311以来、福島県では、県外に避難している人以外で 27,530人の人口が減少2013/11/01 15:06

今回の福島第一原発事故で、どれくらい被害があったのか?
様々なことが隠蔽されています。

現実を知る一つの大きな手がかりとなるのが、人口統計の調査です。


福島県が10月に発表した最新の「現住人口調査結果」
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=15846
によると、平成25年10月01日の福島県の推計人口は1,947,580人


2011年2月の福島県総人口は2,025,773人


福島原発事故以降の2年半で78,193人減少しています。

このうち、県外避難者の総数は、
福島県のHPには「2013年10月時点で県外避難者数は50,663人」


つまり、福島県では、県外に避難している人以外で、
27,530人の人口が減少していることになります。


これが、現実の数字です。


福島第一原発事故によって、福島では、県外避難者以外に、27,530人の人口が減少しているということです。



当ブログは、ことさら被害を煽ることも過小評価することもありません。




さて、そんな中、山本太郎が、天皇陛下に直訴だそうで、いろいろ言われていますが、ちょっと見てみましょう。


以下、きいこちゃんブログから 引用

山本太郎記者会見ツイキャス
http://twitcasting.tv/yamamototaro0/movie/23885074

ツイキャスそのもののYoutubeです。


文字起こし

記者:今日の園遊会での出来事について説明してください

山本:説明というと

記者:今日手紙を渡されたという報道がありますががそれについて

山本:陛下にお手紙を渡させていただきました

記者:その手紙の内容について、どう言った内容だったんですか?

山本:
内容ですか。
今の現状をお伝えするという内容ですね。
例えば、いま子供たちの被曝、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。
それだけではなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんですという話だとか、
あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。
この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっている。
本当に劣悪な環境の中で、しかも、搾取されながら労働の対価というものを手にすることなく、
命をはりながら、命を削りながらやっているにもかかわらず、
健康管理とか放射線管理というものがずさんなままにされている実情ですか、
そのようなことを手紙の中にしたためたという感じです。

記者:手紙は前から準備されていたんですか


山本:前からという訳ではないですけど、書いたのは前日ですね。

記者:
今回手紙を渡したことはけこう異例のことで、
自民党の中には「世が世なら大変なことだ」という批判の声や、
また、官房長官が今日の記者会見の中で
「手紙を渡すことがその場にふさわしいかどうか常識的に判断していただくことだ」
という発言をされていますが、そういった声に対してちょっと、


山本:
確かにいろんなご意見もあると思います。
園遊会という場において、その…お手紙をお渡しすることが本当にどうなのか、
という事もあるかとも思うんですけれども、本当にこの切羽詰まった状況の中で、時間との闘いですね。
その中でどうやって子どもたちを守れるのか?という部分においてその実情をお伝えするというのが、
この国に住む者として、この世に生まれたものとして
やはり情報をお伝えしたい気持ちがあふれ出たものだということをご理解いただきたいです。


記者:
国会議員という立場でこうやって手紙を渡すことについてですね、
政治利用に引っ掛かるんじゃないかという話があるんですが、

山本:
もちろん僕は国会議員なのでそのような声もあると思うんですが、
これは政治だとか、そういう問題では無くそれ以前の問題で、
本当に、この国では見捨てられようとしているその現実というものを、
沢山の人達に認識していただかなければいけないし、
もちろん、すごく聡明な方なのですでにご存じだとは思うんですけれど、
やはり自分の中で、今この国の置かれた現状、
世界中が踏み込んだところがないようなところに僕たちが置かれていて、
やっぱりそういう健康被害があるとか、という部分に関してはほとんど考えられていない中、
この先この国がどうなっていくのかって言う事を本当に愁いて、その気持ちが溢れたという事で。


以上引用
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3372.html



皇族の一部が、脱原発に向けて動いているという情報は、あります。
今後、どうなるかですね。

以下は、足尾銅山事件における田中正造の直訴状です。


田中正造が足尾銅山の鉱毒事件の惨状に対する政府の対応を見るに見かねて、明治天皇に直訴に及んだのが、1901年の12月


以下引用

  直訴文(全文現代語訳)

 在野の一国民である田中正造が、恐れ多くも謹んで明治大帝に申し上げます。
謹んで思いますに、田畑で暮らす一国民である私が、あえて道を逸脱し、法を犯して、陛下のご前に進み出るという罪は、実に万死に値するものであります。しかも、不本意ながら、このようなことをする理由は、真に国家国民のためを思って活動してまいりましたが、小さき私の忠心が終に耐え忍ぶことができないものとなったからであります。謹んでお願いいたしますことは、慈愛深い陛下が、私の愚かさを憐れんでくださり、少しこの訴状に目を通していただきたいということでございます。

 謹んで思いますに、東京から北に160キロメートル離れたところに足尾銅山があります。近年、鉱業用機械が西洋式技術の発展にしたがって、流出する毒物の量はますます多くなっており、採掘し製銅する際に生じる有毒な排水と鉱滓は谷間を埋め、渓流に注ぎ、渡良瀬川に流下して、沿岸地域で被害を受けない所はありません。加えて、年々山林を乱伐し、煙毒が水源を赤土としてしまったために川の流れが激変して洪水となり、また水嵩が数十センチも高まり、有毒な水流が四方に氾濫し、有毒鉱滓が地下浸透した場所は、茨城・栃木・群馬・埼玉の四県とその下流の数万坪に達し、魚類は付近で死滅し、田園は荒廃し、数十万の国民の中には財産を失ってしまうものもあり、栄養失調となってしまうものもおり、あるいは、仕事を離れざるをえず、飢えて食べるものもなく、病になっても薬なきものがおります。老人や幼児は谷間に転がり、元気な大人はこの土地を去って、他国に流出しています。このような有様で、20年前の肥沃な田畑は今や見渡す限り雑草に覆われ、悲惨な荒野となってしまっています。

 私は、早くから鉱毒の害が広範囲に及び、とどまることなく、住民の苦痛が極限に達していることを見て、居ても立ってもいられませんでした。以前、衆議院議員に選出されるや、第二回帝国議会の時に初めて書状を持って、政府に質問をしました。その後は、議会において、大声で激しく議論し、救済策を求めてここ20年間やってきましたが、それなのに政府の当局は常に言を左右にして、これに必要な適切な措置を実施することはありませんでした。そのうえ、地方政府の要職にある者も、また平然として省みようともしません。はなはだしいことは、住民が窮苦に堪えられずに集団で保護を請願するや、官僚は警官隊を派遣して、これを抑圧し、事実をねじ曲げて暴徒だといって監獄に収監するにいたっています。こうして、極みでは国庫の歳入を数十万円減少させ、まさに億千万円に達することになります。現に、国民で公民権を失うもの数えることができないほど多く、町村の自治は完全に退廃してしまい、貧苦疾病および中毒死するものが、また年々増加しております。

 謹んで思いますに、陛下は比類なき素質をもって、天皇の地位を継がれ、その徳は四海に溢れ、威厳は世界に広がっていらっしゃいます。一億の国民の中で、隆盛を謳歌しないものはおりません。ところが、首都を隔た距離がそう遠くないところで、数十万の見捨てられた窮民は、空しく大自然の力を期待して天空に号泣するのを見ます。ああ、これは今上陛下の御代の汚点ではないといえるでしょうか。そして、その責任は実に政府当局の職務怠慢であって、上級官吏は陛下の聡明を覆い隠し、下級官吏は国家民生を念願しない有様です。ああ、四つの県の地もまた陛下の一家ではないのでありましょうか。四つの県民もまた陛下の子供ではないのでありましょうか。政府当局が陛下の地と人をこのような悲境に陥らしめて、省みようとしないことを、私は黙止することはできません。

 謹んで思いますに、政府当局をしてよくその責任を尽くさせて、もって陛下の赤子ともいうべき県民に自然界の恩恵を与える道は他にはありません。それは、渡良瀬川の水源を浄化することが第一です。川の流れを修復して、その自然の状態に戻すことが第二です。激甚の汚染土を除去することが、第三です。沿岸にある無限の天然資源を復活することが第四です。多数の頽廃した町村を回復することが第五です。毒を出す鉱業を止め、有毒排水と鉱滓の流出を根絶することが第六です。このようにして、数十万という生命を救い、居住相続の基盤を回復し、その人口減少を防止し、かつ、わが日本帝国憲法および法律を正当に実施して、その権利を保持させて、さらに国家の将来の基盤である無限の力および財産の喪失を断ち切れるようにしなければなりません。もし、そうしないで長期にわたって有毒排水を垂れ流したままにすれば、私はその被害の及ぶ範囲はまさに測定できないほどになることを恐れます。

 私は齢61歳で、加えて老からくる病が日に日に悪化しております。余命もいくばくもないと思っております。ただ、万一の功を立て恩にむくいることを期待して、あえて一身をもって、自分の利害を計算に入れていません。ゆえに重罪を犯して、お伺いいたしました。情勢は切迫して、涙なくして語ることはできません。謹んでお願い申し上げることは、陛下が明察を垂れてくださることであります。私は、感動の涙に耐えることはできないでありましょう。

                  明治34年12月
 在野の一国民 田中正造、恐れ多く頓首頓首 ㊞


以上引用


田中正造が間違ったことをしたと思う人、誰かいますか??

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