ノビチョク・BZガス 在日米軍及び自衛隊における化学・細菌作戦に関する国会質問主意書1969年 ― 2018/05/29 22:04
旧ソ連が開発した『ノビチョク』なる毒ガスによって殺されかけたとされるスクリパリ親子ですが、命に別状は全くなく、出てきたようですね。
・「Novichok A-230」として知られる化学物質は、VXガスよりも毒性が5~8倍も高い
CIAはVXガスの毒性について
「10mg肌に落とすだけで平均的な成人男性を殺す。約4リットルのVXガスは36万2000人分の致死量に相当する。定義として、VXがこの量で等しく適用されれば、50%(18万1000人)は死亡し、18万1000人が重態となるであろう。」
と表現している。
wiki
「VXガスよりも毒性が5~8倍も高い」のに死ななかった ということは、ノビチョクなる物質なら即死ですから、ノビチョクでは無い可能性が極めて高いということ。
そして(2~4日目でほぼ正常に回復し予後は良好だが、記憶喪失などは6週間も持続)などの症状から、検出された物質のBZガスの可能性が極めて高い。
このBZガスの症状を考えると、普段から日本においても使われてるよなと思います。
で、BZガスについてあれこれ調べていたら、こんなものが出てきました。
1969年8月4日の国会質問
194
在日米軍及び自衛隊における化学・細菌作戦に関する質問主意書
昭和四十四年八月四日提出
質問第一六号
shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumona.nsf/html/shitsumon/a061016.htm
以下抜粋引用
・CB兵器の持込みは安保条約第六条の事前協議の対象にされてはおらず、米軍が日本本土にそれらを持込んでいないという保証はどこにもない。
・日本における米軍CB兵器関係施設の代表的なものは、神奈川県相模原市にある米陸軍医療本部第四〇六部隊医学研究所と埼玉県朝霞基地にある米陸軍技術本部化学課
・昭和三十九年八月、同市宮下地区の農作物が「有毒ガス」による被害をうけ、関係者は米軍より補償金をもらつた
・昭和三十八年九月一日、横浜港内において作業中の清掃船「新和丸」(新和海運所有)の乗組員六名が百メートルほど離れた米軍施設から流れ出したと思われる「有毒ガス」で卒倒し、直ちに六人は米軍の手で病院に収容され、うち四人は一週間入院するという事故が発生した
・昭和四十三年七月十二日、午後四時から約二十分にわたり岩国市内に白い霧のようなガス体がひろがり、のど鼻などを刺激した。目撃者の話及び県議会の質疑によれば、米軍基地沖の約四キロの地点にある姫小島附近から白い煙が上つたという。姫小島附近では米軍の爆弾処理をしているが、この事実は毒ガス性の爆弾を処理した疑いが濃厚である。
・三沢基地天ケ森米軍射爆場における事実
昭和四十年六月二八日午前十一時ごろ、三沢市天ケ森射爆場で、米軍が演習中、異状な爆発音ののち、南東の風にあおられて幅四百メートルにわたつて煙と異臭がひろがり、約三キロ四方の広さに被害を与えた。平沼部落では約五十ヘクタールの野菜畑と約二十ヘクタールの水田が被害をうけ、豚や鶏が死に、のどを痛め、吐き気、頭痛を訴える人もでた
・米軍はこの事件を「水道消毒用の塩素ガスボンベがもれたため射爆場で処理した」と説明したようだが、塩素ガスボンベを爆破によつて処理するなど常識では考えられず、それにしては被害範囲が大きすぎるし、「毒ガスの演習をしているのではないか」という疑いが濃厚である。
・かつて朝鮮戦争で、そして現在はベトナム戦争で米軍はCB兵器を使用しているし、また沖繩にも持込まれている事実からみて、日本の米軍基地がCB兵器運搬の中継基地として使われたり、一時貯蔵が行なわれている事実はないか。
・自衛隊はCB兵器の研究開発を行ない、またその実験訓練をしているのではないか。
・「自衛隊は公害調査に名をかり、化学・細菌戦の実験、演習を行なつているのではないか」
・エロゾル散布によるCB作戦とスモッグの大気汚染研究方法は同一のものである。
以上、抜粋引用
ものすごい質問してますので、是非読んでみてくださいませ。
この頃、ベトナム戦争で米軍はBC兵器使いまくりだったわけですから、植民地の日本において実験していたことが沢山あったということでしょう。
・「Novichok A-230」として知られる化学物質は、VXガスよりも毒性が5~8倍も高い
CIAはVXガスの毒性について
「10mg肌に落とすだけで平均的な成人男性を殺す。約4リットルのVXガスは36万2000人分の致死量に相当する。定義として、VXがこの量で等しく適用されれば、50%(18万1000人)は死亡し、18万1000人が重態となるであろう。」
と表現している。
wiki
「VXガスよりも毒性が5~8倍も高い」のに死ななかった ということは、ノビチョクなる物質なら即死ですから、ノビチョクでは無い可能性が極めて高いということ。
そして(2~4日目でほぼ正常に回復し予後は良好だが、記憶喪失などは6週間も持続)などの症状から、検出された物質のBZガスの可能性が極めて高い。
このBZガスの症状を考えると、普段から日本においても使われてるよなと思います。
で、BZガスについてあれこれ調べていたら、こんなものが出てきました。
1969年8月4日の国会質問
194
在日米軍及び自衛隊における化学・細菌作戦に関する質問主意書
昭和四十四年八月四日提出
質問第一六号
shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumona.nsf/html/shitsumon/a061016.htm
以下抜粋引用
・CB兵器の持込みは安保条約第六条の事前協議の対象にされてはおらず、米軍が日本本土にそれらを持込んでいないという保証はどこにもない。
・日本における米軍CB兵器関係施設の代表的なものは、神奈川県相模原市にある米陸軍医療本部第四〇六部隊医学研究所と埼玉県朝霞基地にある米陸軍技術本部化学課
・昭和三十九年八月、同市宮下地区の農作物が「有毒ガス」による被害をうけ、関係者は米軍より補償金をもらつた
・昭和三十八年九月一日、横浜港内において作業中の清掃船「新和丸」(新和海運所有)の乗組員六名が百メートルほど離れた米軍施設から流れ出したと思われる「有毒ガス」で卒倒し、直ちに六人は米軍の手で病院に収容され、うち四人は一週間入院するという事故が発生した
・昭和四十三年七月十二日、午後四時から約二十分にわたり岩国市内に白い霧のようなガス体がひろがり、のど鼻などを刺激した。目撃者の話及び県議会の質疑によれば、米軍基地沖の約四キロの地点にある姫小島附近から白い煙が上つたという。姫小島附近では米軍の爆弾処理をしているが、この事実は毒ガス性の爆弾を処理した疑いが濃厚である。
・三沢基地天ケ森米軍射爆場における事実
昭和四十年六月二八日午前十一時ごろ、三沢市天ケ森射爆場で、米軍が演習中、異状な爆発音ののち、南東の風にあおられて幅四百メートルにわたつて煙と異臭がひろがり、約三キロ四方の広さに被害を与えた。平沼部落では約五十ヘクタールの野菜畑と約二十ヘクタールの水田が被害をうけ、豚や鶏が死に、のどを痛め、吐き気、頭痛を訴える人もでた
・米軍はこの事件を「水道消毒用の塩素ガスボンベがもれたため射爆場で処理した」と説明したようだが、塩素ガスボンベを爆破によつて処理するなど常識では考えられず、それにしては被害範囲が大きすぎるし、「毒ガスの演習をしているのではないか」という疑いが濃厚である。
・かつて朝鮮戦争で、そして現在はベトナム戦争で米軍はCB兵器を使用しているし、また沖繩にも持込まれている事実からみて、日本の米軍基地がCB兵器運搬の中継基地として使われたり、一時貯蔵が行なわれている事実はないか。
・自衛隊はCB兵器の研究開発を行ない、またその実験訓練をしているのではないか。
・「自衛隊は公害調査に名をかり、化学・細菌戦の実験、演習を行なつているのではないか」
・エロゾル散布によるCB作戦とスモッグの大気汚染研究方法は同一のものである。
以上、抜粋引用
ものすごい質問してますので、是非読んでみてくださいませ。
この頃、ベトナム戦争で米軍はBC兵器使いまくりだったわけですから、植民地の日本において実験していたことが沢山あったということでしょう。
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