サッカー日本代表ハリルジャパン 東アジアカップ2015韓国戦 分析 ― 2015/08/08 18:03
サッカー日本代表ハリルジャパン 東アジアカップ2015韓国戦ですが、1-1の引き分け
これでタイトルを逃したわけですが、試合内容に関しては、北朝鮮戦より明らかに良くなっていると思います。
特に守備や時間のマネジメント、試合のコントロールに関しては。
正直、日韓のスタメン見た時は、負けたかなと思いましたが、身長196センチのフォワードもなんとか抑えましたし、ポジティブな見方をしています。
連携云々に関しては、上手く出来ていないのはむしろ当たり前であり、逆によくこれだけの短期間でこれだけ合わせてきたなというのが、筆者の感心したところです。
先発メンバー見ると分かりますが
コウロキ
倉田 永井
山口 柴崎
藤田
太田 森重 槙野 遠藤
西川
これ、ほとんど全く一緒にプレーした事ない選手の集合体です。
年代・世代 チーム、ことごとくバラバラ。
前回の東アジアカップは日本が優勝したわけですが、あれはロンドン五輪のメンバーが中心になっていたわけです。
半分以上が五輪メンバーだったのでチームのベースがしっかり出来ていた。だから連携が取れて優勝出来たということです。
今回のメンバーには、森重+槙野は北京五輪メンバーだから一緒にやってましたけど、後は全くそのベースが無いわけで、その状態で韓国とやって引き分けたのはスゴイと思いますよ。
Jリーグオールスターが、韓国代表と試合して引き分けるようなものですから。
もっとも、向こうも先発8人変えたテストですけどということですが。
ただ、韓国は、北朝鮮のように、徹底した日本の弱点を突いてくる闘い方はせず、韓国なりのやり方でやってくれたので助かった部分はあったと思います。
問題点は、カウンターの精度ですね。
この試合も、高い位置でボールを奪った時のショートカウンターに関しては良かったですが、低い位置からのカウンターの精度が著しく低い。
これでは勝てません。
縦に速いサッカーをやるのは良いですが、、前線に基点となれるような選手がほとんど居ないにも関わらず、キーパーからぽんぽん前線に入れるのはどうなんだ?と思います。
結果的に競り合いにほとんど勝てず、相手ボールにしてしまっている現実がある。
韓国サッカーは国策として、背が高い選手やフィジカル能力の高い選手を選抜して徹底的に鍛えています。
単純な競り合いで日本が勝てるとは思えません。
コウロキは、ムービング型のフォワードでポストも出来る選手ですが、背が高いわけではなく、前線にポストが出来る選手(本田みたいな選手)が居れば、より生きると思いますが、今回の日本代表だと、本田の役割が永井になってしまっている。
永井が身体を張ってボールをキープする場面が非常に多い。
これは、攻撃的な選手の中でヘディング(競り合い)に一番強いのが永井選手だからなのです。
そのため、永井がキープし、そのままボールを運ぶ場面が目立ちます。
永井に技術が足りないと書いているブログが目立ちましたが、筆者は、そうではなく、永井は本来ポストプレーヤー向きではないのにポストプレーをせざるを得ないので技術力不足に見えるという風に思います。
永井はロッベンでは無いのです。
ロッベンになれるとしたら、ドイツに行った武藤や宇佐美の方です。
永井の俊足を活かすためには、永井がスペースに走り込むことが重要なのです。
永井を使うんだったら、永井を活かす選手起用をすべきです。
筆者は、日本サッカーの武器は、スピードだと書きました。
今でもその考えは変わりません。
ハリルホジッチも、日本のスピードを活かそうと考えている。
しかし、日本人のスピードを活かすなら、本田とか前田のようなタイプが、やはり前線に必要なのです。
競り合いに強い選手が居るが故に、相手のバックが引きつけられ、スペースが空くからスピードと機動力がある選手が生きるわけです。
ハリルホジッチは、前プレスからのショートカウンター対応のメンバーばかりをそろえ過ぎたのが、今大会の失敗です。
それがクオリティーの差になっていると思います。
以下ハリルホジッチの会見から引用
「この試合の準備をする上で、われわれがどのようなクオリティーを持っているか、まずは認識する必要があった。われわれはいろいろなことを想像できるが、チームとしてどんな選手を抱えているか、どういうクオリティーなのかというところから考えた。
確かに(守備)ブロックは下がっていた。なぜなら、ハイプレスをかけることが不可能だったからだ。試合後に何人かの(疲労困憊している)選手を見たと思うが、疲労で高い位置からのプレスがかけられなかった。つまりわれわれは、ある程度リアリスト(現実主義者)になる必要があった。さもなければハイレベルな戦いの中で結果は出せなかった。(この試合で)韓国は大きなチャンスを作っただろうか? 何回かあったが、それはロングボールの時くらいだろう。
ただし、われわれがボール奪ってから前に行くときにミスがかなり起こったことについては、がっかりしている。少し恥ずかしい面もあったが、それだけ疲労もあった。
以上引用
ハリルホジッチは、日本のスピードを活かすために、前プレスをかけた闘い方をしようとしたのだが、アジアの暑さのために無理だった。
要するに、アジアの闘いに慣れてなかったというか、準備が足りてなかったということです。
準備に失敗したのだが、その対処はしてきたということです。
なので、ハリルホジッチは、決して無能な監督では無いと思います。
むしろ、冷静に状況に対処していると思います。
ただ、やはりアジアの闘いという面では経験不足なのです。
それは仕方ありません。
それは、協会なりアシスタントコーチなり選手からのバックアップが不可欠になってくるのです。
というわけで、これが本番ではなくテストで良かった。
それから、スピードの活かし方ですが、この記事も参考にしてください。
以下引用
日本代表には、「走る技術」がない?
岡崎慎司の専属コーチが語る本質。
number.bunshun.jp/articles/-/823719
弱点を克服する鍵は「走り方」にある。
「走る動作というのは、『ゆっくりした状態から速度を上げる』ことにはすごくエネルギーがいります。一方、『速度を上げてから抜く』ことの方が圧倒的に楽です。だから最初の2、3歩でガッとスピードを上げて、あとは力を抜くのがいい。脱力したまま、慣性の法則で進むということ。そうすればスピードを保ったまま、止まった状態と同じスキルを出せる。
以上引用
number.bunshun.jp/articles/-/823719?page=3
これ、当ブログが昔から言っていることなのですが、すごく重要なことです。
あと、浅野選手ですが、もっと自信を持ってシュートして良いと思います。
その方が怖いフォワードになります。
まだ迷っています。
藤田のアンカーにはオドロキました。(メンバーに選ばれていることすら知りませんでしたから=柏木の代役)が、なかなか良かったのではないかと思います。
遠藤航に関しては、初めて経験するサイドバックでもやれていましたし、引き続き代表に呼ばれ続けるのではないかと思います。
センターバックもアンカーも出来ますし。。
後は、遠藤航のアンカーも見てみたいなと思います。
その際、槙野をサイドに出して、センターバックに水本を入れると良いんじゃないかと思います。
筆者推奨の中国戦スタメン
遠藤航がアンカーで、山口+柴崎がインサイドハーフの4-3-3
川又
宇佐美 藤春
米本 柴崎
遠藤
太田 水本 丹羽 槙野
東口
速くて上手い藤春を右ウイングに抜擢
守備力不安な宇佐美のカバーに米本
米本+遠藤航のダブルボランチの4-2-3-1
宇佐美
柴崎 川又 藤春
米本 遠藤
太田 水本 丹羽 槙野
東口
この布陣では、宇佐美をワントップ
川又をトップ下
柴崎を左サイドにしたのは、太田を上げやすくするため。
太田が上がったカバーは、米本と水本というスピードとスタミナのある二人がカバー
槙野が3バック気味に絞る
後半、太田に変えて米倉かな
で、藤春を左サイドにして槙野トップ下とか
こんな布陣はいかがでしょうか??
text by
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これでタイトルを逃したわけですが、試合内容に関しては、北朝鮮戦より明らかに良くなっていると思います。
特に守備や時間のマネジメント、試合のコントロールに関しては。
正直、日韓のスタメン見た時は、負けたかなと思いましたが、身長196センチのフォワードもなんとか抑えましたし、ポジティブな見方をしています。
連携云々に関しては、上手く出来ていないのはむしろ当たり前であり、逆によくこれだけの短期間でこれだけ合わせてきたなというのが、筆者の感心したところです。
先発メンバー見ると分かりますが
コウロキ
倉田 永井
山口 柴崎
藤田
太田 森重 槙野 遠藤
西川
これ、ほとんど全く一緒にプレーした事ない選手の集合体です。
年代・世代 チーム、ことごとくバラバラ。
前回の東アジアカップは日本が優勝したわけですが、あれはロンドン五輪のメンバーが中心になっていたわけです。
半分以上が五輪メンバーだったのでチームのベースがしっかり出来ていた。だから連携が取れて優勝出来たということです。
今回のメンバーには、森重+槙野は北京五輪メンバーだから一緒にやってましたけど、後は全くそのベースが無いわけで、その状態で韓国とやって引き分けたのはスゴイと思いますよ。
Jリーグオールスターが、韓国代表と試合して引き分けるようなものですから。
もっとも、向こうも先発8人変えたテストですけどということですが。
ただ、韓国は、北朝鮮のように、徹底した日本の弱点を突いてくる闘い方はせず、韓国なりのやり方でやってくれたので助かった部分はあったと思います。
問題点は、カウンターの精度ですね。
この試合も、高い位置でボールを奪った時のショートカウンターに関しては良かったですが、低い位置からのカウンターの精度が著しく低い。
これでは勝てません。
縦に速いサッカーをやるのは良いですが、、前線に基点となれるような選手がほとんど居ないにも関わらず、キーパーからぽんぽん前線に入れるのはどうなんだ?と思います。
結果的に競り合いにほとんど勝てず、相手ボールにしてしまっている現実がある。
韓国サッカーは国策として、背が高い選手やフィジカル能力の高い選手を選抜して徹底的に鍛えています。
単純な競り合いで日本が勝てるとは思えません。
コウロキは、ムービング型のフォワードでポストも出来る選手ですが、背が高いわけではなく、前線にポストが出来る選手(本田みたいな選手)が居れば、より生きると思いますが、今回の日本代表だと、本田の役割が永井になってしまっている。
永井が身体を張ってボールをキープする場面が非常に多い。
これは、攻撃的な選手の中でヘディング(競り合い)に一番強いのが永井選手だからなのです。
そのため、永井がキープし、そのままボールを運ぶ場面が目立ちます。
永井に技術が足りないと書いているブログが目立ちましたが、筆者は、そうではなく、永井は本来ポストプレーヤー向きではないのにポストプレーをせざるを得ないので技術力不足に見えるという風に思います。
永井はロッベンでは無いのです。
ロッベンになれるとしたら、ドイツに行った武藤や宇佐美の方です。
永井の俊足を活かすためには、永井がスペースに走り込むことが重要なのです。
永井を使うんだったら、永井を活かす選手起用をすべきです。
筆者は、日本サッカーの武器は、スピードだと書きました。
今でもその考えは変わりません。
ハリルホジッチも、日本のスピードを活かそうと考えている。
しかし、日本人のスピードを活かすなら、本田とか前田のようなタイプが、やはり前線に必要なのです。
競り合いに強い選手が居るが故に、相手のバックが引きつけられ、スペースが空くからスピードと機動力がある選手が生きるわけです。
ハリルホジッチは、前プレスからのショートカウンター対応のメンバーばかりをそろえ過ぎたのが、今大会の失敗です。
それがクオリティーの差になっていると思います。
以下ハリルホジッチの会見から引用
「この試合の準備をする上で、われわれがどのようなクオリティーを持っているか、まずは認識する必要があった。われわれはいろいろなことを想像できるが、チームとしてどんな選手を抱えているか、どういうクオリティーなのかというところから考えた。
確かに(守備)ブロックは下がっていた。なぜなら、ハイプレスをかけることが不可能だったからだ。試合後に何人かの(疲労困憊している)選手を見たと思うが、疲労で高い位置からのプレスがかけられなかった。つまりわれわれは、ある程度リアリスト(現実主義者)になる必要があった。さもなければハイレベルな戦いの中で結果は出せなかった。(この試合で)韓国は大きなチャンスを作っただろうか? 何回かあったが、それはロングボールの時くらいだろう。
ただし、われわれがボール奪ってから前に行くときにミスがかなり起こったことについては、がっかりしている。少し恥ずかしい面もあったが、それだけ疲労もあった。
以上引用
ハリルホジッチは、日本のスピードを活かすために、前プレスをかけた闘い方をしようとしたのだが、アジアの暑さのために無理だった。
要するに、アジアの闘いに慣れてなかったというか、準備が足りてなかったということです。
準備に失敗したのだが、その対処はしてきたということです。
なので、ハリルホジッチは、決して無能な監督では無いと思います。
むしろ、冷静に状況に対処していると思います。
ただ、やはりアジアの闘いという面では経験不足なのです。
それは仕方ありません。
それは、協会なりアシスタントコーチなり選手からのバックアップが不可欠になってくるのです。
というわけで、これが本番ではなくテストで良かった。
それから、スピードの活かし方ですが、この記事も参考にしてください。
以下引用
日本代表には、「走る技術」がない?
岡崎慎司の専属コーチが語る本質。
number.bunshun.jp/articles/-/823719
弱点を克服する鍵は「走り方」にある。
「走る動作というのは、『ゆっくりした状態から速度を上げる』ことにはすごくエネルギーがいります。一方、『速度を上げてから抜く』ことの方が圧倒的に楽です。だから最初の2、3歩でガッとスピードを上げて、あとは力を抜くのがいい。脱力したまま、慣性の法則で進むということ。そうすればスピードを保ったまま、止まった状態と同じスキルを出せる。
以上引用
number.bunshun.jp/articles/-/823719?page=3
これ、当ブログが昔から言っていることなのですが、すごく重要なことです。
あと、浅野選手ですが、もっと自信を持ってシュートして良いと思います。
その方が怖いフォワードになります。
まだ迷っています。
藤田のアンカーにはオドロキました。(メンバーに選ばれていることすら知りませんでしたから=柏木の代役)が、なかなか良かったのではないかと思います。
遠藤航に関しては、初めて経験するサイドバックでもやれていましたし、引き続き代表に呼ばれ続けるのではないかと思います。
センターバックもアンカーも出来ますし。。
後は、遠藤航のアンカーも見てみたいなと思います。
その際、槙野をサイドに出して、センターバックに水本を入れると良いんじゃないかと思います。
筆者推奨の中国戦スタメン
遠藤航がアンカーで、山口+柴崎がインサイドハーフの4-3-3
川又
宇佐美 藤春
米本 柴崎
遠藤
太田 水本 丹羽 槙野
東口
速くて上手い藤春を右ウイングに抜擢
守備力不安な宇佐美のカバーに米本
米本+遠藤航のダブルボランチの4-2-3-1
宇佐美
柴崎 川又 藤春
米本 遠藤
太田 水本 丹羽 槙野
東口
この布陣では、宇佐美をワントップ
川又をトップ下
柴崎を左サイドにしたのは、太田を上げやすくするため。
太田が上がったカバーは、米本と水本というスピードとスタミナのある二人がカバー
槙野が3バック気味に絞る
後半、太田に変えて米倉かな
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contemporary creation+
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