ロシア機墜落 シリア情勢 2017年国防授権法(NDAA)には言論統制の強化2016/12/26 22:47

シリアで新年のお祝い演奏会をするための楽団員が乗っていたロシア機が墜落だそうで、大変なことになっているみたいです。
テロなのか事故なのか、事実関係はまだ不明ですが

消息を絶ったTu154には、ロシア軍で最も有名な楽団である「アレクサンドロフ・アンサンブル」の一行が乗っていたとの情報。

ロシア大使殺害から始って、速報】モスクワの駅に対する爆破テロ予告があり、カザンスキー、レニングラズキー、ヤロスラフスキーの駅から乗客3000人が避難
という情報まであります。

不穏な気配が漂いますが、なんとか平和を構築する道を探し続ける努力をしたいと思います。

シリアのかなりの部分は解放されましたし、イラクも解放に向かっています。
逆戻ししようとしている勢力が居るのは確かでしょうが。。


そんな中、こんなニュースが。

以下引用

米CIA、「シリア危機にアメリカが関与」

アメリカの中央情報局CIAのブレナン長官が、アメリカがシリア危機に関与していることを認めました。

プレスTVによりますと、ブレナン長官は、シリア危機へのアメリカの関与を認めると共に、テロリストがシリア北部のアレッポでシリア軍に対し敗北を喫したことについて懸念を表明しました。

また、アメリカはシリアの反体制派の武装勢力が勝利する希望を失ったとし、「これについて無関心でいることはできない。なぜなら、アメリカは、シリア危機において、主要な勢力だからだ」と述べました。

ブレナン長官はさらに、「アレッポでの武装勢力の敗北は、シリアの反体制派武装勢力が終焉を迎えたことを意味しない」と語りました。

また、アメリカは大きな軍事力を持っているにも拘らず、シリアの情勢に影響を及ぼすことはできなかったとしました。

以上引用
parstoday.com/ja/news/middle_east-i23488


以下は櫻井ジャーナルさん

2016.12.26
オバマ大統領は国防授権法の中に言論の自由を破壊する条項を入れ、ファシズム体制を強化して去る

バラク・オバマ大統領が12月23日に署名した2017年国防授権法(NDAA)には言論統制の強化を合法化する条項があり、アメリカはますますファシズム化が進むことになるだろう。アメリカ下院は政府や有力メディアが伝える「正しい報道」に反する「偽報道」を攻撃する手段になる法律を11月30日に可決、12月8日は上院が対偽情報プロパガンダ法を通過させている。ロシアや中国などからの「プロパガンダ」に対抗するアメリカの同盟国を助けることが上院を通過した法案の目的だが、それがNDAAに組み込まれたのだ。

 本ブログでは繰り返し書いてきたが、アメリカでオバマ政権や有力メディアが宣伝している「偽情報」や「偽報道」とは、自分たちにとって都合の悪い情報を意味しているにすぎない。自分たちが発信してきた「偽情報」や「偽報道」の効果がないことに慌て、言論統制を強化しようとしているにすぎない。

 1992年にネオコンは世界制覇のプロジェクトを作成、その翌年に大統領となったビル・クリントンはそのプロジェクトを始動させない。そこで有力メディアはユーゴスラビアを先制攻撃させるために偽情報を流しはじめ、99年にNATO軍はユーゴスラビアを全面攻撃した。その間、メディアはクリントン大統領をスキャンダルで攻撃している。

 ユーゴスラビアに関する偽報道を広める上で活躍したひとりがニューズデイのボン支局長だったロイ・ガットマン。ボスニアで16歳の女性が3名のセルビア兵にレイプされたと1992年8月に書いているのだが、これは嘘だったことが判明している。この嘘を広めた功績で、後に彼はピューリッツァー賞を受賞した。

 この人物、今年12月にも偽情報を記事にしている。ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を作ったのはシリア政府であり、「アル・カイダ」を操っているのはバシャール・アル・アサドだというのだ。この記事もすぐ嘘だとばれる代物だが、ピューリッツァー賞を信奉する人には効果があるかもしれない。

 ところで、クリントン政権がユーゴスラビアを軍事介入する方向へ舵を切るのは1997年1月のこと。ズビグネフ・ブレジンスキーの教え子で、ファースト・レディだったヒラリー・クリントンと親しいマデリン・オルブライトが国務長官に就任してからだ。

 イラクを先制攻撃する際に言われた大量破壊兵器が嘘だったことは後に発覚、その事実はジョージ・W・ブッシュ政権の閣僚も認めざるをえなくなっている。この時、イギリスのトニー・ブレア政権が侵略を正当化する偽情報の流布に果たした役割も判明している。

 リビアやシリアへの軍事介入を正当化するために宣伝された民衆弾圧も嘘。シリアの場合、アメリカなど西側は当初、シリア系イギリス人のダニー・デイエムが使ってシリア政府の弾圧を宣伝していたが、彼のグループが「シリア軍の攻撃」を演出する様子を移した部分を含む映像がインターネット上に流出、嘘が発覚した。次に化学兵器の使用を西側は主張したが、これも嘘がすぐに発覚する。

 ビル・クリントン政権、ジョージ・W・ブッシュ政権、バラク・オバマ政権、いずれも偽情報を流しながら世界に戦乱を広め、破壊と殺戮で人びとを苦しめてきた。その手先として偽報道を繰り返しているのが西側の有力メディアにほかならない。その嘘が余りにも露骨になって信じる人が減少、そこで言論統制の強化だ。

中略

 言論統制の強化を後押しする記事をワシントン・ポスト紙が掲載したのは11月24日。政府や有力メディアが伝える「正しい報道」に反する「偽報道」を攻撃する手段になる法律が報道の2日前に下院へ提出され、30日に可決された。彼らはトランプを攻撃するだけでなく、巨大資本による支配システム、つまりファシズム化を実現するための体勢を立て直そうとしている。そうした人びとが受け入れる幻影を流しているアメリカの有力メディアの「報道」に反する情報を封印しようというのが今回の法律だ。

以上引用 以下全文は
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201612250000/

なんか、反政府勢力への武器供給してからトランプ政権へ引き渡すつもりなんじゃないかという懸念があるようです。

以下みなさまの意見から引用いたします。

アレッポ陥落で喜ぶキリスト教徒はなぜ西側メディアにほぼ出てこないのでしょうか?出てくるのは悲惨な破壊されたアレッポの街とそこから脱出する暗い顔した人々の姿だけ。マイノリティの保護を主張しつつも、自分達の都合で意図的に材料を選んでるのかが分かります。元論、それも真実であるのだが。

ロシアの国旗を振っている人もいますね。西側メディアによればロシアはアレッポでたくさんの人たちを殺しているので、憎まれているはずなんですが。どうしてロシアの国旗が振られているんでしょうか?BBCさん、ロイターさん、CNNさん、共同さん、NHKさん教えて下さい。

シリア政府は2017年の初めには3万の住宅を、家を失った国民のために用意する

アサドは、キリスト教徒ではなく、イスラムの異端のアラウィー派。だけど、サラフィストたちと違って、異教徒を迫害していない。でも怒涛のようにニュースに流れてくるのは、アレッポで粉砕された反乱軍がいじめられている、という報道のみ。これも一種のポリコレなんだろうね。

シリアは宗教原理主義の国ではないので古代の文化遺産が破壊されずによく残っていたと思われる。西洋文明の重要な起源は中東地域にあるので、そこにある古代遺跡などを調べると西洋文明の本質が解明できるかもしれない。しかし、欧米権力の手先であるISが古代遺跡を破壊している。隠蔽工作と思える。

昔:アメリカ先住民に捕まると頭の皮をはがれる→ 本当は自分達がやっていた。現在:東アレッポでシリア&ロシア軍が虐殺してる→本当は自分達が援助してる側がやっていた。変わらんのー。この逆宣伝方法。

大本営発表の大嘘が史実だと認める人が、今も大本営発表が続いていることを、シリアで簡単に確認できるのに、なぜ、やらんのだろう?

以上引用