福島第一原発 汚染水情報2013/10/03 21:18

逝きし世の面影さんが、ものすごいエントリ出してますので、引用します。


全文はリンク先を

以下引用


(2011年3月11日以前の稼動中の東京電力福島第1原発)
左下側(南側)の岸壁近くの海面上に白く川のように見えるのは1~4号基の冷却水(温排水)の放水。
右上(北側)の白い部分は5・6号基の冷却水の放水で、今回気象庁がIAEAに「1日計約600億ベクレルを外洋に放出」と報告。



『5・6号基ポンプで汚染水を1時間に6,500トン1日計約600億ベクレル外洋(原発港湾外)に放出』

9月8日に安倍晋三首相はアルゼンチンのブエノスアイレスのIOC総会で福島第一原発の汚染水は『湾内の0.3平方Km以内の範囲で完全にブロックされている』と断言し、帰国しても同じ言葉を繰り返した。


9月19日、自ら視察した福島第一原発の事故の現場でも『完全にブロックされている』発言を繰り返していた。
ところが安倍晋三が原発を視察する前日の9月18日、オーストリアのウィーンで気象庁は『外洋に1日600億ベクレル放出 』とIAEAの科学フォーラムに報告していた。


(2013年 09月18日 ウィーン)
『東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、気象庁気象研究所の青山道夫主任研究官は18日、国際原子力機関(IAEA)の科学フォーラムで、原発北側の放水口から放射性物質のセシウム137とストロンチウム90が1日計約600億ベクレル、外洋(原発港湾外)に放出されていると報告した。
セシウム137の半減期は約30年、ストロンチウム90は約29年。』


『 原子炉建屋地下からいったん港湾内に染み出た後、炉心溶融を免れた5、6号機の取水口から取り込まれ、北側放水口から外洋に放出されている。東電は「法定基準以下の濃度と確認して放水しており問題ない」としている。』
【共同通信】


東電の言い分の、排水は『濃度確認してる』から問題無しとは、『薄めて出せば問題ない』との傍若無人なとんでもない主張である。


『支離滅裂の嘘八百と挙国一致の隠蔽』

共同通信のいう『外洋に1日600億ベクレル放出』とは何を意味するのか。

東京電力は冷温停止して休止中の5号機6号機の再冷却ポンプを利用して港湾内の放射能汚染水を1時間6500トンも、誰にも知られないように極秘に外洋に放出していたらしいのである。


出力100万キロワットの原子炉とは熱出力は3倍の300万キロワット。発電に使える熱エネルギーは3分の1しかない。
原子炉の核燃料の崩壊熱で得られた高温高圧の蒸気でタービンを回して発電する。ところが発電に使った後の蒸気(一次冷却水)を直ぐに元の水に戻して原子炉に戻す必要がある。

このために、原子力発電では大量の二次冷却水が必要なのです。

日本で原発54基全部が稼動すると日本中の全河川の流量の10分の1が必要で到底賄え無い。仕方無しに日本国では冷却に海水を利用しているのです。

ブログ記事上↑の福島第一原発の写真のように、日本の稼働中の原発では港湾内から大量の海水を汲み上げて一次冷却水を冷やしてから外洋に温排水を放出する。


いま福島第一原発の5号機も6号機も、原発は休止中で発電していない。
ところが発電時に使用する冷却水ポンプを、稼働中と同じようにフル回転して、東京電力は外洋に汚染水を放出していた。


『基本的に無茶苦茶、嘘に嘘を重ねる東京電力と政府、マスコミ』

9月22日、中日新聞や福島民報は、『5・6号機は燃料の崩壊熱除去の冷却水 として1時間に6,500m^3もの海水を港内で取水し、放水口から港外へ放出している』と報じている。
(6500トン放出の驚愕報道は一部の地方紙だけで、全国紙は最初から一切報じていいない)


しかし9月18日、気象庁がIAEAで発表した、5、6号機の取水口から取り込まれ、放射性物質1日計約600億ベクレルが、北側放水口から外洋に放出されている事実は全国紙も報じている。

ただし、何の説明も解説も無い。
しかも扱いが小さい。
目立たないように苦心惨憺、事実上隠されているので日本国を揺るがす驚愕的な大ニュースを見逃している読者が大部分なのである。
メルトダウンしていない原子炉本体は絶対に海水で冷却しないし、する必要がそもそも無い。


中日新聞などの『5・6号機の原子炉冷却に使用している』との報道は真っ赤な嘘。悪質な印象操作である。
沸騰水型原子炉を冷やす為の一次冷冷却水と、その一次冷却水を冷やす為の大量の海水(二次冷却水)を手品の如く摩り替えているのです。
(一次冷却水は核燃料に直接触れ高濃度に放射能汚染するので密閉状態で循環して何度も再利用する)
(二次冷却水の海水は全て使い捨てで一次冷却水の高温蒸気を冷やした後は海に全量を捨てる)


臨界熱とは違い原発が停止した後の崩壊熱は出力の7%程度、しかも1年後には100分の1にまで冷えている。今は原発が停止して2年半後なのですから数百分の1にまで冷えているので『崩壊熱除去の為』などは言い訳としても阿呆臭い。
お粗末なブラックジョークで、目の前の真実とは違いすぎる。
本当の真実は、東電は福島第一原発の放射能汚染水を1日当たり15万6000トン以上を今まで無断で海洋投棄していたのである。
(5・6号機の冷却ポンプは出力7,000�/hなので24時間フル稼働なら1日に16万8000トン)


『計算が合わない』

中日新聞が報道した1時間6500トンの放出量なら、1日当たりでは15万6000トンにもなる。
東電は休止している100万KW級の5・6号基の冷却ポンプを24時間フル稼働させて原発の港湾内の海水を汲み上げて外洋に放出しているのでしょうか。


しかし気象庁研究所はセシウム137とストロンチウム90が1日600億ベクレルも東電が外洋に放出と国際原子力機関(IAEA)に報告している。


誰が計算しても1日600億ベクレル(Bq)を15万6000トンで割れば1リットル当たりでは38・5ベクレル(38・5Bq/L)なので、明らかに基準値を超えている。


東電発表の福島第一原発 5,6号機放水口北側(5,6号機放水口から北側に約30m地点)の2013年(平成25年)8月21日のセシウム137(Cs-137)の濃度はたったの3・3ベクレル(3.4Bq/L)であり、IAEAの気象庁研究所の数値とは十数倍も違っている。


原発北側の放水口から放出されている放射性物質がガンマ線を出すセシウム137ではなくて、ベータ線を出すストロンチウム90が大部分だと言うことだろうか。

辻褄がまったく合っていないのである。
あくまで『基準値を超えていない』と言い張るなら東電は大量の海水で希釈して誤魔化しているのである。
何れにしろ子供騙しの丸っきりのインチキな詐欺か手品である。
この国はもう、完全に終わっています。


酷いとは思っていたが、まさか東電がこれ程酷いとは思っていなかった。到底現実の話であるとは思えないほどの無茶苦茶。
まさに悪夢である。
汚染水海洋放出は嘘でしょう。!嘘でもいいから『うそだ。』と言ってくれ。


『14年度中に汚染水浄化を完了?!?』

9月19日の静岡新聞は、『東電の広瀬社長が、福島第1原発の汚染水漏れに「2014年度中に汚染水浄化を完了する」と回答。』と極短く報じている。

NHKなど他のメディアも記事中に、
『19日、福島第一原発を視察した安倍総理大臣から要請を受けた東京電力は、来年度中に浄化を完了させるという目標を掲げ、具体的な計画を早急に作ることにしています。』
と小さく目立たないように報じている。

静岡新聞以外では『東電、来年度中の度汚染水浄化完了』を記事のタイトルにしたマスメディアはゼロなのです。


来年度中の『汚染水浄化完了』をマスコミ全員が戦々恐々、報道したくない。核爆弾並の危険物。

日本のマスコミですが、一応報じてはいるのです。ところが読んだ誰にも分からないように苦心惨憺。大事な部分を最大限薄めて誤魔化しているので意味不明になって仕舞う。


ちなみに現在福島第一原発の汚染水タンクや建屋地下に貯まっている汚染水は45万トンもの膨大な量である。
『14年度中に汚染水浄化を完了』など酔っ払いの寝言以上に実現性がない戯言か、品の無いブラックジョークの類。



以上引用 以下全文は
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/2d8a9da80bf7133443cefb7aa34fc28d



超高濃度の汚染水は、タンクに隔離と、いわきの二酸化炭素埋め込み施設に埋め、そうじゃないやつは、海水で薄めて捨てていたということかな、これ。。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック