シリア情勢ですが、どう考えても、大量破壊兵器があると嘘ついてイラク爆撃した時と、同じ匂いがするわけですが2013/09/07 19:38

サッカー解説は明日の予定です。


G20が終わりました。
シリア情勢ですが、どう考えても、大量破壊兵器があると嘘ついてイラク爆撃した時と、同じ匂いがするわけですが



岩上さんのところで、元シリア大使国枝昌樹氏のインタビューが出てます。


2013/09/06 アルジャジーラの”偏向” 元シリア大使が重要証言 ~岩上安身による国枝昌樹氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100353



以下田中龍作ジャーナルから シリア ワリフ・ハラビ代理大使の会見


シリア代理大使 「米国につき従ってはいけない」
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007844

アメリカのシリア攻撃が目前に迫る。シリアのワリフ・ハラビ代理大使がきょう、日本外国特派員協会で記者会見を持った。代理大使は「日本政府は米国に圧力をかけてほしい」と訴えた。(冒頭のスピーチは以下)


 冷戦以降の新世界秩序下のコンセプト「保護する責任(Responsibility to Protect)※」により、国連は国家主権と内政不干渉の原則を変えてしまった。だがシリアはこれに同意したつもりはない。


 2年半にわたってシリア政府は人道に反する罪で攻撃されてきた。流れている情報はバイアスがかかったものだ。だれも我々の主張を聞いてくれない。一方的だ。我々は不当に扱われている。

 国際社会―国連には「いつでも来て調べてください」と言っている。テロリストがこんなことをやっているとお見せしたい。

 国連安保理の決議のないまま武力行使するべきではない。リビア進攻でリビアはどうなったか。結果としてカダフィ後、国内は混乱に陥っているではないか。

 今はアフガンのケースと似ている。ゴールが不明確だ。シリアに侵攻してどうしたいのか?政府が倒れればそれでおしまいにするのか?

 テロリストの80%~90%はアルカイダかヌスラ戦線。彼らはシリアにとってだけでなく、後々まで世界にとって危険な存在だ。

 我々のおかれた状況には神話がある-シリア政府は自国民を殺している。人道に反する罪を犯しているというものだ。だったら政府がやっているという証拠を今すぐ出してもらいたい。彼らは国連やシリア政府の努力は不要だと言っている。証拠は今もって示されていない。

 シリアはこの3ヶ月間、アメリカとアメリカの同盟国であるトルコや湾岸諸国の後押しを受けたテロリストを退けてきた。我々は決して化学兵器を自国民に対して使ったりしていない。「シリアが化学兵器を使用した」というのは、政治的なキャンペーンだ。


以上引用 全文は
http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007844



NHKですら、シリア反政府軍が『アルカイダ』だと放映してましたからね。


米国と仏国は、シリア政府軍と闘う『アルカイダ』を支援して爆撃しようとしているわけです。

もちろん、当ブログの読者なら、『アルカイダ』を作ったのが、オバマ政権のブレーンの『ズビグニュー・ブレジンスキー』と当時のCIA長官のパパブッシュ達であることは、ご存知のことと思いますので、不思議でも何でも無いのですが。。


これは陰謀論ではなく、本人自らがインタビューで語っている事実です。


以下は
1998年1月15〜21日に「ラ・ヌーヴェル・オブゼルヴァチュール紙」(仏)による、カーター元大統領の国家安全保障問題特別担当補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキー氏へのインタビューです。

http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news/peace/blum-J


Q:元CIA長官ロバート・ゲイツ氏は回顧録のなかで、アメリカの諜報機関が、ソ連による軍事介入の6ヶ月前に、アフガニスタンのムジャヒディンへの援助を始めたと述べている。この時、あなたはカーター大統領の国防問題特別担当補佐官だったので、この事態に関わったわけですね。

ブレジンスキー:ええ。公式発表では、CIAのムジャヒディンへの資金援助を開始したのは1980年、つまりソ連軍が1979年12月24日にアフガニスタンを侵略した後となっている。しかし、今まで極秘だったが、実際はまったく逆だ。カーター大統領が、カブールのソ連寄りの政権への対抗勢力に秘密の資金援助を行う指令に始めてサインしたのは、1979年7月3日のことだ。その日、わたしは大統領へ手紙を書いて、この資金援助はソ連の軍事介入を誘発するだろうと説明した。

Q:ソ連の軍事介入というリスクを犯しても、この秘密行動を支持したのですね。もしかしたら、ソ連の戦争参入を自ら望んで、挑発したのでは?

ブ:そういう訳ではないではない。我々は、ソ連を軍事介入に追い込んだのではない。軍事介入の確率が高まることを知りながら、そうしたに過ぎない。

Q:ソ連が、軍事介入はアメリカのアフガニスタンへの秘密工作と戦うために正当であると名言した時、だれもその言い分を信じなかった。しかし、それは基本的に真実を含んでいたのですね。今、何か後悔するところはないのですか?

ブ:何を後悔しろと?秘密作戦はすばらしいアイディアだった。結果として、ソ連をアフガンの罠へと引き寄せたのだ。それを後悔しろと?ソ連が公式に国境線を越えた日に、私はカーター大統領へ、こう手紙を書いた。「今、ソ連に彼らのベトナム戦争を始めさせるチャンスを得ました。」事実、それからほぼ10年に渡って、モスクワは自国の政府の手に負えない戦争を遂行しなければならなくなっ
た。対立はソ連帝国を混乱におとしいれ、最終的に崩壊をもたらした。

Q:イスラム原理主義を支持したことも、未来のテロリストに武器と助言を与えたことも後悔していないのですね。

ブ:世界史にとって、一番大事なのは何か。タリバンと、ソ連帝国の崩壊のどちらが大事だ? 訳のわからんイスラム教徒と、中央ヨーロッパの解放・冷戦の終結のどちらだ?

Q:訳の解らないイスラム教徒?しかし、イスラム原理主義は現在、世界の脅威の代表であると繰りかえし言われているのですが。

ブ:ナンセンスだ。西側諸国は、イスラムに関してグローバルな規模の政策を持つといわれるが、ばかげている。グローバルなイスラムなど存在しない。イスラムを、デマや感情を差し引いて理性的に見たまえ。15億の信者をもつ世界の主要な宗教だが、サウジアラビアの原理主義と穏健派のモロッコとパキスタンの軍国主義、西側寄りのエジプトと中央アジアの世俗主義、これらのどこに共通点があると言うのか。キリスト教国家の共通点以上のものは何もない。

以上引用

http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news/peace/blum-J


こちらも参考に
9・11事件を元・西独閣僚が分析する
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/buelow.html



911テロについては様々なことが言われているのだが、元西ドイツ調査技術大臣(情報担当)、国防大臣のインタビューが、ものすごく分りやすい。

この人は、あくまでも西側の人で、情報のプロだった人で、実際にブレジンスキー達と接触のあった人だということがポイントです。

少なくともドイツでは、こうした報道が事件後数ヶ月で新聞に出ているということだ。


以下、引用



アンドレアス = フォン = ビューロー(1)
(ヘルムート = シュミット内閣(2) 調査技術大臣)

9・11事件を
元・西独閣僚が分析する

二○○二年一月十三日付、ベルリン・ターゲスシュピーゲル紙(3) 掲載
聞き手: シュテファン = レーベルト、ノルベルト = トマ

(1) 社会民主党員で、二五年間、連邦議会議員を勤めた。六四歳。現在はボンで弁護士をしている。
(2) ヘルムート・シュミット(一九一八〜)を首班とする社会民主党と自由民主党の連立内閣。七四年〜八二年。
(3) 一九四五年に創刊された。ドイツでは代表的な日刊紙の一つ。ベルリンを中心に一五万部発行。 www.tagesspiegel.de


ほんとうに怒っていらっしゃるようですね。

「何で怒っているのかお話ししましょう。あの恐ろしい九月十一日のテロ攻撃のあと、大衆の政治的な意見が一つの方向にまとまりました。しかしその意見は間違っていると思います。」

どういう意味でしょうか?


「いろいろ疑問があるのに、それについてだれも尋ねないのが不思議です。なぜなんでしょう。こういう恐ろしいできごとがあるとね、普通はいろんな手がかりとか証拠が出てきて、捜査機関やメディア・政府からコメントが出てくるものです。ところが今回はそういうものが出ましたか? 出てきた説明は説得力がありましたか? 今度ばかりは説得力が全然ありませんね。ニューヨークとワシントンが攻撃を受けた直後からずっとそうですよ。」

あの時は恐怖と悲しみがすべてを覆い尽くしていました。


「そうです。しかし、これは驚くべきことなんです。アメリカには秘密情報機関が二六あって、しかも予算が三○○億ドルついているんですから・・・」

ドイツの軍事予算より多いですね。


「かれらは攻撃を防げなかった。しかも、あんなことが起きそうだとも思っていなかった。直後の決定的に重要な六○分のあいだ、軍と情報機関は迎撃機を地上に待機させたまま飛ばさなかった。なのに四八時間後にはFBI(4) が実行犯の名簿を発表しています。そのあと一○日以内に、死んだはずの実行犯七人が生きているとわかりました。」
(4) Federal Bureau of Investigation 連邦捜査局の略称。本部はワシントンD.C. にある。www.fbi.gov

えっ、なんとおっしゃいました?


「生きていたと申し上げたんです。FBIの長官はなぜこの矛盾を説明しなかったのでしょう? 名簿はどこから入手したのだろうか? どうしてそれが間違っていたのだろうか? もし私が調査機関の長(司法長官)だったら、一般市民にむかって、どの手がかりが正しくて、どれが間違っていたか情報をあきらかにするでしょう。」

アメリカ政府は攻撃直後の緊急事態だったと述べています。つまりそれは戦争であったと。敵に知っていることを全部しゃべることはないと考えるのは理解できると思いますが?


「たしかにね。しかし、戦争に打って出ようという政府は、まずだれが攻撃したのか、敵はだれなのかをはっきりさせるべきです。証拠を示すのは政府の義務ですよ。ところが、責任をもって法廷に提出できるような証拠をまだ示すことができていないと、政府は認めているんです。

加害者についての情報は、一部が証拠書類として出されています。リーダーと疑われているモハメド = アタ は、九月十一日の朝、世界貿易センターを攻撃する航空機に乗るため、ポートランドからボストン行きの航空機に乗り ました。

アタ(5) という人間が作戦の中心人物だとしたら、そのボストン行きに乗るのは危険です。目的の航空機に乗りつぐ時間がほんのわずかしかない。きわめて不自然ですね。ほんの数分遅れたら、ハイジャック機に乗れないことになりますから。あんなに巧妙なテロリストがそんなことをするでしょうか? 

もうひとつ、これはCNNのインターネット・サイト(6) で読めますが、公式の乗客名簿に彼らの名前が一切でてきません。ただの一人も搭乗手続きをしていない。それから脅された乗員が、だれ一人として管制塔に 「7700」 という緊急コード(7) を送らなかったのはなぜか。さらに付け加えて、火や衝撃から守られているブラックボックスや音声記録がなにも価値のあるデータを含んでいなかったのはなぜか。」


(5) モハメド = アタはテロ実行犯のリーダーとされている。インドの新聞インディア・タイムズ紙は昨年十一月 十一 日、パキスタン情報機関(ISI)の長が事件直前、アタに10万ドル払い込んだと報道した。
(6) CNNはアメリカの代表的なテレビ局の一つ。 http://www.cnn.com/SPECIALS/2001/trade.center/victims.section.html に犠牲者の一覧表がある。
(7) 管制塔とのやりとりのコード番号が決まっていて、7700は緊急事態の発生を意味する。

とおっしゃると、まるで----


「準備段階で手がかりを残していく殺し屋みたいだというのでしょう? 象の群れが暴走すると、あとに足跡がいっぱい残ります。それと同じように彼らは自分の名前を使ってクレジットカードで支払いをしましたし、航空訓練学校では、教員に自分の名前を明らかにしています。アラビア語で書かれたジャンボ・ジェットの飛行マニュアルをレンタカーの中に残しました。遺書と別れの手紙を携えて突撃におもむき、それがFBIの手にわたっています。間違った場所に投函され、宛先も間違っていたからだという。かくれんぼみたいに手がかりがあちこちに残っていて、それをFBIが追いかけたというんです。冗談じゃないですよ。

イギリスの航空エンジニアが一つの仮説をたてています。それによると、航空機の操縦桿は多分パイロットの手をはなれて外部から操縦されていたという。アメリカは七○年代にすでにこの方法を開発しています。これを使うと、コンピューターによる遠隔操縦でハイジャック機を救うことができたはずです。この仮説によれば、この方法があの時に悪用されていたというんです。遠隔操縦でつっこんだんだと。あくまで仮説ですがね。」


実に大胆な仮説ですね。そんなことを考えた人はこれまでだれもいなかった。


「その通りです。私はこの仮説を受け入れません。でも考えてみる価値はあると思います。それから、あの不明朗な株式取引は何なんでしょう? 攻撃の前の週に、アメリカン航空・ユナイテッド航空の株や、保険会社の株の取引高が一二○○%も増えました。一五○億ドルは儲けましたね。だれか知っている人物がいたに違いない。だれなんでしょうか?」


推理してご覧になったらいかがですか。


「あの恐るべきテロ攻撃のおかげで、西洋の大衆民主主義は洗脳されてしまいました。共産主義者という敵のイメージは、もう役に立ちません。共産主義者をイスラム教徒に置き換える必要があります。今ではみんな洗脳されて、イスラム教徒が突撃テロを生み出したと思っているでしょう。」


洗脳ですか? それはきつい言葉ですね。


「そうでしょうか? しかし敵のイメージという考え方は私の発明ではありません。アメリカの情報活動と外交にかかわった二人の政治家、ズビグニュー = ブレジンスキー(8) とサミュエル = ハンチントン(9) に由来する考え方です。すでに九○年代の中頃、憎しみの対象が欧米人に必要だとハンチントンは信じていました。そうすれば自分たちの社会のアイデンティティを強化できると考えたんですね。そうして頭のおかしくなったブレジンスキーは、ジミー = カーター大統領(10) の助言者として、世界中の資源、なかでも原油と天然 ガスを手に入れる独占的な権利をアメリカがもっていると宣伝しました。」


(8) 元・米国大統領国家安全保障特別補佐官、国際問題研究家・政治学者、戦略国際問題研究所顧問。
(9) ハーバート大学政治学教授。一九七七年〜七八年、米国国家安全保障会議コーディネーター。
(10) 第39代アメリカ大統領。一九七七〜八一年。


あなたは九月十一日の事件が・・・


「これは軍需産業・情報機関・軍産学複合体の考えと完全に一致しますね。明白です。旧ソ連が手つかずで保有していた莫大な資源は、今やアメリカの思いのままですし、パイプラインも同じです。それから・・・

ようやくエーリッヒ = フォラート (11) が 『シュピーゲル』 誌 (12) に 「あれは軍事基地と麻薬、眠っている原油・天然ガス資源の問題である」 と書きました。」


(11) ドイツの雑誌 『シュテルン』 のニューヨーク・香港通信員を経て、現在 『シュピーゲル』 誌の編集者。  52 歳。
(12) ドイツの代表的な週刊誌。


「私なら、こういうことができますね。攻撃計画は技術的にも組織的にも名人芸の域に達している。四機ものジャンボジェットをわずかの時間のあいだにハイジャックして、しかも一時間以内に標的に当てている。その操縦の巧みさはどうだ。こんなことは、国家と産業界の秘密機関が永年にわたって支援してはじめて出来ることだ、とね。」


あなたは陰謀論者だ!


「そうそう。その通りです。陰謀論者という言い方は、公式見解にしたがうのが好きな人が投げかける嘲笑のことばですね。調査の好きなジャーナリストでも、宣伝や間違った情報にはまりこみます。疑うやつは頭がおかしいというわけです。あなたはそう批判していることになりますよ。」


経歴を拝見しますと、頭がおかしくなられたとは思えません。七○年代には、国防大臣をなさっていたし、九三年にはシャルク = ゴロドコフスキー (13) 調査委員会の社会民主党代表をされていました。
(13) シャルク = ゴロドコフスキーは旧・東ドイツの政治家。社会主義統一党の党員。スパイ・ 脱税・武器取引などの疑いで訴追を受けた。


「結局はすべてあそこから始まったんです。いまは大きな矛盾点に気づきますが、当時、私は情報機関の仕事についてあまり知識がありませんでした。経済犯罪の分野でスタシ(14) など旧東ドイツの情報機関がやったことに光を当てました。しかしBND(15) やCIA(16) の活動について何か知ろうとすると、冷酷に妨害されました。情報はまったく出てきませんし、協力も得られませんでしたし、まったく何の成果もありませんでした。」


(14) 東ドイツの秘密警察。ドイツ統一後、その資料が歴史家に公開されている。
(15) Bundesnachrichtendienst(連邦情報部)の略。統一ドイツの情報機関。
(16) (中央情報部)の略。アメリカ最大の情報機関。


シャルク = ゴロドコフスキーは、特にいろいろな国外の仕事を仲介していました。彼のことをもっと詳しく見てみたらどうなりますか。


「たとえばロシュトックに手がかりがありました。ここはシャルクが武器庫をもっていたところです。そうそう、それからシャルクがパナマに同伴者を持っていたこともわかりました。マヌエル = ノリエガ(17) はずっと大統領をやった人物ですが、麻薬の密売や資金洗浄などもやっていました。そうなんです。なんでもやっていました。それからノリエガはCIAから年間二○万ドルもらっていたんです。これは本当に奇妙でしたね。」


(17) パナマの元・国軍最高司令官・将軍。アメリカの後ろ盾で昇進したが、 その政策に逆らったため失脚した。


以下 全文は削除された模様
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/buelow.html


さて、シリア戦争ですが、以下のカレイドスコープさん、新ベンチャー革命さん、櫻井ジャーナルさんの記事を見ると立体的になってくると思います。


シリア戦争を拡大させることで誰が得をするのか
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2336.html


英国はシリア軍事介入に参加せず:オバマの今後の行動を占うには98年のクリントン米大統領のイラク軍事介入を振り返るべき
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/32527567.html

シリア空爆の実行意思決定を米議会に委譲したオバマ:ジョン・マケインなど好戦派議員はシリア戦争したいのに、シリア空爆に反対するというジレンマに陥る
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/32538223.html

米国オバマ政権のシリア限定空爆作戦:オバマ政権と米軍事産業界とシリア・アサド政権にとって三方一両損か
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/32557356.html


以下は櫻井ジャーナルさんから 一部引用


 この地域では、来年、ソチでオリンピックが開催される予定。そのオリンピックで「テロ」を実行するとサウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官は示唆、ロシアのウラジミル・プーチン大統領を脅したと言われているが、この作戦に使うため、グルジア人を雇っているともいう。

 1970年代にズビグネフ・ブレジンスキーが始めたプロジェクトは今でも続き、旧ソ連圏から中東、北アフリカへと戦乱は拡大している。この地域が同時に燃え上がり、アメリカ軍とロシア軍が衝突する可能性も否定できない。そうした動きの背後にいるのがイスラエルとサウジアラビアだ。この両国が同盟関係にあるという視点で21世紀の出来事を振り返る必要もあるだろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201309060000/


もうひとつ


この時期、金融の分野で最も大きな問題は何だったかと言えば、グラス・スティーガル法(1933年銀行法)の廃止だろう。1920年代の経験から投機が経済を破壊すると考え、銀行業務と証券業務を分離していた。1933年にアメリカ大統領となったフランクリン・ルーズベルトは金本位制から離脱している。金市場は一部の勢力に支配されていたため、金相場を操作することで通貨を支配することも可能だった。

 金融界から見ると、この規制はカネ儲けにとって邪魔な存在。「新自由主義経済」、つまりレッセ・フェール的資本主義が1970年代から「人気」になり、「規制緩和」と「私有化」が推進された。イギリスでは1986年に金融市場で規制緩和、いわゆる「ビッグ・バン」が実施され、アメリカではグラス・スティーガル法の無力化が進み、99年の金融制度改革法で完全に撤廃されている。

 1990年代の後半から2000年代のはじめまで、日本でも金融の規制緩和が実行されている。銀行業務と証券業務の分離を止め、顧客への責任転嫁を推進、デリバティブのような投機性の高い商品を扱えるようになった。その前提とされた情報開示の徹底は実行されていない。その典型例が東京電力だ。

 WTOのFSA(金融サービス協定)によって、金融取引を各国政府が独自に規制することが困難になり、巨大銀行のデリバティブ取引も受け入れざるをえなくなった。本ブログでも何度か書いたことだが、金融/投機は経済を破壊する。現在、経済が比較的に順調な国はFSAのくびきに拘束されていない。

 ひとつの国がWTOに立ち向かうことは難しいだろうが、いくつかの国が団結したなら不可能ではない。「西側」がBRICSを敵視する一因はここにあるだろう。2001年にアメリカ政府が攻撃リストに載せたイラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、ソマリア、スーダンにもそうした側面がある。南アメリカ諸国も団結に向かっている。日本が東アジアで団結を阻もうとしている理由は言うまでもないだろう。

 「西側」が湾岸の産油国と手を組み、アル・カイダを使って体制を転覆させたリビアの場合、ムアンマル・アル・カダフィはアフリカをひとつの共同体にしようと考え、「金貨ディナール」を導入して貿易の決済に使おうとしていたと言われている。ドルとの決別である。

 こうした服わぬ国をアメリカは軍事力で制圧しようとしている。そうした中で「アラブの春」も現れた。勿論、TPPも巨大資本が世界を支配する仕組みの一部にほかならない。


以上引用
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201309050000/


そして、誰も言及していないが、現在起きていることは、50年前のFRB50周年の時に起きている出来事

つまり、キューバ危機とそっくりであるということだ。


あの時は、ケネディとフルシチョフが、裏で戦争を回避するために動いていた。


おそらく、今回もオバマとプーチンは、落としどころを話し合っているはずだ。


問題は、またケネディ暗殺からベトナム戦争のようなことが起きないか?ということでもある。


私たちは、中東の戦争を避けると同時に、極東の戦争も避けなければならない。

コメント

_ 最近熱心読者 ― 2013/09/08 05:42

予定通りオリンピック開催地が東京に決まりました。今週はこの話題で持ちきりでしょうね。とても怖いです。一方、私は妄想に取りつかれてしまっています。かつて国際テロリストの雄として一躍名を馳せたのは、我が国が誇る日本赤軍でした。1970代初頭からパレスチナを拠点にし、中東で暴れまくります。しかし、大日本帝国軍の十八番であった自爆攻撃を戦術とするイスラム過激派の勃興と入れ替わるかのように衰退、主要メンバーの逮捕が相次ぎ、遂に2001年4月、解散宣言が出されます。それからさかのぼること16年前、日航機123便が、まるで導かれるかのように高天原山に墜落しました。日本の主要輸出品目は、自動車、電化製品が有名でしたが、もっといろいろあったんじゃないのでしょうか。ブッシュジュニア政権と小泉政権の関係が、何であれほど良好だったのか、とても気になります。そういえば、サリンテロの展示会場となった地も、日本の松本、東京でした。

_ velvetmorning ― 2013/09/08 16:43

最近熱心読者さま
東京オリンピックの件ですが、50年前、憲法改正を封じ込めた上で、沖縄返還に持ち込んだように、今回も北方領土返還からアジアの和平に持ち込むことも考えられますよ。
オリンピックをやれば、資本家は利益を回収するために、ぶち壊さないのが普通です。
ただ、例外もあって、ユーゴやナチスのベルリン、モスクワなんかは、五輪の後にやられています。
くれぐれも、第二次大戦前の、東京オリンピック決定したけどやっぱり中止で、日中戦争、日米戦争という、最も笑えない展開だけは、なんとしても避けたいものですが。。

_ 最近熱心読者 ― 2013/09/08 18:06

velvetmorningさま
ありがとうございます。だいぶん気持ちが楽になりました。サンクトぺテルブルクでもブエノスアイレスでも、テレビ画面での安倍総理の脇にやたらとチラチラ和歌山ゲッペルスさんが映るので、心配性になってしまっていたようです。私は地位も知識もないただのヘタレですが、コルサコフ症候群のような妄想癖は改めねばならないですね。ただ、灯台もと暗しにはならないよう慎重に循環する水の流れを見ていくようにします。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック