なぜ3−4−3は機能しなかったのか?ザックジャパン 対ペルー戦2011/06/02 19:01



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311地震以来、ザックジャパン初の公式戦。

アルベルト・ザッケローニ監督は、3−4−3を試してきた。
スタメンは驚きの安田と西が初スタメン。

なるほど、安田は3−4−3の要員でしたか。なるほど



6月1日(水)19:20 / 会場:新潟・東北電力ビックスワンスタジアム
日本0−0ペルー

GK:1川島永嗣
DF:2伊野波雅彦→8 森脇良太(後半30分)
 4栗原勇蔵
 15今野泰幸
 21安田理大→24 興梠慎三(後半26分)
MF:7遠藤保仁
 17長谷部誠(cap)→13 細貝萌(後半46分)
 20西大伍→18 本田圭佑(後半0分)
FW:9岡崎慎司
 11前田遼一→19 李忠成(後半22分)
 16関口訓充→5 長友佑都(後半22分)


3−4−3
     前田
岡崎       関口
安田 遠藤 長谷部 西
 伊野波 栗原 今野
     川島


で、率直に言って、このシステムは上手くいきませんでした。
前回の311大震災のチャリティーマッチの3−4−3の出来の方が明らかに良かったですね。


なぜか?
それはやはり慣れてないからでしょう。



特に代表初スタメンの西と安田は、チームでは4バックのサイドバックをやっている選手なので、自然に下がってサイドのスペースを埋めてしまうわけです。


特に安田は、それほど守備が強いわけではなく、元々攻撃的な選手なので、穴を空けないようにスペースを埋める傾向にありました。

本来、3−4−3をやる時は、サイドハーフの選手は、スペースを埋めるのではなく、押上げなくちゃだめなのですね。
ガンバでやってたみたいに行ききらなくてはならないのです。

で、ウイングの選手と共にサイドを制圧しなくちゃダメなのです。

ガンバの守備が弱かったのは、前線と最終ラインが連動して押上げきれなかったことと、最終ラインのスピード不足、前線のチェイス不足などが原因にあったと思います。


で、相手ボールになったら、前線からチェイスをかけて、相手が前を向かない時は3バックが押し上げるのです。

これでパスの出しどころを消すわけです。

その辺りは、トルシエジャパンの研究の時にやりましたよね。

ザッケローニのやりかたも、システムこそ違っていても、トルシエと同じで、元浦和のエンゲルスのやり方と一緒ですね。

なんといっても、その二人はザッケローニのミランのやり方から学んだ節があるから当然なのですが。。


エンゲルスが言ってたのですが、このシステムは、3−4−3の前の3が重要だ。
この3が攻撃的な位置に常に居ないと機能しない。

そして運動量がものすごく求められると。


そうなんです、3−4−3の前の3が前線に残っていると、相手4バックのサイドバックは上がり辛いわけです。

そうすると、サイドを制圧する事が出来るのです。


で、サイドを制圧しながら、前線のチェイスとバックラインの押上げでゲームをコントロールするわけですね。

3バックだと相手のカウンターが効き辛いですから、思い切ってサイドは上がることが出来るのです。


ただ、サイドのスペースに放り込まれるとピンチになりますから、それをどうするかなんですが、基本的にセンターには3人のバックが居てスペースを埋めてますから、サイド攻撃をされても、直ぐに失点ということは少なく、時間を稼ぐことは可能なのです。



というわけで、今回上手くいかなかったのは、両サイドハーフの2人が下がり過ぎたことと、上がらなさ過ぎたことにあります。


もう一つの理由は、サイドの選手は、運動量も突破力もスピードもあるのは良いのですが、キープ力に欠けている感じはしました。

ミランが優勝した時は、イブラヒム・バのような強烈なスピードのアタッカーと、レオナルドやボバンのような、テクニックとインテリジェンス、守簿と攻撃能力を兼ね備えた選手の組み合わせでした。

両サイドウイングの岡崎と関口は3−4−3のシステム自体には合ってる選手ですが、タイプが似過ぎているように思います。

どちらか一枚にして、本田や宇佐美のようなタイプを一枚置くと良いのかもしれません。

3人のバックは問題なかったと思います。



それから、後半の4−2−3−1に関してはいつも通りなので省略するとして、気になったのは、興梠のウイングが機能していなかったことですね。

やはり、興梠に関してはスペインのヴィジャのようにワントップで使うべきなのかもしれません。

彼は、永井選手のように、スピードを活かすことが出来れば、もっともっとやれて良い選手だと思います。

長友と本田に関しては経験を積んで、やはりさすがと思わせるものがありましたね。

李に関しては、動き、守備ともに物足りないです。
この辺が、なかなか先発で使ってもらえない理由でしょう。


それから、前半新しいシステムで疲れたのか、足が止まったということもありました。
3−4−3は、良いオプションだと思いますが、使いどころが肝心でしょうね。

立ち上がりで一気に行くか?
もしくは、勝負をつける後半か?
いずれにしても時間にして20分間くらいの戦術になっていくのかな?という感じはします。

ただ、3バックをやることによって、4バックでサイドバックが上がった際の取り決めがすっきりしてくるなどのメリットもありそうです。


U22に関してはまた書きます。


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