サッカー日本代表の新監督に就任したハリルホジッチ氏の会見から2015/03/14 21:23

昨日、サッカー日本代表の新監督に就任したハリルホジッチ氏の会見がありました。


ハリルホジッチ氏は、ボスニア南部のヘルツェゴビナはヤブラニッツァの出身で、1952年(昭和27年)生まれの62歳

現役時代のポジションはフォワードで、
ユーゴスラビア代表として1982年W杯スペイン大会を含む15試合に出場、8得点

フランスリーグアンでは、81年から86年まで163試合に出場し92ゴール(得点王2回)


監督としては、
リールを率いて欧州チャンピオンズリーグに出場 99年にフランス最優秀監督賞
パリ・サンジェルマン、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)などの監督を歴任

コートジボワール代表監督08〜10年(ワールドカップ予選突破後解任)
アルジェリア代表監督(11〜14年)
ワールドカップベスト16進出
決勝トーナメント1回戦で優勝したドイツに延長戦までもつれこむ健闘を見せ、1−2の敗戦

という、現役時代、監督時代を含め、素晴らしい成績をおさめている監督である。


ハリルホジッチ氏は、ユーゴスラビア出身だが、イスラム教徒であり、なおかつパリに住んでおり、フランス語で会見を行っていた。

旧ユーゴスラビアは、軍産複合体の謀略により内戦が起き、解体してしまった国である。


ハリルホジッチ氏も、そんな内戦を経験している。

こんな記事がある。

以下引用 

指導者としてのスタートは90年、古巣ベレジュ・モスタルから。この時にはボスニアに広がった民族紛争に巻き込まれ、あやうく生命を落とす経験をしている。92年の春、自宅前の路上で銃撃戦が始まった。ハリルホジッチは何とかそれを阻止するべく「戦争になったら、みんなが敗者だ!」と叫んだ。名門ベレジュの監督として顔が知られていたので、双方とも撃つのを止めるだろうと考えたのだ。しかし自身に銃弾が命中し、自宅の庭で重傷を負ってしまう。

 ハリルホジッチはけがをおして、病床でテレビの取材に応じて、戦争を止めるように訴えた。この発言のせいか、民族主義者からたびたび脅迫を受けている。その後、ボスニアの戦争が激化し、サッカーどころではなくなると、知人を頼ってフランスに脱出。直後に、モスタル市内の自宅は民族主義の民兵によって焼き払われた。このてんまつは「モスタルのワハよ、生きているか」と流行歌の題材にもなった(「ワハ」とはハリルホジッチの愛称)。

以上引用
sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201503130002-spnavi


というわけで、凄まじい体験をされている方だ。


以下は、ハリルホジッチ日本代表新監督就任会見から抜粋引用


ブラジルW杯のあと、少し日本代表は成績が下がったが、彼らを復活させるのに十分なクオリティーを持っているし、彼らはそれを成し遂げる力がある。現在FIFAランキングでは55位だが、数年前はもっと良い成績だった。私はここに来る前はアルジェリア代表で仕事をしていた。私がアルジェリアに来る前はアルジェリアがFIFAランキング52位だった。そして3年私と仕事をして17位になっている。私は日本代表でも同じことができると確信している。そのために私は来た。


中略

この2週間はいろんなビデオを見た。ブラジルW杯、アジアカップについて全試合を見て分析した。いくつかのクオリティーがあると思う。結果はすべてが良かったとは思わないが、彼らはクオリティーを見せた。しかし、そうは言っても少し自信を失っているかもしれない。いくつかの点で向上させることができると思っている。簡単なものも難しいものもあるが向上可能だ。先ほどお伝えしたとおり、少し時間がほしい。そうすることで皆さんにより良い結果を見せることができると思う。


中略


フットボールには2つの面がある。ボールを持っているときと持っていないときだ。ボールを持っていないときがどうなっているのかと言うと、みんなが同時にブロックを作って守備をしている。守備ブロックに関しては高い位置、中くらいの位置、低い位置というのがあるが、全員が関わらなければならない。全員の努力が必要な状況で一人が欠けていてはならない。われわれがボールを持っている状態のときもある。これも同じで、ビルドアップについてもみんなが関わらなければならない。

 私はもともとFWだった。全選手に期待したいのは効果的な選手であること。私はどちらかと言うとオフェンスが大好きで、ビルドアップもどんどん前に行ってほしい。攻撃にたくさんの選手が関わってほしい、たんさんの人数を掛けたい。これに関しても向上させたいと思っている。スピードであったり、ボールタッチ数も制限していきたい。例えば、ワンタッチ、ツータッチも多く使っていきたい。ペナルティーエリアのところでは何人もの選手が関わっている状況にしたい。3人ないし、4人だ。そういったことにどんどんチャレンジしたいし、日本代表もこういったクオリティーを持っていると思うので、おそらく現段階のレベルよりもさらに高いものが見せられると思っている。


 中略

これからグループとしてプレーしていくが、メンバーは毎回変わるかもしれない。今のところ確定している選手はいないし、スターティングメンバーも決まっていない。まずプレーしてもらう。国内の選手、国外の選手もそうだ。国内のフットボールをしっかり見て、Jリーグでも能力の高い若い選手がたくさんいると聞いている。できるだけたくさんの選手に可能性を与えたいと思っている。日本代表というのはすべての人のためのものだ。ただそこに入る能力がある選手が入るということだ。

中略

今日は詳細には触れないがいくつかの点を伸ばしていきたいと思っている。なぜかというと良い選手、テクニックのある選手がいる。たくさんのことはできないがあることがしっかりとできる、皆ボールをたくさんほしがる。もっといいプレーができると教えてあげたいし、相手が引いてきた場合、引かなかった場合について、それからどんなスピードでプレーするべきか伝えてあげたい。早くプレーするだけがすべてではないし、ポジショニングの仕方も教えたい。スピードは大事だがリズムの変化やフェイントといった細かいものがある。いろいろあるが、そういったことを皆さんに教えていきたい。私はもともとFWの選手だったので、私の経験を踏まえて向上させていきたい。


中略

ボスニアはデリケートな時代を送った。私の妻が数日前に日本の歴史に関する本を買ってくれたのでそれを読んだ。日本も難しい時代を送ったことを知った。私自身も人生の中で困難な時期があった。ユーゴスラビアの戦争の際にはそこにいたし、戦争で私もけがをした。国を守るためにたくさん戦った。その中で私の仕事に関して自分で信頼を持ちながらやっていた。その中で私はフットボールが大好きになっていった。政治、宗教の話はしないが、フットボールのおかげで人生が素晴らしいものになった。選手としても監督としてもフットボールのおかげでいろんなタイトルを取ることができた。私が集中していることは日本の監督としてより良い状態に持っていくことだ。これに関しては、熱意に満ち溢れて向上心を持っている。日本がフットボールをしっかりとやっているところで呼んでもらい感謝している。フットボールはマジックみたいなものだ。フットボールの情熱がいろんなもに影響してくるので、私のすべてはフットボールにささげている。

以上引用


というわけで、ハリルホジッチ氏が選ばれたのは、歴史的教訓に学び、民族紛争の阻止『反戦』と、国の解体危機を乗り越えようということだろう。

(逆だったら怖いが。。)



そして戦争は、サッカーでやるということだ。

人間には『闘争本能』や狩猟本能がある。
サッカーは、それを解消することが出来る。
机の上で脳みそだけ暴走させてしまうと、おかしな民族紛争が起きる。

ユーゴスラビアは、軍産複合体や国有財産私物化勢力たちの手によって(隣同士仲良く暮らしていたはずの)各民族に資金と武器が手渡され、いつの間にか内戦が起き、国が崩壊した。


私達は、この歴史的事実から教訓を学ぶ必要がある。


ソ連が崩壊し、ソ連の国有財産がオリガルヒ達国有財産私物化勢力によって奪われ、庶民の生活が困窮したのは、チェルノブイリ原発爆発から5年後のことだった。


私達の国は、福島第一原発爆発から4年が経過している。。


もちろん、3S政策(スポーツ、スクリーン、スキャンダル)というものがあり、私達は、現実の政治の選択の場面でスポーツやそういうもので誤摩化されているという事は現実である。

そうした対策もしなければならないわけだが、世界のスーパーエリート達の中には、世界制覇のために脳内が暴走している人たちが居る。
サッカーで決着つけるくらいが丁度良い。

アラブの王族がサッカーチーム買い取って数百億投資したところで、誰も困らない。

武器買って戦争するより遥かに素晴らしい政策である。


ハリルホジッチ氏の戦術は、相手次第、展開次第の臨機応変型。

アルジェリア代表のメンバーを見る限り、センターラインは背の高い選手を置くのかなと。


感じとしては、同じ旧ユーゴ出身のストイコビッチみたいな感じなのかな。

ダニルソンみたいなでかくでパワフルなボランチを置いている感じだが、日本で探すと誰になるのかな??

酒井宏樹をボランチで使うとか。

豊田や前田のような選手をボランチにコンバートするとか

センターバックを前に上げるとか、特にここは重要なポイントかと。


結局、U20の世代も、ここの高さ不足、体力不足でやられている感が強い。

もっともっと積極的に育てていかないと。




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