中東情勢まとめ ISISとの関連が疑われてアメリカで逮捕された68人のうち、外国人だったのは3人のみで、シリア人は一人もいなかった2015/11/24 13:44

どれくらい前でしょうか?米国やその同盟国メディアの無茶苦茶な報道ぶりによって疑問が生じ、筆者は、イランラジオとかスプートニクとか人民日報とかも毎日チェックするようになりました。


すると、世界のニュースが立体的に見えてくるようになってきました。


本日は、ここ数日のイランラジオから要点をまとめてみましょう。


以下引用

イラン・フランス大統領、全面的なテロ対策を強調

イランとフランスの大統領が、電話会談で、テロ対策の枠内での情報と治安面での協力に向けた両国の用意を明らかにしました。

イルナー通信によりますと、イランのローハーニー大統領は、17日火曜、フランスのオランド大統領と電話会談を行い、テロリストの目的は世界にイスラム恐怖症を作り出すとことだとし、「イランはテロの最大の犠牲国として、この問題への対策においてフランスと治安・情報面での協力を行う用意がある」と強調しました。
また、シリアやイラクにおけるテロ対策の強化を強調し、「イスラムは平和の宗教であり、あらゆるテロに反対しており、テロリストが自らをイスラムに関連付けようとしていることは大きな偽りだ」としました。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/59879



欧州議会が、「イエメン危機の解決法は、イエメン人同士の対話による政治的な手段である」と表明しました。

欧州議会のインターネットサイトによりますと、欧州議会は16日月曜、イエメンに関する声明を発表し、「イエメンの情勢は懸念すべきものであり、人道支援の分野の活動家は全てイエメンの現状を悲惨なものだとしている」としています。
また、「イエメン各地で紛争が続いていることから、食料や医薬品といった緊急の人道支援が人々に届きにくくなっている」としました。
さらに、「国連安保理決議2216に基づき、イエメンでの衝突は恒久的な停戦により停止され、包括的な政治プロセスが開始されるべきだ。それにより、イエメンの統一や主権、独立の維持により、同国の平和を回復させ、同国の国民に基本的なサービスが提供される下地が整えられる必要がある」と表明しています。
欧州議会はまた、「本議会は、協議の再開に向けた国連事務総長および、国連イエメン問題担当特使の努力を強く支持するとともに、イエメン人同士の包括的な対話の早急の再開に関する国連イエメン問題担当特使の声明を歓迎する」としました。

以上引用
japanese.irib.ir/yaman/item/59880


ベルギーのミシェル首相が、国連が主導し、イランとロシアが参加する、国際的な対ISIS有志連合を結成するよう求めました。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/59971



イスラエル原発に百発を超える核弾頭

アメリカの研究所が、シオニスト政権イスラエルの原子力発電所に百発以上の核弾頭が存在することを明らかにしました。

パレスチナ情報センターによりますと、アメリカ科学国際安全保障研究所のデビッド•オルブライト所長は、「統計や情報は、イスラエルが115発の核弾頭を保有していることを示している」と認めました。
オルブライト所長はさらに、「イスラエルのディモナ原発は1963年12月からプルトニウムの生産を始め、400から915キロの濃縮ウランを備蓄している」と述べました。
さらに、「イスラエルはこの量のプルトニウムを90から290種類の核兵器の製造に使用するだろう」と述べました。
また、「イスラエルは核弾頭搭載可能なミサイルや戦闘機を開発している」と語りました。
イスラエルの核科学者バヌヌ氏は、1986年、サンデータイムズのインタビューで、シオニスト政権の核活動に関する情報を暴露し原発内部の写真を公開しましたが、その後モサドの諜報機関によって拉致されました。
イスラエルの裁判所は1988年、バヌヌ氏を反逆罪とスパイ罪で18年の禁固刑に処しました。
一部の治安筋はシオニスト政権の核弾頭の数を300から500の間としています。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/59992


アメリカの情報機関CIAの元職員であるジャック・ディバイン(Jack Devine)氏が、テロ組織ISISのテロ活動の拡大の責任はアメリカ政府にあるとしました。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60021


ISISが、対バングラデシュ攻撃の拡大を示唆
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60035


イラン外相、「シリア危機の終結に希望の光」

イランのザリーフ外務大臣が、「現代世界の最大の人道的な悲劇であるシリア危機の終結に向け、かすかではあるものの、最初の希望の光が現れた」と語りました。

ザリーフ大臣は、レバノンの新聞に寄稿し、「イランの政策は、シリア危機の当初から、シリア国民の将来を決定する上での意志と要求の尊重、独立した国民と統治体制への外国の干渉への反対、各国で内戦を引き起こし、政治的な目的を実現するためのテロの利用の3つの原則に基づいていた」と語りました。
さらに、「イランは常に、シリア危機は軍事的な手段では解決できないとし、この状況を打開する唯一の方法は、政府と、テロに反対する反体制派の間のシリア人同士の対話による政治的な方法だ」としました。
ザリーフ大臣は、シリア危機の長期化、シリアが現在、経験している痛ましく悲しい状況、シリア国内の混乱は、外国の大規模な干渉と、テロ、過激派、暴力をシリアの政府と国民に報復するための道具として利用してきた政策によって生み出されたものだとしました。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60041



サウジ戦闘機が、イエメン各地への攻撃を継続

サウジアラビアの戦闘機が、依然としてイエメン各地への爆撃を継続しています。

イエメンのアルマスィーラ・テレビによりますと、サウジアラビアの戦闘機は22日日曜、イエメン西部フダイダ州にある島を爆撃しました。
この攻撃でイエメン人8名が死亡、他11名が負傷しました。
また、イエメン北部サアダ州にあるイエメン人の住宅を攻撃し、これにより、イエメン人1名が死亡、他数名が負傷しています。
こうした中、イエメンのサバー通信はイエメンの政府軍も、サウジアラビアに対する最新の作戦で、ジザン州にあるサウジアラビアの軍事基地コントロールすることに成功したと報じました。
サウジアラビアが主導するアラブ連合軍による、イエメンへの攻撃は、9ヶ月目を迎えています。
この期間に、数千人に上るイエメの民間人が死傷し、同国のインフラも甚大な被害を受けています。
japanese.irib.ir/yaman/item/60053


シオニスト政権が、ISISから買収した原油を転売

シオニスト政権イスラエルが、テロ組織ISISから買い取った原油を、精製してから転売していることが明らかになりました。

イラクのニュースサイト、アルアラビーオル・ジャディードが、イラクとシリアにおける石油の密輸組織のメンバーやネットワークの話として伝えたところによりますと、ISISはこれらの国の石油を、トルコとイラクのクルド人居住区を通じてシオニスト政権に販売しているということです。
シオニスト政権もまた、テロリストから買い取ったこれらの原油を精製した後に転売しています。
この報告によりますと、シオニスト政権は夜間にISISから買い取った原油を、トルコやイラクのクルド人居住区を経由して、イスラエル領内にあるアシュドッド港に移送し、これを一度精製してから、1バレルあたり30ドルから35ドルで転売している、ということです。
ISISが、シリアとイラクで採掘する石油は、日量3万バレルと見積もられており、これらの石油を積載した、1日当たり70隻から100隻のタンカーが、石油の密売組織の助けにより占領地イスラエルに移送されています。
イラクとシリアで採掘された原油は、ISISにとって最も重要な資金源であり、この組織は毎月、このルートにより数百万ドルの収益をあげています。
japanese.irib.ir/iraq/item/60029


アメリカ政治評論家、「逮捕されたISISメンバーの多くがアメリカ人」

アメリカの政治評論家、ドン・デバール氏が、「逮捕されたISISのメンバーの多くがアメリカ人であることに驚くべきではない」と語りました。

ドン・デバール氏は、21日土曜、プレスTVのインタビューで、「シリアで戦い、アメリカで逮捕されたISISのメンバーの多くが、この国の市民であることを否定したり、それに驚いたりすべきではない」と語りました。
また、これまで、アメリカで取り調べを受けたISISのメンバーの誰一人として、シリア人ではなかったと強調し、「アメリカは、この国にテログループを作り、戦いのために他国に派遣している。彼らが祖国に帰るのは明らかだ」としました。
さらに、「アメリカの非通常の戦術戦争は、他国への影響力を高めるためのものだ」と強調しました。
最近の調査により、アメリカのISISの容疑者の中にシリア市民はいなかったことが分かっています。
アメリ・ニューヨーク州にあるフォーダム大学の国家安全保障センターは、今週、ISISの容疑者の多くがアメリカ人だと発表しました。
統計によれば、ISISとの関連が疑われてアメリカで逮捕された68人のうち、外国人だったのは3人のみで、シリア人は一人もいなかったということです。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60031



テヘランで、イラン、スイス、シリアの三者会合が実施

イラン外務省のアミールアブドッラーヒヤーン・アラブアフリカ担当次官が、近い将来、テヘランでイラン、スイス、シリアによる三者会合が実施されることを明らかにしました。

アミールアブドッラーヒヤーン次官は22日日曜、スイス外務省の中東・北アフリカ担当大臣補佐官と、同国のモントルーで会談し、イエメンとシリアの最新情勢について協議しました。
アミールアブドッラーヒヤーン次官は、世界政治会議に出席するためスイスを訪問しており、この会合で、特別ゲストとして開会式において西アジアの危機について演説するとともに、地域情勢に関する、西アジアやヨーロッパの大学教授や外交官、政府関係者からの多数の質疑に回答しました。
japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60054


以上引用

何が起きているのか、かなり分かってきますよね。