フランスとEUのパレスチナ国家承認とシャルリー・エブド襲撃事件2015/01/12 19:42

フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」銃撃の本当の犯人とは?? ―
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2015/01/08/7534234

銃撃されたフランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」は、フランスの反原発メディアだった
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2015/01/09/7534977

「シャルリー・エブド」銃撃と『グラディオ作戦』
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2015/01/10/7535573
のつづきです。


まず、櫻井ジャーナルさんの記事がよくまとまっていますので、引用します。


仏週刊紙の襲撃は時間を経るに従って疑問点が増え、有力メディアのプロパガンダに注意する必要

 負傷して歩道に横たわっていた警察官の頭部を襲撃犯のひとりが撃ち、殺害したことになっている。使用した武器は自動小銃のAK-47のようで、以前にも書いたように、撃たれた頭部は粉々になり、血や骨や脳が周辺に飛び散るはずだが、実際は何の変化もないため、演技説もある。

それだけでなく、フランスの週刊紙、シャルリー・エブドの編集部が襲撃された事件では少なからぬ謎、疑問点を指摘する声も聞こえてくる。例えば、容疑者の特定は素早すぎないか、プロフェッショナル的な技術をイエメンやシリアでの訓練や実戦で身につけられるのか、襲撃に使った装備をどこで調達したのか、スキー帽で顔を隠している人間が身分証明書を自動車に置き忘れているのは「9/11」のときと同じように不自然ではないのか、襲撃しながら自分たちがイエメンのアル・カイダだと叫んでいるのもおかしくないか、襲撃の後、どのように非常線を突破したのか、事件の捜査を担当した警察署長のエルリク・フレドゥが執務室で拳銃自殺したのはなぜなのか、容疑者のひとりで射殺されたアメディ・クリバリが2009年にエリゼ宮でニコラ・サルコジと面談できたのはなぜか・・・。

 この事件が引き起こされる直前、アメリカの「恫喝外交」は破綻していた。ロシアや中国に脅しが通じないだけでなく、ドイツやフランスを含む少なからぬ国がアメリカの好戦的な政策に異を唱え始めていたのだ。アメリカに従うことによってEUが経済的にも軍事的にも危機的な状況に陥り、ワシントンに対する反発の声が高まっている。12月の上旬からアメリカ政府が「偽旗作戦」を計画しているという噂も流れていた。いずれにしろ、有力メディアのプロパガンダに踊らされることは危険だ。

以上引用
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201501120000/


偽旗作戦の典型である『撃たれても血が出ない被害者』やら、『捜査担当者が自殺』やら、毎度おなじみの件がてんこもりです。


なかでも、『容疑者のひとりで射殺されたアメディ・クリバリが2009年にエリゼ宮で(大量破壊兵器があると嘘ついて攻撃したイラク戦争の共犯者)ニコラ・サルコジと面談できた』ってスゴイですね。

では、以下のアカハタの記事を見ていただきましょうか。


以下引用

【パリ=島崎桂】フランスの国民議会(下院)は2日、パレスチナを国家承認するよう政府に求める非拘束決議案を賛成多数で可決しました。欧州各国による同様の決議は、10月以来4カ国目。国際法に反してパレスチナへのユダヤ人入植地建設を進めるイスラエルは、即座に反発する姿勢を示しました。

 与党・社会党が提案した決議案は「(イスラエル・パレスチナの)2国家共存による解決策は、パレスチナ国家の承認を前提としている」と指摘。イスラエルによる「パレスチナ領土の植民地化」を非難しました。併せて、エルサレムを両国の首都とするよう要求。国境については、イスラエルがヨルダン川西岸とガザを占領した第3次中東戦争(1967年)以前の境界に基づくよう求めました。

 採決では社会党の他、左翼戦線(仏共産党と左翼党の統一会派)や環境政党が決議案を支持。賛成339、反対151で可決しました。サルコジ前大統領率いる最大野党・国民運動連合の所属議員の多くは反対しました。

 パレスチナ自治政府は今回の決議を歓迎し、仏政府による決議内容の実現を求めました。一方、在仏イスラエル大使館は声明で、パレスチナとの「(和平)合意に達する可能性を遠ざけるものだ」と非難しました。

 欧州では10月以来、スウェーデンがパレスチナを公式に国家承認したほか、英国、アイルランド、スペインの議会も相次いで同様の決議案を可決。欧州メディアによると、欧州連合(EU)の欧州議会でも、決議に向けた準備が進んでいます。

以上引用
jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-12-04/2014120406_02_1.html



なるほど〜

ロシア制裁を解除しようとしたオランドは、パレスチナ国家樹立に賛成し、テロ容疑者とエリゼ宮で面会していたサルコジは反対してたのか。


これが、きっかけになっていそうですね。



こんな記事が昨年の12月に出ました。
以下引用
newsphere.jp/world-report/20141210-1/


 欧州諸国で、パレスチナを国家として承認する動きが相次いでいる。10月22日には、スウェーデン政府が「パレスチナ国家」を承認した。スペインのエル•パイス紙によると、パレスチナ国家を承認する国は、スウェーデンが135国目だ。

 さらに英国下院、アイルランド上院、スペイン下院(賛成319、反対2、棄権1)、フランス下院(賛成339、反対151)で、パレスチナを国家として承認する動議がそれぞれ可決された。ポルトガルのオブセルバドール紙によると、同国も近く議会に同じく動議をかける予定だという。

 和平交渉の頓挫を受け、イスラエルへ圧力をかける意図があるようだ。今後この動きがEU全体に広まるかが注目される。

◆パレスチナ国家承認で和平交渉進展を
 ファビウス仏外相は、この先2年間、イスラエル・パレスチナ間で和平交渉に解決をみない場合は、フランス政府はパレスチナを国家として承認することを辞さない、と示唆したという。

 一方、日本や米国はパレスチナをまだ国家として承認していない。特に米国は和平交渉の仲介役であり、イスラエルが強く反発する「パレスチナ国家」は承認できない。日本も同様の姿勢だが、駐日パレスチナ「大使」という呼称を用いるなど、国家級の扱いだ。

 EU28ヶ国中、パレスチナ国家を承認している国は、マルタ、ハンガリー、ポーランド、ブルガリア、ルーマニア、キプロスだ(承認はEU加盟前)。EUとしてパレスチナ国家承認を進めようという動きもある。新たにEU外交安全保障上級代表となったフェデリカ・モゲリニ氏は、5年の任期中に実現したい、と述べた(スペインのエル•パイス紙)。

 EU委員会はバローゾ前委員長の時から、パレスチナを国家として承認する姿勢を維持していた。ユンケル新委員長もこの案に賛成している。

以上引用


この交渉を進めているフェデリカ・モゲリーニ氏(イタリア外相)

EUの新外務・安全保障政策上級代表、フェデリカ・モゲリーニ氏(イタリア外相)は、ヨーロッパがロシアの攻撃からウクライナを護るために戦争に突入する可能性は「断じてない」と発言しています。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/b71614d5702616166f30055a9acb35b4


イタリア外相がこの交渉を進めていたのか。


で、こんなニュースが

以下引用

特務機関の情報によれば、欧州諸国で連続テロが続く可能性がある。11日、Bild紙が報じた。

2012年から2014年まで米国防総省諜報局長を務めたマイケル・フリン氏がインタビューで語った。氏によれば、これまでの連続テロは氷山の一角に過ぎないという。
米国国家安全保障局は数ヶ月前、イスラム国指導者の秘密通信へのアクセスに成功。4つのテロ組織が難民に紛れて欧州に潜入している、との情報を掴んだ。
パリでの一連のテロは過激派へののろしである。欧州各地でテロが続発するおそれがある。
標的のひとつにローマの名が挙げられる。イスラム国がかつてネット上で公開したビデオに、劇映画「300 〈スリーハンドレッド〉」(ペルシア戦争を描く)よりとったローマの歴史的建造物が映されていた。映像にはアラビア語で次の添え書きがなされた。「お前たちがこの戦争を始めたのだ。悪いのはお前たちで、高い対価を支払うのもお前たちだ。お前たちはもう寝室で安眠することも出来ない」。
特務機関もテロの具体的な計画については掴めていないという。
Lenta.ru

以上引用
japanese.ruvr.ru/news/2015_01_11/282009937/



次は、イタリアが狙われてるって、そのまんまじゃないか。


そして、テロリストが狙っている国は、フランスにドイツにイタリアって、欧州独立を目指して頑張ってる国ばっかりです。
つまり、米国FRBの脅威。


さらに引用します。


◆ ユダヤ人国家の法制化
 一方、こうした状況に対し、イスラエルのネタニヤフ首相は11月23日、同国を「ユダヤ人の祖国(ナショナルホームランド)」と定義し直す基本法案を閣議決定した(賛成14、反対6)。イスラエル人口820万人のうち190万人はアラブ人であり、彼等の言語、文化、教育面などをめぐり微妙な問題に発展する可能性がある。

 首相は議会に提出する意向を示していたが、中道派勢力が反発。ラビド財務相とリブニ法相が更迭された。政権の混乱から、8日夜に議会は解散し、3月17日に総選挙実施が決まった。

 パレスチナリブレ(デジタル版)は、ネタニヤフ首相率いる右派リクードが、また最多議席を獲得する可能性があると予測している。しかし他党との連立内閣になることはほぼ確実なため、議席数と連立相手が注目される。

 同首相は、パレスチナがイスラエルをユダヤ国家として承認しない限り、パレスチナを国家として承認する意向はない、としている。

以上引用
newsphere.jp/world-report/20141210-1/


『ユダヤ教』を国教にする国を作るならともかく、ユダヤ人という民族も人種も居ないのに、どうやって『ユダヤ人国家』を作るのか謎なんですが


で、その後、基本的に親イスラエルだったフランスが、パレスチナ国家承認へ動きます。


で、欧州司法裁判所がハマスのテロリスト認定を取り消し


そして パレスチナ国家案否決:国連安保理 2015.1.1

以下引用

 2015-01-01

12月、アッバス議長が、国連安保理に要請した、イスラエルの西岸地区からの1年以内撤退を含むパレスチナ国家を推進する和平案について。

当初、この件に関する安保理での採択は、イスラエルの総選挙の結果が出る3月まで棚上げと報じられていたが、アッバス議長が正式に要請を出したため、安保理は30日、採択を行った。

結果、賛成8カ国、反対2カ国、棄権5カ国と、可決に最低必要な賛成9カ国に1カ国足りず、アメリカが拒否権を発動するまでもなく、否決となった。

<賛成>:ロシア、中国、フランス、ルクセンブルク、ヨルダン、アルゼンチン、チリ、チャド

<反対>:アメリカ、オーストラリア

<棄権>:イギリス、ルワンダ、ナイジェリア、リトアニア、韓国

反対票を投じたアメリカはじめ、イギリスも、「アッバス議長の案は一方的で、イスラエルの治安に関する項目が欠如している。この案は建設的ではない。」と語っている。

以上引用
全文はynetnews.com/articles/0,7340,L-4609565,00.html

そして

パレスチナ、国際刑事裁判所に加盟申請

以下引用

TBS 1月2日(金)16時46分
パレスチナ自治政府の代表は1日、パレスチナ自治区の中心都市ラマッラで、国連側にICC加盟申請のための書類を手渡しました。加盟が承認されれば、パレスチナ自治政府は、イスラエルの武力攻撃や占領行為について、「戦争犯罪だ」として、責任者らをオランダ・ハーグにあるICCに訴えることができるようになります。

 イスラエルはICCに加盟していないため、たとえイスラエル当局者に逮捕状が出ても、イスラエル国内では身柄拘束などは行われませんが、加盟国への海外渡航は難しくなります。

 今回の加盟申請は、パレスチナ側がイスラエルに占領地からの撤退を求めた決議案が先月30日に国連安保理で否決されたことを受け、パレスチナ側がイスラエルへの圧力を強める「次の一手」ですが、イスラエル側は強く反発。ネタニヤフ首相は、ICCに加盟申請を受理しないよう求めるとともに、「パレスチナ側こそICCを恐れるべきだ」とけん制しています。(02日04:10)
TBS
以上引用
news.biglobe.ne.jp/international/0102/tbs_150102_7538803466.html


さらに、こうなりました。

以下引用

国連:パレスチナ加盟を承認 国際刑事裁条約に
毎日新聞 2015年01月08日 01時14分

 【ニューヨーク草野和彦】国連は7日、パレスチナが申請していた国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)を規定するローマ条約への加盟が承認され、今年4月1日に加盟の効力が発生すると発表した。

 ICC加盟が実現することで、パレスチナは今後、戦争犯罪でのイスラエルの訴追を目指す方針。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は報復措置として、パレスチナに代わり徴収する税金約5億シェケル(約150億円)の送金を凍結することを既に発表している。

以上引用
mainichi.jp/select/news/20150108k0000m030158000c.html


ICC加盟が実現することで、パレスチナは今後、戦争犯罪でのイスラエルの訴追を目指す方針。


このタイミングで、シャルリー・エブドの襲撃事件が起きるわけです。


はい、真犯人は誰でしょう。

パレスチナのハマスに関係があるだの、イスラム教原理主義だの言ってますが
もうお分かりですね。

シオニスト・ネオコンです