コパアメリカは、順当にウルグアイが勝利。現在のウルグアイは、ブラジルやアルゼンチンよりも強いようだ。 ― 2011/07/27 21:16
コパアメリカ=南米選手権の決勝は、ウルグアイ対パラグアイ
共に堅守が持ち味の両チームの対決となったが、ウルグアイが3−0と圧勝。
もしも、この試合を引き分け、PKで勝利したとしたら、パラグアイは、史上初の一度も勝利することなくタイトルを獲得するチームという偉業?を成し遂げるところであったが、やはり、準々決勝、準決勝と120分フルに闘ってきた体力のつけは大きかったようで、歯が立たずに終わったようだ。
一方、ウルグアイの攻撃力、そして守備。これはスゴかった。
前線からのプレスに加え、中盤でのボール奪取能力の高さ、奪ってからの前線への飛び出しの速さ。
そして、パスの正確性。
どれをとっても、世界のトップクラスのカウンターサッカーだった。
それに加え、中盤が突破っされた際の戻りの速さ、中央を固める早さと正確さ。本当に守備力が高い。
これに匹敵する守備力と攻撃力を備えたカウンターのチームは、マンチェスターUとインテルミランだけなのではないかと思う。
女子ワールドカップの日本代表もそうだし、今年の主要大会は、高い守備力+高い決定力のチームに栄冠が輝いたといえる。
ワールドカップのウルグアイも素晴らしかったが、このコパアメリカのウルグアイは、更に完成度を増した感じで、全く失点しそうな気配が無いし、攻撃すれば、おなじみのスアレス×フォルランの2トップの破壊力は凄まじい。
この試合も2人で3得点。
恐るべしである。
そして、攻撃力だけでなく、守備においても、この前線の2人は活きていたのだ。
その辺りの違いが、前線にタレントを並べたブラジルとの差になったのではないかと思う。
やはり、ネイマール×パト×ロビーニョの守備力は甘い。
そして、アルゼンチンは、またしてもメッシを活かすことが出来ずに敗退した。
おそらく、アルゼンチンの問題点は、メッシをバルセロナにおけるメッシの役割を期待しているから、メッシを活かすことが出来ないのではないか?という風に思う。
なぜなら、アルゼンチンはアルゼンチンであって、バルセロナでは無いからだ。
そして、アルゼンチン最大の問題点はバルセロナにおけるシャビやイニエスタに当たる選手が居ないことなのだ。
一方、メッシの役割はテベスでも可能なのだ。
ということは、メッシは、アルゼンチンにおいては、シャビ×イニエスタの役割を果たした方が、チームが強くなるということなのです。
ですから、フォーメーションは、4-4-2菱形のトップ下が、メッシの適性ポジションということになるでしょう。
他に目についたチームは、ベネズエラがとても良いサッカーをしていました。
それと、コロンビアも魅力的なチームでした。
相変わらずの快速フォワードにしびれます!
返すがえす残念なのは、この場に日本代表が居なかったことだ。
これだけ本気モードのウルグアイと闘えたら。。
コロンビアやアルゼンチンとも是非試合がしたかった。
世界はまだまだ広いし、それぞれのやり方のサッカーがある。
そして、かなり強い。
そう認識したコパアメリカでした。
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