トルコのエルドアン大統領がISISの石油取引に関与か?ハーグにある国際司法裁判所で訴追する用意2015/11/26 16:39

シリア情勢が緊迫 ロシア機がトルコ軍に撃墜される
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2015/11/25/7922905
のつづきです。


トルコ軍によるロシア機墜落で、いろいろ明るみに出てきていますが、まず櫻井ジャーナルさんから

以下引用

ロシア軍機撃墜に関するトルコ政府の非現実的な説明を嘲笑する声がインターネット中に広がる
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201511250001/

前略

トルコ政府は自軍のF-16戦闘機が撃墜したロシア軍のSu-24について、トルコの領空へ向かっているので5分の間に南へ進路を変更するように緊急チャンネルで10回にわたって警告したが、ロシア軍機は1.36マイル(2.19キロメートル)の地点まで侵入、1.17マイル(1.88キロメートル)の距離を17秒にわたって飛行したので撃墜したとしている。

 WikiLeaksなども指摘しているが、この数字が正しいならSu-24は時速398キロメートルで飛行していたことになる。この爆撃機の高空における最高速度は時速1654キロメートル。飛行速度はあまりにも遅く、非現実的だが、もし最高速度に近いスピードで飛んでいたなら、4秒ほどで通り過ぎてしまう。いずれにしろ、トルコ政府の主張は最初から破綻している。まるまるトルコの主張を受け入れても、シリア領内で撃墜されたとしか考えられない。そのトルコの戦闘機も盛んにギリシャ領空を侵犯、2012年646回、13年636回、そして14年は2244回といった具合だ。ちなみに、スウェーデンは2011年から15年の間に領空を侵犯されたのは42回で、その大半はアメリカ機によるものだったという。

 しかも、ロシア政府はSu-24がトルコ領空を侵犯したとするトルコ側の主張を否定している。ロシア軍機はISを攻撃してから帰還する途中で、トルコとの国境から1キロメートルの地点を高度6000メートルで飛行、トルコにとって何ら脅威を与える状況ではなく、撃墜時にトルコのF-16はシリア領空を侵犯したとも説明した。

中略

盗掘された石油を業者まで運んでいるのがトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の息子が所有するBMZ社だと言われ、トルコのジェイハンからタンカーでイスラエルへ輸送、そこで偽造書類を受け取ってEUで売りさばくという仕組みだという。その石油を売りさばいている会社として名前が挙がっているのは、アメリカの会社でカタールに大きな影響力を持っているエクソン・モービルやサウジアラビアのARAMCO。

 シリアの戦乱は外部勢力がバシャール・アル・アサド大統領を排除し、自分たちに都合の良い傀儡政権を樹立しようとしたことが原因で、問題を解決する最善の方法はそうした勢力が内政干渉をやめることだ。そうすれば「空爆」などは必要ないのだが、戦闘集団が送り込まれている状態で話し合い解決などは不可能である。資金源の盗掘石油の販売を止め、兵站ラインを断つことも有効だが、西側は石油の販売ルートや兵站ラインを守ってきた。

 アサド体制の打倒を目論んでいる外部勢力の中心にはネオコン/シオニストが存在している。本ブログでも繰り返し強調してきたが、そうしたプランは遅くとも1991年から始まっている。ネオコンの中枢グループに属しているポール・ウォルフォウィッツがシリア、イラン、イラクを5年で壊滅させると口にしていたのだ。1991年にはソ連が消滅、翌年の初めには世界制覇プロジェクトをネオコンはDPGの草案という形で描き出した。この草案がいわゆる「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」であり、日本の軍事政策の指針になってきたことは本ブログでも指摘してきた。。

以上引用
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201511250001/

ARAMCOやエクソンが販売しているとなると、流通ルートは、ごくノーマルなので、我々には分からないですよね。

ARAMCOやエクソンを捜査していかないとマズいということか。


そして墜落した飛行機から脱出したパイロットに対して地上から攻撃している映像がありました。
これは、ジュネーブ条約違反ですね。

さらに、救援に向かったヘリまで撃ち落としていますから、ますます悪質です。

トルコ軍といっても、主導したのは、シオニストネオコンの好戦派でしょうから、領空侵犯云々は言い訳で、テロリスト組織であるISISを叩くのではなく、NATO対ロシアの闘いに導くために撃ち落としたのだと思います。



以下は、田中宇さん

以下引用

トルコの露軍機撃墜の背景

2015年11月25日   田中 宇
http://tanakanews.com/151125turkey.htm


前略

 2011年のシリア内戦開始以来、トルコは、シリア北部のトルコ国境沿いの地域に、反アサド勢力が安住できる地域を作っていた。アルカイダやISISなどのテロ組織は、この地域を経由して、トルコ国内からシリア各地に武器や志願兵を送り込むとともに、シリアやイラクで占領した油田からの石油をタンクローリー車でトルコに運び出していた。もともとこの地域には、トルコ系の民族であるトルクメン人や、クルド人が住んでいた。トルクメン人はトルコの代理勢力になったが、クルド人は歴史的にトルコから敵視されており、トルコ軍はクルド人を排除しようと攻撃してきた。 (ロシアに野望をくじかれたトルコ)

 9月末の露軍のシリア進出後、露軍機の支援を受け、シリア政府軍やシーア派民兵団(イラン人、イラク人、レバノン人)の地上軍がシリア北部に進軍してきた。シリア北部では、東の方でクルド軍が伸張してISISやヌスラをたたき、西の方でシリア政府軍などがヌスラやトルクメン人をたたく戦闘になり、いずれの戦線でも、トルコが支援するISISやヌスラ、トルクメン人が不利になっている。ISISやヌスラは純然たるテロ組織だが、トルクメン人はもともと住んでいた少数民族でもあるので、トルコはその点を利用して最近、国連安保理で「露軍機が、罪もないトルクメンの村を空爆している」とする非難決議案を提出した。 (Turkey seeks U.N. Security Council meeting on Turkmens in Syria: sources)

 実のところ、シリア北部のトルクメン人は、トルコから武器をもらい、テロ組織のアルカイダ(ヌスラ)に合流してシリア政府軍と戦っている。ロシアの認識では、彼らはテロ組織の一味だ。シリア内戦の終結をめざして11月に始まったウィーン会議でも、シリア北部のトルクメン人について、ロシアはテロ組織だと言い、トルコはそうでないと言って対立している。この対立が、今回のトルコによる露軍機撃墜の伏線として存在していた。 (Russia vs.Turkey: Conflicting Stories re: Fighter Shootdown and What Next - Analysis)

 シリアでは今回の撃墜が起きた北西部のほか、もう少し東のトルコ国境近くの大都市アレッポでも、シリア政府軍がISISやヌスラと戦っている。さらに東では、クルド軍がISISと対峙している。これらのすべてで、露シリア軍が優勢だ。戦況がこのまま進むと、ISISやヌスラはトルコ国境沿いから排除され、トルコから支援を受けられなくなって弱体化し、退治されてしまう。トルコは、何としても国境の向こう側の傀儡地域(テロリストの巣窟)を守りたい。だから17秒間の領空侵犯を口実に露軍機を撃墜し、ロシアに警告した。 (Turkey Raising Black Flag of ISIL by Shooting Down Russian Plane) (勝ちが見えてきたロシアのシリア進出)

 先日、ISISの石油輸出を阻止するロシア提案の国連決議2199が発効し、露軍や仏軍が精油所やタンクローリー車を空爆し始め、ISISの資金源が急速に失われている。ISISがトルコに密輸出した石油を海外に転売して儲けている勢力の中にエルドアン大統領の息子もおり、これがエルドアンの政治資金源のひとつになっているとトルコの野党が言っている。トルコはシリア内戦で不利になり、かなり焦っている。 (Russian aviation destroys three major oil facilities in Syria) (Russian Media claims Erdogan's son behind downing of Russian Su-24)

 9月末の露軍のシリア進出後、トルコは国境地帯をふさがれてISISを支援できなくなりそうなので、急いで世界からISISの戦士になりたい志願者を集めている。9月末以来、イスタンブールの空港や、地中海岸の港からトルコに入国したISIS志願兵の総数は2万人近くにのぼっていると、英国のガーディアン紙が報じている。 (Is Vladimir Putin right to label Turkey `accomplices of terrorists'?)


今回の露軍機撃墜に対し、米政府は「露トルコ間の問題であり、わが国には関係ない」と表明している。だが、実は米国も関係がある。撃墜された露軍機のパイロットを捜索するため、露軍はヘリコプターを現地に派遣したが、地上にはアルカイダ系のテロ組織(形式上、穏健派とされるFSAの傘下)がおり、やってきたヘリに向かって小型ミサイルを撃ち、ヘリは何とかテロ巣窟の外側のシリア軍の管轄地まで飛んで不時着した。この時、テロ組織が撃ったミサイルは、米国のCIAが「穏健派」の反アサド勢力を支援する策の一環として贈与した米国製の対戦車砲(TOWミサイル)だった。テロ組織自身が、露軍ヘリに向かってTOWを撃つ場面の動画を自慢げに発表している。この動画は、米国が「テロ支援国家」であることを雄弁に物語っている

以上引用
以下全文は
http://tanakanews.com/151125turkey.htm


ISISの石油輸出にエルドアン大統領の息子が絡んでいるというのは、大問題ですね。


では、スプートニクを見てみましょう。

書いてありますね。


以下引用

ロシア機撃墜でエルドガン氏はロシアを裏切っただけではない。トルコの国益も裏切った。

そもそもロシアとトルコのシリア情勢の評価は異なっていた。ロシアにとっては「IS(イスラム国)」はテロ組織であり、一般市民、子どもまでを野蛮に殺害し、臓器売買を行い、撤去したり、売り飛ばしてはならない歴史的遺産を破壊し、強奪した領域から石油を採掘、販売することで国債石油価格を引き下げている存在だ。ところがトルコにとっては違う。これは「新たな現実」だった。この表現はまさについ先日、トルコ政府内のある人物の口からもれた。この人物はISをこう認めるといったのだ。そしてこれはトルコにとっては非常にうまみの大きい現実だ。トルコのエルドガン大統領は一家そろってISを相手に石油を取引しているという報告もある。

このほかエルドガン大統領は世俗のアサド政権の崩壊を夢見ている。どうやらエルドガン氏はアサド政権崩壊後、かつてのオスマン帝国の一部であったシリア領域をトルコは掌握できるのではないかと期待しているらしい。数ヶ月前、IS武装戦闘員らが「シリア穏健反体制派」と共にアサド軍を追い詰めたとき、エルドガン氏はもう少しでこの夢が叶うと思ってしまったらしい。
というところでシリアでの戦争にロシアが介入してしまった。ロシアはシリアに非常に小型の航空隊を派遣したため、ロシア人パイロットらは当初、ISや他のテロリストの拠点への攻撃に集中せざるを得なかった。ところがこれが成功を収め、テロリストらも兵力、軍事機器、弾薬に深刻な損失を受けた段階でロシア人パイロットらは今度はテロリストの資金源である場所に空爆を開始した。つまりそれは石油採掘施設、石油備蓄施設であり、タンクローリーだった。このタンクローリーを使ってISは掌握したシリア領内やトルコにあるターミナルに石油を運んでいた。その結果、トルコは、さらに正確を期せばISからの安価な石油で儲けている連中は多大な損失を蒙った。それをエルドガン大統領は我慢できなかった。だからトルコのパイロットたちはロシア機を撃墜した。ということは、
エルドガン氏は一家こぞって犯罪的なビジネスを守ろうとして、ISをも擁護していることになる。エルドガン氏のこうした政策はトルコ国民の利益に適っているだろうか? 否。なぜならトルコの国益に適うのはロシアとの善隣関係であり、ロシアとの互恵的な協力だからだ。これはロシアにも必要なものであり、ロシアはこれを、厳格な措置を採りつつも考慮していく。ロシアにとってはトルコがパートナーであるほうがよい。だがロシアには、エルドガン氏がトルコ大統領であるということはもう適さないようだ。

以上引用
jp.sputniknews.com/opinion/20151126/1225093.html#ixzz3sZXbUlBJ


こりゃいかんですね。


一方、トルコの首相は、こんな発言をしているようです。

以下引用

トルコ首相「我々はロシア政府との関係断絶を望んではいない」2015年11月25日 23:09

「トルコ政府は、ロシアを自分達の友人であるとみなしており、スホイ24撃墜事件後も、ロシアとの関係断絶を望んでいない。」ダウトオール首相は、自ら率いる与党公正発展党の議会内会派の会合で、このように述べた。

ダウトオール首相は、次のように発言した―

「今回の事件後に、ロシアとの関係を断絶したり、緊張関係に入ったりするつもりは、我々にはないし、あり得ない。ロシアは、我々の友人であり隣人であり、大変重要なパートナーである。二国間関係が犠牲になるような事はない。現在我々のもとでは、あらゆる交流チャンネルが開かれており、我々は互いにそうしたものに大きな意義を与えている。しかし、特に強調したいが、いかなる友好関係も、国家の安全保障面においては、それぞれの国が自分の領土を擁護する権利を互いに尊重して初めて成立するものである。」

以上引用
jp.sputniknews.com/middle_east/20151125/1225229.html#ixzz3sZWZ7Uo7


トルコ首相は、関係悪化を望んでいないようです。

ということは、スプートニクの論調を読んでいくと、ロシアは、トルコに対して断固たる措置を取るけれども、トルコ国民やロシア国民の利益から考えて、当面のところトルコを武力によって攻撃するつもりは無い。
ということかと。



で、さらにこんな記事が

以下引用

トルコ軍参謀本部諜報局の元局長イスマイル・ハッキ・ペキン氏は、通信社「スプートニク」のインタビューで、トルコ空軍に撃墜されたロシア機スホイ24は、トルコに対して敵意に満ちた意図を示さなかったと指摘した。

ペキン氏はまた、ロシアは、オランダのハーグにある国際司法裁判所でトルコの有罪を確定するために、トルコ経由で行われている「IS(イスラム国)」の原油販売に関する情報を用いることができると指摘し、次のように語ったー
「米国は、地域におけるトルコの活動に関する情報を持っている。ロシアもトルコでISの原油販売に携わっている人物や、原油の供給先に関するしかるべき情報を入手している。米国が恐喝戦術を選ぶ可能性があるが、プーチン大統領はトルコに、『もしあなた方がそのような行動に出るのであれば、IS戦闘員が生産している原油があなた方の領土を経由してどのように供給され、そこから得た資金が誰に流れているか話すのをお許しください』と言うだろう。今日明日にもトルコはハーグにある国際司法裁判所で責任を問われる可能性がある。もしそのようなことになったら、トルコは正真正銘の困難な状況に陥るだろう」。
ペキン氏は、トルコ国内におけるISの原油の供給と販売をトルコが認めない可能性もあるか?との問いに対し、次のように語っている-
「トルコには、金融犯罪調査委員会(MASAK)と呼ばれる機関が存在している。同機関は、原油の供給先や、販売で得た資金がどこに流れるのか、また誰がそれを受け取るのか、そして彼らがどのようにして資金洗浄を行っているのかに関するたくさんの情報を持っている。これらは全て分かっている。しかし『私たちにはお金が必要だ』といって、見て見ぬふりをしている」。

以上引用
jp.sputniknews.com/opinion/20151125/1224520.html#ixzz3sZYVspc4


ということで、ハーグにある国際司法裁判所で訴追する用意があるということのようです。

正攻法な闘い方ですね。

さあ、どうするトルコ??

チリで300頭を超すクジラが海岸に打ち上げられる。南米で妙な地震発生中 要注意!!2015/11/26 20:58

こんなニュースが入ってきました。

以下引用

経済産業省が2016年度から苫小牧沖でスタートする二酸化炭素(CO2)を地中に封じ込める技術(CCS)の実証試験は、本番前の準備が最終段階に入った。苫小牧市真砂町の基地内では、排ガスからCO2を分離・回収する装置など地上設備が完成。12月上旬から実際に排ガスを使った、CO2の分離・回収試験が始まる。

以上引用
tomamin.co.jp/20151132585
webcitation.org/6dK70bFZG


長岡の時も新潟県中越地震が発生し、柏崎刈羽原発炎上

311の後の411いわき地震M7.0も発生源は、CO2埋め込み実験施設付近


過去、地震起きてるから今直ぐ止めなさい

地元の方は、皆で電話とかファックスとかで抗議した方が良いと思いますよ。

被害起きてからじゃ遅いです。


詳しくは

人間が誘発する地震 411いわき地震と二酸化炭素埋め込み実験の関係とは??
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/04/14/6776848
を参考に



こんなニュースも

以下引用

海岸に打ち上げられた300頭を超すクジラは絶滅危惧種?原因は?
 チリ南部に位置するパタゴニア地方のフィヨルドを上空から観察していた科学者たちは、驚くべき光景に思わず息をのんだ。大量のクジラが海岸に打ち上げられていたのだ。その数は337頭。座礁して死亡したクジラの数としては、これまで確認された中で最多だ。

以上引用
zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151126-00010001-nknatiogeo-sctch


これは、またまた危険な兆候ですね


クジラやイルカが集団で海岸に大量座礁するのは、軍の訓練の影響であることを米海軍が認めた ―
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/09/28/6995048
も参考に


こんな地震が起きています。


発生時刻 2015年11月25日 7時45分頃
震源地 南米西部
(ペルー/ブラジル国境)
位置 緯度 南緯 10.6度
経度 西経 71.0度
震源 マグニチュード M7.5
深さ 約590km
http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20151125074502.html


以下EMSC

2015-11-26 05:45:18.2
9.21S 71.26W 609km M6.7 PERU-BRAZIL BORDER REGION

2015-11-24 23:26:30.4 10.52S 72.97W 10km M5.8 CENTRAL PERU

2015-11-24 22:50:54.3 10.07S 71.00W 631km M7.6 CENTRAL PERU

2015-11-24 22:45:40.1 10.67S 71.05W 636km M7.6 CENTRAL PERU

emsc-csem.org/Earthquake/world/M5/


なんか妙だぞ。


要注意でお願いします!!