サッカー日本代表ハリルジャパン東アジアカップ2015北朝鮮戦分析 ― 2015/08/05 15:49
サッカー東アジア選手権ですが、レポです。
先発メンバー
川又
宇佐美 武藤 永井
山口 谷口
藤春 槙野 森重 遠藤
西川
この試合、ドイツワールドカップ初戦のオーストラリア戦を彷彿とさせる内容で1−2で敗戦でした。
暑かったピッチ上、あの時も先制しながらオーストラリア(監督はヒディンク)の単純な放り込み作戦に足が止まり、逆転負け。
対戦相手が北朝鮮ということもあり、日本の弱点を着実に突いているといった闘いでした。
一方のハリルホジッチですが、まだまだアジアを知らないので対策が甘いかなと思いました。
前半は悪い試合では無かったと思います。
もちろん、追加点のチャンスで決めきれていればということはありましたが。
前半で筆者が変えた方が良かったと思ったのは、フォーメーションです。
筆者推奨のフォーメーション
川又
武藤 宇佐美 永井
山口 谷口
藤春 槙野 森重 遠藤
西川
武藤と宇佐美のポジションが逆だなと。
武藤は守備力ありますし、スタミナもあります。
サイドが適任でしょう。
一方、中央は川又がボールを収め切れなかったこともあり、宇佐美とのコンビなら十分機能したような気がします。
そして、問題は、後半です。
宇佐美に変えて柴崎投入で、4-2-3-1から4-3-3に変更
川又
武藤 永井
山口 柴崎
谷口
藤春 槙野 森重 遠藤
西川
狙いとしては理解出来る交代でした。
前半、宇佐美が低い位置で守備をせざるを得ず、宇佐美+藤春の攻撃力が活かせなかった。
なので、宇佐美を下げて柴崎投入し、谷口アンカーで相手の攻撃を封じる作戦。
これもありと言えばありの戦術なのですが、日本の手駒を考えれば、後半は、単純にカウンターが生きる戦術を取れば良かったと思います。
ここで宇佐美を外したことが、後の負けを作る原因になったのかな?と思いましたから。
そしてそもそも、最初からサイドではなく中央で使っていれば、ここで交代させる必要性も無かったのでは?と思います。
で、筆者だったらこうします。
3-4-1-2の宇佐美と永井の2トップ
宇佐美 永井
川又
藤春 山口 谷口 武藤
槙野 森重 遠藤
西川
永井のスピードと、宇佐美のスピードとドリブル、テクニックを活かしたカウンター。
そのために、トップ下に身体をはれる川又。
藤春と武藤は、スピードを活かして走り込む。
槙野と遠藤航も、たまにオーバーラップ。
点取れそうでしょ!?
で、ハリルホジッチのミスは、川又に変えてコウロキ投入でした。
コウロキは、スピードもあって岡崎と同じムービング型のフォワードでカウンターにも向いていそうなんですが、問題は、身体をはれるポストプレーヤーが居なくなってしまったことにあります。
当ブログが、メンバーを選んだ時から指摘していた『川又居なかったら、攻撃陣に背の高い選手が居なくなってしまう』という懸念が、そのまま出た感じです。
しかも、ボールが収まり易い宇佐美まで交代してしまっていたから、前線に全くボールを収めることが出来なくなってしまった。
結局、スピードのある選手を並べているにも関わらず、カウンターが機能しなくなっていたのです。
ということで、この試合負けたのは、采配ミスというか、選手の選び方ミスでしょう。
筆者だったら、東アジアカップには、背の高いプレーヤー、つまり、FW豊田、MF高萩、CB岩波、CB植田の4人を選出していたと思います。
ここ数年、アジアとの試合を見ていて気付いたのは、単純に背の高さやパワーの差で負けている試合が非常に多いということです。
この対策をしないとアジアでは勝てないと思います。
それは、Jリーグの試合を見ているだけでは絶対に気付かないポイントで、ハリルホジッチさんは、Jリーグの試合を見過ぎて、Jリーグ方式で通用するような感覚に陥ってしまったための失敗なんじゃないかと思いました。
text by
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