国内で承認されたSSRIなどの抗うつ薬 効果が確認できなかった。厚生労働省2013/03/30 22:49

もう一つ 薬関係でこんな記事が。

以下引用


 厚生労働省は29日、1999年以降、国内で承認されたSSRIなどと呼ばれる抗うつ薬について、海外で18歳未満に投与したところ効果が確認できなかったとして、添付文書の「使用上の注意」を改訂し医師に慎重な投与を求めるよう日本製薬団体連合会に要請した。
 対象は、レクサプロ▽ジェイゾロフト▽サインバルタ▽ルボックス▽デプロメール▽レメロン▽リフレックス▽トレドミン—の8製品。
 医薬品医療機器総合機構(PMDA)の報告書によると、海外の製薬会社が実施した調査で、抗うつ薬と薬に見せ掛けた錠剤を18歳未満の子どもに試したところ、錠剤でも6割で改善効果が見られ、効果に有意差がなかったという。 
[時事通信社]

以上引用
jp.wsj.com/article/JJ11997891205565913637118548438832743842789.html


海外では、様々言われてきたわけですが、ついに国内でもこの発表です。


SSRIについては、様々調べてきましたが、SSRIが出来て薬価が高くなってから様々な問題が起きたようです。


以下、それぞれのクスリの種類


エスシタロプラム (Escitalopram) とは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) と呼ばれる第三世代抗うつ薬の一つである。
シタロプラムのエナンチオマーであり、S体であるエスシタロプラムがSSRIとしての活性がある。

概要

デンマークのH. Lundbeck A/S社により合成・開発され、2001年にスウェーデンで承認された後、2010年10月現在には世界96ヶ国で使用されており、2010年8月現在で投与された患者数は2億3千万人以上にも上る。
エスシタロプラムシュウ酸塩として、レクサプロ® (Lexapro®) などの商品名で発売されている。日本では2011年4月に製造承認され、レクサプロ®錠10mgとして、持田製薬製造販売、田辺三菱製薬販売、吉富薬品プロモーション提携として2011年8月上市された。




セルトラリンもしくはサートラリン (sertraline) は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) と呼ばれる第三世代抗うつ剤の一つである。
不安障害(心的外傷後ストレス障害 (PTSD)、全般性不安障害、強迫性障害、社交不安障害)、月経前不快気分障害、双極性障害の治療にも応用されることがある。

塩酸セルトラリンとして「ゾロフト」(Zoloft) の商品名でファイザーより発売されている。アメリカ食品医薬品局は1991年に承認。日本においては、「ジェイゾロフト錠」の商標で2006年7月7日より薬価収載されている。

他害行為と抗うつ剤との因果関係が否定できない症例が確認されたことから、2009年5月に厚生労働省より添付文書の改定を指示され、[重要な基本的注意]「自殺企図」の中に「攻撃性」のリスクが明示された。同年同月、パロキセチンとともに添付文書の改訂が指示され、「慎重投与」の項の「躁病の既往歴のある患者」が「躁うつ病患者」となった。
適応はうつ病・うつ状態、パニック障害。



デュロキセチン(Duloxetine)は、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)と呼ばれる第三世代の抗うつ剤の一つである。

フルオキセチンの開発にも携わった、イーライリリー社によって1980年代後半に合成され、1988年に開発がスタートした。
しかし、1996年に第III相試験に入らないことを決定したイーライリリー社は開発から退き、日本での塩野義製薬の単独開発が始まり、その成果を見たイーライリリー社は1999年に再開発を始め、2001年にFDAに申請、2004年4月に承認された。2012年現在、日本をはじめ95カ国で承認されている。

日本では2010年4月にデュロキセチン塩酸塩(Duloxetine HCl)として、イーライリリー社及び塩野義製薬からサインバルタ®の商品名で薬価収載されている。




ミルタザピン(Mirtazapine)は、オランダのオルガノン社(前シェリング・プラウ社、現メルク社)が創製した四環系抗うつ薬[8]。ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬 (NaSSA) というカテゴリに分類される。SSRIやSNRIとは異なる作用機序であり、短時間で効果が発現し、効果は持続的である[9]。
2009年3月現在93カ国で承認され、日本においては2009年7月に製造販売が承認され[10]、MSD(旧シェリング・プラウ)からレメロン、Meiji Seika ファルマからリフレックスという商品名で販売されている[8]。

四環系抗うつ薬(よんかんけいこううつやく、英 tetracyclic antidepressant)は、抗うつ薬の種類の一つ。
四環系とは、薬剤の分子構造中に連なった環状構造が4つあることに由来している(三環系抗うつ薬と比較のこと)。
三環系やSSRI、SNRIと比較すると即効性があり、飲み始めてから4日程度で効果が発現する。
三環系と同様に、抗コリン作用による副作用(口渇、排尿困難など)を伴う場合があるが、三環系抗うつ薬に比べて軽いことが特徴とされる。
主な薬剤として
マプロチリン
ミアンセリン
セチプチリン
ミルタザピン[1]
などがある。



フルボキサミン(Fluvoxamine)は、医療用医薬品。抗うつ薬のひとつで、ベルギーの化学会社ソルベイ(医薬品部門は現アボット・ラボラトリーズ)によって創製された世界で始めての選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)である。

主にうつ病、不安障害、強迫性障害、摂食障害、注意欠陥・多動性障害、月経前症候群等の治療薬として、日本ではフルボキサミンマレイン酸塩錠が「ルボックス®」(アボットジャパン←アステラス製薬←藤沢薬品工業)、「デプロメール®」(Meiji Seika ファルマ)の商標で販売されている。また、後発品も多数存在する。
日本で最初に発売されたSSRIで、医師の処方が必要である。




ミルナシプランは、2000年6月5日に日本で最初に認可されたSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再吸収阻害薬)抗うつ薬である。
商品名トレドミンとして旭化成株式会社とヤンセンファーマ株式会社から出荷されており、剤型としては12.5mg錠、15mg錠、25mg錠、50mg錠の4種が存在する。また、他の製薬会社から、多数の後発医薬品が発売されている。


脳に直接作用し、脳内のセロトニンとノルアドレナリンの再取り込み(吸収)を阻害する。これにより、脳内のセロトニン・ノルアドレナリンの濃度が上昇し、うつ状態が軽減される仕組みである。

wikipedia


前々から危険が指摘されてきたSSRIやSNRIだけでなく、四環系抗うつ薬も対象になっているようです。


SSRIについては、過去記事参照のこと


SSRI型抗鬱剤の闇その1
http://ccplus.exblog.jp/6602786/

SSRI型抗鬱剤の闇その2
http://ccplus.exblog.jp/6602818/

SSRI型抗鬱剤の闇その3
http://ccplus.exblog.jp/6602979/


SSRIが米国(ブッシュ父政権)で認可されてから、日本の自殺者は、およそ2倍になっています。


そして、こんな研究結果が


2)The Relative Risk of Nonfatal Suicidal Behavior in Patients Treated
With Amitriptyline,Fluoxetine,or Paroxetine Compared with Those Treated with Dothiepin 
Boston University School of Medicine (米国)

抗うつ薬の使用開始後の期間と自殺行動との関係を解析した興味深い発表であった。GPRDから三環系抗うつ薬のAmitriptylineおよびdothiepin、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のfluoxetineおよびParoxetineの使用者15万9810人のデータをレビューした。

10歳から19歳の若年者における自殺の試行または成功との相互比較を行った。最初の1カ月がほぼ3倍で、1日目から9日目までが4倍であった。その理由として、診察を受けた時点ではすでにうつ病が悪化していること、抗うつ薬が効くまでに時間がかかることを挙げ、最初の9日間およびその後の数週間にわたり患者を注意深く監視する必要性を指摘している。


3)Antidepressants and Risk of Suicide
North Wales Department of Psychological Medicine (英国)

公表された治験による科学的根拠からは抗うつ薬と自殺を関係あるものとしている。SSRIのリスクはプラセボの約2倍である。

また(SSRIの)成人と小児両方における自殺と自殺行動とを関連づける根拠が北米と欧州の規制当局に諮問された。さらに一般診療下で収集したデータベースや市販後調査研究から得られたエビデンスはそのうちの全てがSSRIによって自殺の割合が増えたことを示している。最後に一般的(自然に起こる)自殺の割合とこれらのデータベースとの間の境界領域の問題は解決に向けて努力されていると述べていたが具体的な話はなかった。
http://www.rad-ar.or.jp/01/08_icpe/20th-icpe/20icpe4.html


SSRIのリスクはプラセボ(偽薬)の約2倍である。と書いてあるのと、実際の自殺者の増加は同じ2倍ですね。


日本で自殺者の増加は、バブル崩壊で経済的貧困が増えたためだと左翼の人たちが言ってますが、本当の原因は、薬害であると思います。


日本でSSRIが認可されてから、省庁再編で労働省と厚生省は一緒になり、厚生労働省になりました。


そして、日本における自殺を調査している団体、『NPOライフリンク』は、笹川財団です。


そういうことです。



SSRI型抗鬱剤の闇その1
http://ccplus.exblog.jp/6602786/

SSRI型抗鬱剤の闇その2
http://ccplus.exblog.jp/6602818/

SSRI型抗鬱剤の闇その3
http://ccplus.exblog.jp/6602979/


秋葉原連続殺傷通り魔事件と薬物の接点
http://ccplus.exblog.jp/8104924/

JR福知山線脱線事故の深層
http://ccplus.exblog.jp/7815234/

茨城連続殺傷事件と危険なクスリ
http://ccplus.exblog.jp/7596040/


薬害イレッサ訴訟で大阪高裁が、国と企業の責任を認めない判決の裏側
http://ccplus.exblog.jp/18056563/

コメント

_ ササギ ― 2013/03/31 20:48

秋葉原通り魔の加藤智大は、パキシル(SSRI)を投与してたらしいですね。
あの事件、本当は加藤智大ではない人間が殺害を行ったと思います。
茨城の事件も同じかもしれません。

日本の自殺者の増加は、抗うつ薬が大きいんでしょうなぁ。
あと、消費税導入。
自殺者は、非正規雇用者と自営業者が最も多いようですので、大きく関係してますな。
たしか、velvetmorningさんはアパレルの店長(自営業者)ですよね?

この国、クール・ジャパンだとか宣伝してますけど、このブログで取り上げられるあらゆる事件や政治のことも含め、
自殺・イジメ・引きこもり・過剰労働・カルト宗教など、本当は絶望するくらい黒い国なんですわ・・・。

_ velvetmorning ― 2013/03/31 21:19

ササギさま
サラ金で多重債務の保険金殺人という線も、当然あったと思いますね。
ただ、貧困だけでは自殺は増えないと思います。
第二次大戦後など、皆死ぬほど貧乏でしたが、自殺する人なんて、ごくわずかだったでしょう。
過労や心労で落ちこんだ人たちが、簡単に『うつ病』認定され、高価な薬を安直に与えられて、本当に鬱病になってしまった人たちが沢山居ます。
結局、クスリによって脳の機能が破壊されることによって自殺や他殺するのだと思います。
加藤智大とか金川真大とかは、いわゆる『MKウルトラ』で洗脳されたヒットマンでしょう。
こういった被害者が、かなりの数居るのです。

_ クオレ ― 2015/01/25 01:48

私も、入院を経験して、薬を飲みたくなくて助けを求めてます。
今のところ二週間に一度通院しインヴェガを処方されて、でも飲まないでがんばってますが、病院信仰の母がまた、入院さす。と。怒ります。
いろいろありがとうございました。

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