proefプリントストッキング再入荷 ― 2011/05/24 19:07
先月入荷したproefプリントストッキングですが、ストッキングは日本製ですが、プリントを中国の工場に頼んでいたところ、サンプルと違うシートでプリントされてしまい、プリントが割れてしまうという状況が発生いたしまして、一旦回収措置を取りました。
そして、もう一度、デザイナー自ら1枚1枚プリントするという、力技でプリントしまして、洗濯実験など繰り返し、再び入荷の運びとなりました。
このプリントなら大丈夫のようです。
というわけで、お待たせいたしました!proefプリントストッキング再び入荷しました。
デザイナーの五十嵐さん曰く「初プロジェクトで、こういう事をしてしまい、どうやったら信用を回復出来るのでしょうか?」
とのことで、
管理人
「新人デザイナーに対して、基本的に『信用』というのはありません。
なので、こちらとしては、『信用』じゃなくて、チャンスを与えている感じなのです。
だから、1回ダメだったからと言って、道が閉ざされるわけじゃありません。
何回もダメだったら、そりゃダメですけど。。
で、こういった中国の工場に頼んだら、サンプルと製品の上がりが全く違ったというのは、この業界では日常茶飯でありまして、オドロクべきことではありません。
なので、中国の優秀な工場というのは、各ブランドが抑えてあったりします。(もちろん、中国にも優秀な工場はあります)
五十嵐さん
「以後、クレームつかないようなプロダクトの品質管理を徹底します」
とのことです。
で、管理人的な逆説なのですが、衣服っていうのは、実は壊れやすい繊細なものほど美しかったり、着心地が良かったりするわけで、絶対に壊れないのが必ずしも良品というわけでは無いのです。
そこのところもまた考えなくてはいけないわけで、日本では、クレーム対応っていうのが、ほとんどメーカー側にいきまして、斜行しない生地だとか洗濯しても色落ちしないとか、縮まないとか、そういうところにばかり重きがおかれるようになっていって、結果として、表情の無い、面白みのない生地ばかりが残るようになり、結果として国際的な競争力を失って生地産業の多くが海外移転して潰れたみたいな状況があるわけです。
服に関する善し悪しっていうのは、かなりの部分主観に負うわけで、実験的なことや面白いことをしようとすると、ある程度のリスクをテイクしなくちゃならなくなります。
それは、作る側も、販売する側も、買う側もということです。
それが相互に理解出来ていないと、本当に面白いもの、美しいもの、着心地の良いもの、クリエイティブなものが失われていってしまうのです。
そして、それが暗黙の了解として文化として根付いているのが、たとえばイタリアです。
ですから、イタリアの服っていうのは、スゴいですし、国際的な競争力があるのです。
それは考えなくちゃいけないと思います。
オランダも又、面白いデザイナーが沢山居るのですが、かの国は、そもそもファッションというものがほとんど存在しないので、ファッションデザイナーが自国で生きていく術が無かったりします。
ジーンズ系やリアルクローズのブランド以外はほとんど潰れてます。
プロダクト系だと生き残れるのですけど。。
というわけで、デザイナーというのは、実は、お客さんの質に左右されてしまうのです。
というわけで、当店では、デザイナーと販売側と買う側が共にレベルアップ出来るような仕組みを作っていきたいと思ってます。
『proef』っていうのは、そもそも『実験』という意味ですし、どんどん実験してください。そしてクリエイティブな作品を産み出していってください。
そうしないと、なんでわざわざリスクを負って、若い新しいクリエイターの作品を仕入れるのか?分らなくなってしまいます。
という話をしました。
というわけで、ストッキングにプリントというかなりの難関にチャレンジしている事をご理解いただいた上で、是非この作品にチャレンジしてみてください。
ファッションの世界の新たな一歩になっていると思います。
新入荷情報
オランダ在住の斎藤愛美さんと、アントワープ王立アカデミー出身の五十嵐勝大さんのユニット、『proef』
のプリントストッキングが入荷しました。
今回が『proef』として初のプロダクトになります。
『proef』は、オランダ語で『実験』のことだそうです。
2008年のベネツィアビエンナーレで発表された “16 brokenmirrors / Michelangelo Pistoletto” からインスピレーションを受けて作られたそうです。
詳しい記事や写真は、こちらに出ていますので、是非ご覧ください。
http://changefashion.net/news/2011/03/26204943.html
最近レギンスが、ものすごい勢いで普及し、ストッキングというものが脇に追いやられたような状況ですが、
ストッキングにプリントを施すことで、素足に模様が浮き上がるような不思議な感覚が産まれています。
逆転の発想ですね。
次の時代の表現・実験として、とても面白いスタートだと思います。
是非お試しください。
全5種類
価格2,500yen(2,381)
MADE IN JAPAN
contemporary creation+
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
tel 0422-20-8101 open=12:30〜21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)
そして、もう一度、デザイナー自ら1枚1枚プリントするという、力技でプリントしまして、洗濯実験など繰り返し、再び入荷の運びとなりました。
このプリントなら大丈夫のようです。
というわけで、お待たせいたしました!proefプリントストッキング再び入荷しました。
デザイナーの五十嵐さん曰く「初プロジェクトで、こういう事をしてしまい、どうやったら信用を回復出来るのでしょうか?」
とのことで、
管理人
「新人デザイナーに対して、基本的に『信用』というのはありません。
なので、こちらとしては、『信用』じゃなくて、チャンスを与えている感じなのです。
だから、1回ダメだったからと言って、道が閉ざされるわけじゃありません。
何回もダメだったら、そりゃダメですけど。。
で、こういった中国の工場に頼んだら、サンプルと製品の上がりが全く違ったというのは、この業界では日常茶飯でありまして、オドロクべきことではありません。
なので、中国の優秀な工場というのは、各ブランドが抑えてあったりします。(もちろん、中国にも優秀な工場はあります)
五十嵐さん
「以後、クレームつかないようなプロダクトの品質管理を徹底します」
とのことです。
で、管理人的な逆説なのですが、衣服っていうのは、実は壊れやすい繊細なものほど美しかったり、着心地が良かったりするわけで、絶対に壊れないのが必ずしも良品というわけでは無いのです。
そこのところもまた考えなくてはいけないわけで、日本では、クレーム対応っていうのが、ほとんどメーカー側にいきまして、斜行しない生地だとか洗濯しても色落ちしないとか、縮まないとか、そういうところにばかり重きがおかれるようになっていって、結果として、表情の無い、面白みのない生地ばかりが残るようになり、結果として国際的な競争力を失って生地産業の多くが海外移転して潰れたみたいな状況があるわけです。
服に関する善し悪しっていうのは、かなりの部分主観に負うわけで、実験的なことや面白いことをしようとすると、ある程度のリスクをテイクしなくちゃならなくなります。
それは、作る側も、販売する側も、買う側もということです。
それが相互に理解出来ていないと、本当に面白いもの、美しいもの、着心地の良いもの、クリエイティブなものが失われていってしまうのです。
そして、それが暗黙の了解として文化として根付いているのが、たとえばイタリアです。
ですから、イタリアの服っていうのは、スゴいですし、国際的な競争力があるのです。
それは考えなくちゃいけないと思います。
オランダも又、面白いデザイナーが沢山居るのですが、かの国は、そもそもファッションというものがほとんど存在しないので、ファッションデザイナーが自国で生きていく術が無かったりします。
ジーンズ系やリアルクローズのブランド以外はほとんど潰れてます。
プロダクト系だと生き残れるのですけど。。
というわけで、デザイナーというのは、実は、お客さんの質に左右されてしまうのです。
というわけで、当店では、デザイナーと販売側と買う側が共にレベルアップ出来るような仕組みを作っていきたいと思ってます。
『proef』っていうのは、そもそも『実験』という意味ですし、どんどん実験してください。そしてクリエイティブな作品を産み出していってください。
そうしないと、なんでわざわざリスクを負って、若い新しいクリエイターの作品を仕入れるのか?分らなくなってしまいます。
という話をしました。
というわけで、ストッキングにプリントというかなりの難関にチャレンジしている事をご理解いただいた上で、是非この作品にチャレンジしてみてください。
ファッションの世界の新たな一歩になっていると思います。
新入荷情報
オランダ在住の斎藤愛美さんと、アントワープ王立アカデミー出身の五十嵐勝大さんのユニット、『proef』
のプリントストッキングが入荷しました。
今回が『proef』として初のプロダクトになります。
『proef』は、オランダ語で『実験』のことだそうです。
2008年のベネツィアビエンナーレで発表された “16 brokenmirrors / Michelangelo Pistoletto” からインスピレーションを受けて作られたそうです。
詳しい記事や写真は、こちらに出ていますので、是非ご覧ください。
http://changefashion.net/news/2011/03/26204943.html
最近レギンスが、ものすごい勢いで普及し、ストッキングというものが脇に追いやられたような状況ですが、
ストッキングにプリントを施すことで、素足に模様が浮き上がるような不思議な感覚が産まれています。
逆転の発想ですね。
次の時代の表現・実験として、とても面白いスタートだと思います。
是非お試しください。
全5種類
価格2,500yen(2,381)
MADE IN JAPAN
contemporary creation+
http://www1.parkcity.ne.jp/ccplus/
武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
tel 0422-20-8101 open=12:30〜21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)
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