米国の国会議員134人がTPP反対に署名 ISD条項は、米国の50州が反対 ― 2013/05/12 20:32
TPPですが、日刊ゲンダイで
訪米した山田元農相が語る安倍首相の大ウソ 米国のスタンスは「入りたいなら入れてやる」というのをやっています。
一部抜粋
gendai.net/articles/view/syakai/142314
2013年5月11日 日刊ゲンダイ
山田正彦元農相らTPP慎重派が先月末、訪米した。米国の国会議員やUSTRのカトラー代表補や業界関係者との面談を重ねたのだが、そこでハッキリ分かったことがある。日本のTPP報道がいかにデタラメか、ということだ。山田氏が語る。
「安倍総理は『コメや牛肉や豚肉などの重要5品目の聖域は認められ得る。認められなければ、撤退すればいい』と言いました。そこでカトラー代表補に『そうなのか』と確認すると、『コメにおいても例外は認められない。輸入を一定程度抑制するセーフガードや関税の長期間据え置き(段階的に廃止)はあり得るが』というのです。私は昨年1月にも訪米し、USTRの幹部に会った。その幹部も『米韓FTAを読んでください。それ以上のものをTPPで日本に求めます』と明言しました。コメが聖域なんて、とんでもないのです」
中略
コメすら例外(除外)にならないのだから、牛肉や豚肉など他の重要品目が聖域になるはずがない。自民党は「コメなど重要5品目は除外、関税は維持、(守れない場合は)脱退も辞さない」と決議文には明記した。しかし、到底、実現不可能だ。安倍首相は国民を騙(だま)しているに等しいのである。
「そこで、自民党の決議文を英訳して米国の国会議員に見せたんです。彼らは『こんな決議が出ていたのか。通商代表部に確認してみる』と驚いていました。基本的に米国は『日本はTPPに入りたくて入りたくてしようがない』と思っている。だから、交渉で譲歩して当然と思っている。日米ではまったく認識が違うのです」
山田氏が今回の訪米で驚いたのは、米国内にもTPP反対論が渦巻いていることだ。
「自動車工業会会長は、日本の交渉参加に反対です。
さらに米国の国会議員134人がTPP反対に署名をした。
共和党はこれまで党員の63%が自由貿易推進だったが、今は63%が反対と逆転しています。
世論調査でも、自由貿易への反対が10年前は68%だったが、昨年は78%になった。
企業が政府を訴えられるISD条項にいたっては、米国の50州が反対です。米国はメキシコとカナダの北米自由協定(NAFTA)を経験している。その際、メキシコから600万人の不法な移民が入ってきて、最低基準より低い賃金で働かせられた。そうしたら、それに引きずられて米国人労働者の賃金も下がったのです。
TPPに代表される自由貿易は1%の多国籍企業のプラスになっても、99%の国民にはマイナスになる。そうした認識が米国で広まっているのです」
以上引用
米国の国会議員134人がTPP反対に署名
企業が政府を訴えられるISD条項にいたっては、米国の50州が反対というのは、興味深いですね。
で
以下も引用
04. 2013年5月11日 15:51:41 : DpaM3nd3lQ
USTRが米国議会に送った書簡:
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/tpp/pdfs/sanka_2013_0425_j.pdf
安倍・オバマ確認事項
: 両首脳は、日本には一定の農産品、アメリカには一定の工業製品というように、両国ともに2国間 貿易上のセンシティビティー、いわゆる配慮すべき品目が存在することを認識しつつ、最終的な結果は交渉の 中で決まっていくものであり、TPP交渉参加に際し、一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない。
USTR議会宛書簡要旨
: ①日本との二国間協議においては、TPP交渉参加国が追求している高い水準で包括的な目標を追求することについての日本の用意に焦点を当てた。
②交渉が進んだ段階に達しており、TPP各国は交渉を本年妥結させることを目指していることから、日本の参加が交渉を遅らせることがないことを確保することについても焦点を当てた。
③これらに対し、また、これらを完全に認識した上で、日本は、交渉に前向きかつ建設的に参加することを確認した。
④日本はまた、全ての物品(農産品と工業製品の双方)を交渉の対象とすること、及び他の交渉参加国とともに高い水準で包括的な協定を本年達成していくことを確認した。
予想される機密念書部分:
〈1〉合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さない
〈2〉交渉の進展を遅らせない
〈3〉包括的で高いレベルの貿易自由化を約束する
コメント: 安倍・オバマ確認時に比べ、今回脱落した箇所:
1) センシティビティー品目の存在
2) TPP交渉参加に際し、一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない。
結論:機密念書(1)は機密で窺い知れないが、(2)(3)は書簡の中に組み込まれている。 いずれにしろ、センシティビティー品目の存在という文言が削除される一方、すべての物品(農産物)を交渉の対象とするということは「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPPには参加しない」という安倍訪米前の決意表明など既に霧散している。
以上引用
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/524.html
米国でも日本でも、一部の人たちが前のめりになってTPPを進めているに過ぎないんですよね。
米国に訪問したTPP反対の議員さんたちですが、
安全保障上とTPPが関係あるのか?と、米国の議員やUSTRの人に聞いたら、「そんなものあるわけない。貿易自由化交渉と安全保障が関係あるなんて聞いたことない。」と笑われたそうです。
岩上さんのところのインタビューでやってました。
訪米した山田元農相が語る安倍首相の大ウソ 米国のスタンスは「入りたいなら入れてやる」というのをやっています。
一部抜粋
gendai.net/articles/view/syakai/142314
2013年5月11日 日刊ゲンダイ
山田正彦元農相らTPP慎重派が先月末、訪米した。米国の国会議員やUSTRのカトラー代表補や業界関係者との面談を重ねたのだが、そこでハッキリ分かったことがある。日本のTPP報道がいかにデタラメか、ということだ。山田氏が語る。
「安倍総理は『コメや牛肉や豚肉などの重要5品目の聖域は認められ得る。認められなければ、撤退すればいい』と言いました。そこでカトラー代表補に『そうなのか』と確認すると、『コメにおいても例外は認められない。輸入を一定程度抑制するセーフガードや関税の長期間据え置き(段階的に廃止)はあり得るが』というのです。私は昨年1月にも訪米し、USTRの幹部に会った。その幹部も『米韓FTAを読んでください。それ以上のものをTPPで日本に求めます』と明言しました。コメが聖域なんて、とんでもないのです」
中略
コメすら例外(除外)にならないのだから、牛肉や豚肉など他の重要品目が聖域になるはずがない。自民党は「コメなど重要5品目は除外、関税は維持、(守れない場合は)脱退も辞さない」と決議文には明記した。しかし、到底、実現不可能だ。安倍首相は国民を騙(だま)しているに等しいのである。
「そこで、自民党の決議文を英訳して米国の国会議員に見せたんです。彼らは『こんな決議が出ていたのか。通商代表部に確認してみる』と驚いていました。基本的に米国は『日本はTPPに入りたくて入りたくてしようがない』と思っている。だから、交渉で譲歩して当然と思っている。日米ではまったく認識が違うのです」
山田氏が今回の訪米で驚いたのは、米国内にもTPP反対論が渦巻いていることだ。
「自動車工業会会長は、日本の交渉参加に反対です。
さらに米国の国会議員134人がTPP反対に署名をした。
共和党はこれまで党員の63%が自由貿易推進だったが、今は63%が反対と逆転しています。
世論調査でも、自由貿易への反対が10年前は68%だったが、昨年は78%になった。
企業が政府を訴えられるISD条項にいたっては、米国の50州が反対です。米国はメキシコとカナダの北米自由協定(NAFTA)を経験している。その際、メキシコから600万人の不法な移民が入ってきて、最低基準より低い賃金で働かせられた。そうしたら、それに引きずられて米国人労働者の賃金も下がったのです。
TPPに代表される自由貿易は1%の多国籍企業のプラスになっても、99%の国民にはマイナスになる。そうした認識が米国で広まっているのです」
以上引用
米国の国会議員134人がTPP反対に署名
企業が政府を訴えられるISD条項にいたっては、米国の50州が反対というのは、興味深いですね。
で
以下も引用
04. 2013年5月11日 15:51:41 : DpaM3nd3lQ
USTRが米国議会に送った書簡:
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/tpp/pdfs/sanka_2013_0425_j.pdf
安倍・オバマ確認事項
: 両首脳は、日本には一定の農産品、アメリカには一定の工業製品というように、両国ともに2国間 貿易上のセンシティビティー、いわゆる配慮すべき品目が存在することを認識しつつ、最終的な結果は交渉の 中で決まっていくものであり、TPP交渉参加に際し、一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない。
USTR議会宛書簡要旨
: ①日本との二国間協議においては、TPP交渉参加国が追求している高い水準で包括的な目標を追求することについての日本の用意に焦点を当てた。
②交渉が進んだ段階に達しており、TPP各国は交渉を本年妥結させることを目指していることから、日本の参加が交渉を遅らせることがないことを確保することについても焦点を当てた。
③これらに対し、また、これらを完全に認識した上で、日本は、交渉に前向きかつ建設的に参加することを確認した。
④日本はまた、全ての物品(農産品と工業製品の双方)を交渉の対象とすること、及び他の交渉参加国とともに高い水準で包括的な協定を本年達成していくことを確認した。
予想される機密念書部分:
〈1〉合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さない
〈2〉交渉の進展を遅らせない
〈3〉包括的で高いレベルの貿易自由化を約束する
コメント: 安倍・オバマ確認時に比べ、今回脱落した箇所:
1) センシティビティー品目の存在
2) TPP交渉参加に際し、一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない。
結論:機密念書(1)は機密で窺い知れないが、(2)(3)は書簡の中に組み込まれている。 いずれにしろ、センシティビティー品目の存在という文言が削除される一方、すべての物品(農産物)を交渉の対象とするということは「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPPには参加しない」という安倍訪米前の決意表明など既に霧散している。
以上引用
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/524.html
米国でも日本でも、一部の人たちが前のめりになってTPPを進めているに過ぎないんですよね。
米国に訪問したTPP反対の議員さんたちですが、
安全保障上とTPPが関係あるのか?と、米国の議員やUSTRの人に聞いたら、「そんなものあるわけない。貿易自由化交渉と安全保障が関係あるなんて聞いたことない。」と笑われたそうです。
岩上さんのところのインタビューでやってました。
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