ベネズエラの選挙と、なんちゃってイスラム国の石油盗掘の関係とは?2015/12/08 14:23

ベネズエラの選挙で与党(故チャベスの側)が負けたそうです。
おそらく、不正選挙なのだろうけど。


なんちゃってイスラム国が何だったのか?というと、シリアやイラクを不法に占拠したテロリストが原油を盗掘して安く売りさばいていたわけです。

仲介していたのは、米国のエクソンモービルやサウジアラビアのアラムコ(中身はスタンダード石油系=シェブロン+エッソ+エクソンモービル)と言われています。


ISISの密造原油を売りさばいていたとされるエクソンモービルは、2011年10月のトルコ大地震の直前に黒海で深海掘削していた ―
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2015/11/28/7927379
も参考に


その結果として原油市場が大幅に下がった。

今のNY原油は1バレル35ドル前後まで下がっており、これは、中東の国々以外はペイ出来ない可能性がある数字です。
(ロシアや英国の北海油田の損益分岐が1バレルあたり50ドル前後と言われているそうです)


ロックフェラー財団が化石燃料から撤退するという話は、なぜなのか?疑問でしたが、イラクシリアで不法占拠して盗掘油田を確保した上での原油爆下げ作戦だったと考えると辻褄が合うのです。


さらにちなみに言うと、エクソンモービルは、311の前年の10月に日本撤退を発表していますし。。


そして、この原油値下げ作戦は、対ロシアやベネズエラの作戦でもあるのだと思います。


ベネズエラは、新しい原油資源の掘削に投資していた(コストが高い原油の埋蔵量は世界有数)ので、この急激な原油値下げがダメージになることが分かっていて、ベネズエラの政権を倒したい人達(ロシアの威力を弱めたい人達も)は、なんちゃってイスラム国を作って原油価格爆下げを狙い、その盗掘した原油の資金で各国の選挙資金を捻出していたのでしょう。

もちろん、アメリカ(中間選挙で共和党が圧勝したのは、この資金のおかげでしょう)やトルコの選挙もです。


とりわけ、ベネズエラは、米国の石油会社エクソンモービルを放り出して国営の石油会社を作り、その資金を国民の暮らしのために使うという素晴らしい政策をしていたので、常に狙われているのです。


エディー・マーフィーの映画『大逆転』などでアカデミー賞を受賞した著名な映画監督であるアーロン・ルッソ氏が、死の半年前に語ったインタビューで、そのことについて語っています。

アーロン・ルッソ監督は、言っている。
「911のでっちあげによって、米軍はアフガニスタンに侵攻し、そしてチャベスを倒すのだ」と。


「ロックフェラーの友は、911を事前に予告した」 アーロン・ルッソ (1 of 2)
https://www.youtube.com/watch?v=EeWqlJHzcSo

「ロックフェラーの友は、911を事前に予告した」 アーロン・ルッソ (2 of 2)
https://www.youtube.com/watch?v=f0PDhMZf6Yc



以下は、文字起こしバージョンです。
時間が無い方はこちらでどうぞ。


それにしても、真実を語る人達が続々と癌で亡くなっています。
そのための癌なんだろうけど。。



以下引用

ニック・ロックフェラーと親交があったアロン・ルッソは、プリズン・プラネットのアレックス・ジョーンズに
”友人”ニック・との会話内容を語ったインタビューを残しました。


インタビュアー
「まず、どのようにロックフェラーと出会ってこういう話をすることになったんですか?」


アーロン・ルッソ
「私の女性弁護士が"ロックフェラーの一人が会いたがっている"と言ってきたんです。
私は《怒り狂って》という映画を作ったあとで、彼はそれを見て私に会いたいと。

私は私でちょうどネヴァダ州知事選に立候補(1998年頃)していたので、じゃ、是非会いましょう と。

で、会って話して 僕は彼を気に入ったし、彼はとても聡明な男です。二人で語り合って、色んな意見を交換したんです。

その彼が、9/11の11ヶ月前に《これからある出来事が起こる》と言ったんです。

それがどんな出来事かは言わなかったけれども、その出来事ゆえに我々はアフガニスタンを侵略してカスピ海から(石油の)パイプラインを引くし、イラクを侵略して油田を確保し、中東に(米軍)基地を構築して、あの辺をニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)に取り込むと。

それからベネズエラのチャベスをやっつけるんだと。

そうしたら彼の言ったとおりに9/11が起って。

彼は米兵がアフガニスタンやパキスタンの洞窟を探し回ることや、【対テロ戦争】が始まるけれども本当は敵なんかいないし、それら全部が巨大なでっち上げだと話していましたよ。
政府がアメリカの人々を支配するための手段だって。」


インタビュアー
「彼が【でっち上げだ】って言ったんですね?」

アーロン・ルッソ
「そうです。確かにそう言いました。 『対テロ戦争になる』って笑いながら。

9/11が起って、そのあと何も起きていない。
我々のセキュリティーが素晴らしいから9/11を実行したような連中が同様のことを出来ないとでも思っているんですか?
冗談じゃない、そんなの馬鹿げてますよ。
9/11は我々自身の政府職員や金融業界の人間たちがアメリカ市民に恐怖を植え付け、彼らに従属させ、彼らがやりたい放題できるようにするためにやったことなんです。
あれはそういうことだったんですよ。
で、この戦争《終わりなき対テロ戦争》を作り上げた。
それが最初の嘘だった。

お次はイラク攻撃だ。
『サダム・フセインをやっつけるんだ』『大量破壊兵器だ』って、
それが次の嘘だった。」


インタビュアー
「これは6年ちょっと前のことですね?
9/11の11ヶ月前で。
弁護士でもあるニック・ロックフェラーが、それ以前からあなたの友人だった彼が『ある大事件が起きて、その結果永遠に続く対テロ戦争になる』と言ったんですね?」


アーロン・ルッソ
「そうです。永遠に続く・・敵が存在しない戦争が。
だから勝者も特定できない。
ええ、誰が勝ったかなんて言えないんです。だって倒す敵がいないんだもの。
だから戦争は延々と続く。その間彼らはやりたい放題だ。
アメリカ市民は恐怖で縮み上がって。
いいですか、この対テロ戦争というのは詐欺です。茶番なんですよ。これを声に出していうのは容易なことじゃない。なぜって、みんな怖気づくんです。言うと基地害扱いされる。
でも真実は、真実は暴露されなければいけない。
だから私はこのインタビューを受けてるんです。

紛れもない事実は、『対テロ戦争』は詐欺で茶番だということ。

えぇ、イラクでは戦争をやってますよ、我々が侵略したんだから。みんなあそこでは闘っている。
でも『対テロ戦争』はジョークだ。

9/11に何が本当に起きたのかを、誰が犯人かを理解するまでは———だってそれが『対テロ戦争』が始まった原因なんだから。
そこから発生してるんですからね。

9/11がこれを始めさせたんだから。その9/11の根っこを、9/11の真実を把握しなければ、この対テロ戦争は絶対に理解できません。」


以下略

以上引用終わり


以下は、故チャベス大統領のインタビュー文字起こし

ハイチの地震について
アメリカは被災国を軍事占領
http://www.youtube.com/watch?v=KXvKS2y2JyA



彼らはベネズエラでもそれをやろうとしました。
1999年です。

(注 ベネズエラは1999年、死者数万人にのぼる洪水と土砂災害に見舞われた。そしてアメリカ軍が援助のためにベネズエラにやってきた時のこと)

「どうかここに上陸しないでいただきたい」

そうですか。しかし、ここに「国防大臣が送ってきた声明があります」と大使は言いました。

実は、私の政府の国防大臣はーー最初に私のもとで国防大臣を務めた人物はーーCIAの人間だったのです。

後になってそれを知りました。

ですから、両者の間にそういう協定があったのです。


中略

もう少し遅かったら彼らはすでに上陸していたでしょう。




ウゴ・チャベス カダフィからの書簡 2011年8月1日
http://www.youtube.com/watch?v=eizUCzFMbw4

(人々の暴動やテロによって)
「私達がアメリカの暫定政府を認め始めたら?

私達はそれを行いません。なぜなら私達は国際法。そして国々や政府の正当性を尊重すべきだからです。

国の起原が何であろうと
その国が好きだろうが嫌いだろうが。そうします。」

以上引用

皆さんは、チャベス大統領の話をどう思われたでしょうか?

極めてまっとうな事を言う人は、『テロリスト』ということにしないと、どこかの国は、とても都合が悪いようです。

南アフリカのネルソン・マンデラ大統領のこともテロリスト指定してましたものね。。



我々にとって特に興味深いのが、ハイチの地震とベネズエラの洪水・土砂災害の時の話です。

これは、私達の国に起きていることと全く同じなのではないでしょうか?


ちなみに、チャベス大統領は、ハイチの地震を『人工地震』だと断言しています。


災害を理由に占領して自分達の都合の良いシステムを作っていく帝国の姿が、鮮明に現れてきます。



チャベス大統領が何をやってきたのか?について、ベルギー人ジャーナリストによる、とても分かりやすい講演がありますので、ご紹介します。

是非、見てみてください。


1/5ラテンアメリカ ウゴ・チャベスの戦い ミシェル・コロン その1
http://www.youtube.com/watch?v=augQgIvbZtE

2/5ラテンアメリカ ウゴ・チャベスの戦い ミシェル・コロン その2
http://www.youtube.com/watch?v=K2PuuAi7SXM

3/5ラテンアメリカ ウゴ・チャベスの戦い ミシェル・コロン その3
http://www.youtube.com/watch?v=hdJcuNvc3Nc

4/5ラテンアメリカ ウゴ・チャベスの戦い ミシェル・コロン その4
http://www.youtube.com/watch?v=eA2C49TDqH4

5/5ラテンアメリカ ウゴ・チャベスの戦い ミシェル・コロン その5
http://www.youtube.com/watch?v=MicLyf6PX3o



資本がテロリスト支援国家と名付けた人物が、どれほどまともな政策を行ってきたのか?が、このビデオを見ると、よく分かると思います。


簡単に言えば、チャベスがやったことは、5世紀に渡る欧米の、南米における植民地化による貧困から脱するために、一部の特権階級と石油メジャーの利益になっていた国内の豊富な石油資源を国有化し、この利益を元に、一般市民に教育や医療を無料で与え、さらに、安い食料や住居を提供していくという政策でした。


この結果として、チャベス政権の14年間において、平均10%以上の経済成長率と、大幅な貧困層の低下が起きたのです。


爆撃によって無茶苦茶にされたリビアもシリアも、ベネズエラと同じように石油資源を国有化し、国民のための政策を行っていた国でした。


追記



今回の『なんちゃってイスラム国』の盗掘原油売買による原油価格爆下げは、各国の国営石油会社だけでなく、他の石油メジャーの利益も脅かすので、結局のところこのイスラム国詐欺の不法石油盗掘一派エクソンモービルとアラムコ及びその仲間達は、様々な勢力によって梯子を外されるのではないかと当ブログは見ています。


ちなみに現状、原油価格は、1バレル50ドルあたりというのが、燃料サーチャージも発生しません、危険なシェールオイルも生産出来ませんし、他の燃料開発も進むということで、良い数字なんじゃないかと思います。