いこなせるわけないので、使いこなせる範囲を研究して、序所に増やしていきたいですね。

巻物を持っているっていう事は、コーディネイトのかけ算が出来るっていう事なんです。


たとえば、３枚のニットを単体で着ると３通りのコーディネイトしか出来ないわけですが、そこに５枚のストールを合わせることが出来れば、3x5=15通りのコーディネイトが可能になるわけです。

そうです。全然組み合わせが増えるのです。

ですから、これからお洒落してみたい、変身してみたいという方は、是非ストールを集めてみてください。

きっと、もっと合わせることが楽しくなります。



というわけで、当店には様々な巻物がある。

コットン、カシミヤ、アルパカ、ウール、シルク
それぞれの混紡のもの

生地からもオーダー可能です。


ウールと一言で言うけれども、羊の種類は様々であるし、羊の毛をどのように加工するか？で、印象が全く変わってしまう。
糸にした段階で、既に千差万別だ。

そして、どのような細さで、どれくらい緻密に織るのか甘く織るのか？で表情は全く変わってしまう。

縦糸と横糸を何色にするのか？
縦糸と横糸を素材違いにしたり太さ違いにしたり。。

一つ一つ表情（波長）が全然違ってきます。


その波長をコートやジャケットの波長に合わせていく。
これは、チェロにヴァイオリンの音色を重ねていく作業によく似ています。

上手く出来ると素晴らしい音色になります。

ニットを合わせるのは、ヴィオラでしょうか。

そしてパンツやスカート、靴を合わせるのは、ピアノでしょうか。

上手く出来れば、素晴らしいカルテットになる事でしょう。


簡単だけど、奥深い、それが服のコーディネイトです。



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