uemulo munenoli ファーストシャツコレクション03.26sat START ― 2011/03/24 20:16

東日本大震災という未曾有の大惨事により、生きるか死ぬか?という部分も含め、緊急事態体勢でお送りしてきた当ブログですが、そろそろ本業の服の方もスタートさせなければなりません。
昨年からお伝えしておりますように、当ブログでは、『ファッション再生計画』と題しまして、服を着るという事を問い直す作業を行っています。
その上で、日本のデザイナー、世界のデザイナー達が、どのように服を生産し、皆様に届けていくのか?考え直していきたいと思います。
そして、世界で活躍する日本のデザイナーを、皆様にもっともっと知ってもらうべく、努力していきたいと思います。
今回取り上げるデザイナーは、uemuro munenoriさん。
10corso como(MILAN)を経て、CoSTUME NATIONAL(ENNIO CAPASA),JIL SANDER(RAF SIMONS)といった欧州を代表するメゾンのデザイナー・パタンナーを経て昨年帰国し、自身のブランドを立ち上げられた方です。
RAF SIMONSによるJIL SANDERでは、シャツ部門を担当していたそうです。
ということで、今回は、ホワイトシャツ5型に絞った構成でのデビューコレクションとなります。
contemporary creation+では、3月26(土)よりデビューコレクション5型全てを展示・販売したします。
現代美術のコレクターとしても名高いラフシモンズの元で、現代美術的なコンセプチュアルアートの手法でコレクションを作ってきたということもあり、ホワイトシャツという、究極の普遍性・禅に連なるミニマリズムの中に立ち現れる、そこはかとない面白さ、儚さ、そして秘められたセクシーさが現れた優れたコレクションです。
ぜひご覧ください。
uemulo munenoliさんは、ご実家が福島市内ということで、ご家族の方々が現在も福島市内で生活しておられるそうです。
放射能、地震等余談を許さない状況ということなのですが、未曾有の大震災、そして原発の放射能災害といった状況の中で、私達服屋が出来ることは、彼らが作る素晴らしく心に響く服を皆様に紹介すること。
日本の優れたデザインが世界に通用し、また、人の心を動かすことを示すこと。
これが一番大事なのではないかと思っています。
よろしくお願いいたします。
contemporary creation+ http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
contemporary creation+ 武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
tel 0422-20-8101 open=12:30〜21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。