オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 従軍慰安婦 ベトナム戦争2013/05/11 18:29

『JFK』,『7月4日に生まれて』『プラトーン』などの映画監督として知られるオリバーストーンのテレビシリーズ、『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 』ですが、最初のうちはあまり期待もせず見ていたのですが、面白かったですね。


ここまではっきりと、米国の歴史に疑問を投げかける番組は、メジャーな制作会社が制作したテレビシリーズとしては、極めて異例だと思います。


こういう番組こそ、NHKは、地上波のゴールデンタイムで放映すべきです。


これは、共産主義者のプロパガンダではなく、米国人が作った、自らの国の歴史に対する疑問なのですから。



オリバーストーンは問いかけます。果たして、これは共産主義との闘いだったのだろうか?
米国が植民地政策を行うための闘いに過ぎなかったのではないか?



結局そういうことなんです。


皆さんも、再放送になったら、是非見てみてください。


■シリーズ オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 第2週


第5回 アイゼンハワーと核兵器
5月6日 月曜深夜[火曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが共同で脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの第2週。この回は、冷戦構造が確定し、核開発競争が繰り広げられるアイゼンハワー大統領の1950年代。国内では軍事産業の隆盛により繁栄と平和を謳歌する一方、対外的には夥しい数の核兵器を配備し、“力の外交”によるアメリカン・エンパイア-を確立していったと締めくくる。

第6回 J.F.ケネディ ~全面核戦争の瀬戸際~
5月7日 火曜深夜[水曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの2週目。第6回はケネディの時代。冷戦と反共主義で弱体化した民主党のホープだったケネディは、キューバ危機で全面核戦争を回避。核軍縮と米ソの平和的共存を訴えた。しかしソ連に対して弱腰だと軍部や保守派の怒りを買い、その死後、後継者たちは再び核の大量保有に進んでいく。

第7回 ベトナム戦争 運命の暗転
5月8日 水曜深夜[木曜午前 0時00分~0時50分]
映画監督オリバー・ストーンと歴史学者のピーター・カズニックが共同で脚本を手がけ、アメリカ史を新たな視点で描くドキュメンタリーシリーズの第2週。第7回では、泥沼化するベトナム戦争中の核兵器使用の検討など、力で押し切ろうとした政府高官たちの行動を描く。そして、大義なき戦争を“組織的に美化”し、教訓を得ようとしなかった政治家たちの姿勢や、今もなお続くアメリカ社会の分断を厳しく指摘する。


http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html



現在は、50年前、つまりFRB誕生50年の時と、そっくりです。


あの時は、ケネディとフルシチョフが、キューバ危機において核戦争の寸前まで行き、結果的に彼らは戦争を避ける現実的な選択をしました。


今回の中東危機も当時と非常に良く似ていると思います。


あの時は、軍産複合体にケネディが暗殺され、結果的に米国はベトナム戦争の泥沼にハマっていきます。



そのベトナム戦争における、米軍の協力者=韓国の大統領が、他ならぬ現在の韓国大統領の朴 槿惠(パク・クネ)の父親である朴 正煕(パク・チョンヒ)です。


以下引用

ベトナム戦争に韓国軍を2個師団プラス1個旅団の延べ31万名、最盛期には5万名を派兵した。韓国軍は30万人を超すベトナム人を虐殺したとも言われ、ベトナムでは村ごとに『タイハンの残虐行為を忘れまい』と碑を建てて残虐行為を忘れまいと誓い合っているという[12]。

アメリカは見返りとして、韓国が導入した外資40億ドルの半分である20億ドルを直接負担し、その他の負担分も斡旋した。また、戦争に関わった韓国軍人、技術者、建設者、用役軍納などの貿易外特需(7億4000万ドル)や軍事援助(1960年代後半の5年間で17億ドル)などによって韓国は高度成長を果たした。

派兵された韓国軍部隊が現地でベトコンと見なした一般市民を女性や子供も含めて虐殺する事件やベトナムの女性を強姦する事件、その他数々の蛮行を起こした。生存者の韓国軍の行為に関する証言で共通な点は、無差別機銃掃射や大量殺戮、女性に対する強姦殺害、家屋への放火などが挙げられている[13]。

また強姦により韓越混血児ライタイハンが数万人が生まれたことが確認されている(ライタイハンを参照)。

ベトナム戦争自体にベトナムの独立運動を妨害・抑圧する性格(当時の植民地解放闘争は共産主義との関連が強かった、ベトナム戦争も参照)があったのではないかという問題もあって、ベトナム人の視点からすれば朴大統領はまぎれもない「侵略者の一員」であるとベトナム人の多く、および韓国・日本の左派の歴史学者を中心に指摘されている。

wikipedia


以上のように、韓国はベトナム戦争によって高度成長を遂げ、一部の財閥が力を握ったのだ。


パククネは、米国におけるオバマ大統領との会談で、日本の従軍慰安婦問題についてしきりにロビー活動をやっていたが、韓国が米国と組んで行ったベトナム戦争については、一体どういう見解を持っているのか、是非聞いてみたいものである。


当ブログは、第二次世界大戦における日本軍については、かなり否定的な立場である。

日本が行ったのは、自衛のためではなく、ほとんどが侵略戦争だったと思っている。
ただし、東南アジアでは、日本は植民地解放を助けているのは、まぎれも無い事実ではあると思う。

もちろん、東南アジアの資源ルートを確保することが目的だったことは間違いないけれども、欧米の植民地からアジアを解放しようとした人たちも間違いなく存在していたのだ。



だからといって、日本軍の行ったことを全て正当化するのは、明らかに間違っている。



同様に、日本軍が全て間違っていて、連合軍がファシストを倒す正しい戦争をしていたと考えると、欧米の植民地政策とそれを守るための戦争の全てを正当化することになるのである。

それが朝鮮戦争やベトナム戦争に繋がっているわけだから。


日本の反戦、旧式左翼の方々は、そこのところを統括しないと、きちんとした未来像が描けないと思う。


日本は、朝鮮半島のロビー活動の影響を受け過ぎている。
新大久保や鶴橋の『韓国人は死ね』と言っているヘイトデモを裏から操っているのは、米国=韓国KCIAだろう。

彼らは、日本人の人格を貶め、在日朝鮮人を日本に帰化させないようにして米国=韓国に協力させようとして(韓国軍にリクルート)いるのだ。

そして、ファシズムと闘う正しい米国=韓国を演出しているというわけだ。
それによって、米国や韓国が行っている極悪非道の行為から目をそらさせている。


まあ、それに操られて参加する日本人もあまりにもバカだが。。



従軍慰安婦問題がワシントンで話し合われている最中

安倍内閣が、第二次大戦中における米国の東京大空襲を人道的な罪であると批難する閣議決定を採択した。

安倍内閣は間違ったことばかりやっているが、このことについては、いささかも間違っていない。



米国による東京大空襲は、ホロコーストなのだ。

人道的な罪なのである。


そしてそれは、従軍慰安婦問題とは比較にならないほど圧倒的な悪なのだ。



それを国際的にはっきりさせないから、朝鮮半島やベトナム、ラオス、カンボジアといった国々で、米国による爆撃によって数百万人単位の人々が殺されていったのである。


そして、現在もまた、大量破壊兵器があると嘘をついて他国を爆撃しようとしている人たちが世界中でのさばっているのである。



とはいっても、ベトナム戦争に協力した日本の首相は、佐藤栄作。彼は岸信介の弟である。つまり、アベシンゾーの親戚ということだ。

ところで、ベトナム戦争に協力した佐藤栄作とベトナム戦争そのもを行った米国国務長官のキッシンジャーは、ノーベル平和賞を受賞した。


一体なんというノーベル平和賞だろう。

コメント

_ zames_maki ― 2013/06/12 13:16

オリバー・ストーン氏の「もう一つのアメリカ史」は本当に素晴らしい番組ですね。これは特に、外交の目的が、日本の国益維持ではなく日米安保そのものになっている外務省の役人と自民党&民主党の保守政治家に見てもらいたい。そして国の防衛と聞いて、軍隊しかアイデアのないあまりに不勉強な多くの日本人にも。アメリカ史の再評価は、アメリカ外交の再評価であり、それに追従してきた日本の行動の再評価でもありますね。アメリカに追従する事が何を意味するのか日本人は自問するべきでしょう。

本当に多くの日本人に見て欲しいと思います。

さて
>米国による東京大空襲はー圧倒的な悪なのだ。
にもまったく同意です、問題は誰の目にも明らかな悪事でも、力のある国がやると誰も言おうとしない事でしょう。日本は南京大虐殺で米国から批判され、その罪でA級戦犯は死刑になっています(死刑理由は戦争の企てとは言えない)が、南京で水平方向に民間人を無差別に殺すと批判され、東京で垂直方向に民間人を無差別に殺しても何も問題視されない。(これは「ドイツを焼いた戦略爆撃」みすず書房の前書きにあります、まえがきだけ是非一読をお勧めします)こうした言論がやっと敗戦国=弱い側から出てきたところのようですね。

_ velvetmorning ― 2013/06/13 20:28

zames_makiさま
アメリカには、極めてまともな人も沢山居るので、アメリカそのものを憎めないです。でも、結果としてこういう事になっている事は、是非考えてもらいたいです。
敗戦国から見た歴史というのは、絶対に必要です。
ドイツの場合、下手なことを言えなくなっています。
思うのですが、人をその手で殺害した人は、非常な罪にさいなまれるのだと思います。
一方、空から、人の死を見ることなく爆撃した人には、罪の意識がほとんど無いのです。
南京大虐殺とされるものは、実際には、民間人に紛れていた民兵に対する見せしめによる銃殺刑のことでしょう。これは、一人が一人を殺したから、やった人物は、非常に罪の意識を抱く。(逆に言うと、30万人殺すのは、絶対に不可能)
一方、東京やドレスデンの大空襲は、人の死が見えていないのでしょう。だから数万人、数十万の人を殺せるのではないでしょうか。

_ みらいにマイナスな慰安婦という偶像 ― 2013/08/03 00:39

なぜ少女像なのか、被害にあった女性の実名を刻むべきではないのか。答えはねつ造の産物だからだ。もし事実だったなら、例えば奴隷貿易の碑を被害国のアフリカに、あるいは加害国のアメリカ、オランダ、貿易商のアラブやユダヤ人の国家に大量に設置することを皆が好むだろうか?答えはNOである。一基を設置するか、設置そのものをしないかのどちらかだ。韓国のしていることは、ただの政治運動であり、韓国は事実に光を当てる気持ちがまったくない。例えるなら狂信的なマルクス主義者なのだ。

_ ノブロー ― 2013/08/07 19:12

ネットに出回っている一般の論説に比して、なかなか素晴らしい考察と感心いたしました。さらなる記事を、楽しみにいたします。

_ MASA ― 2013/08/20 15:30

>みらいにマイナスな慰安婦という偶像

だから、そういうくだらない事象を見せて、その議論に終始させて、感情的にさせておくのが、米国のやり方であるのだよ。
その感情を、韓国や中国にぶつけてもらうためにね。

そういう米国のやり方に左右されていることが、あなたのマイナスなのだよ。

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