地震と地下にCO2を圧入したこととの因果関係は?2011/04/14 20:47

411福島浜通り直下型地震が、地中への二酸化炭素埋め込み実験と関係しているのではないか?という件ですが、読者の方に教えていただいた情報です。

二酸化炭素は,図2−3に示すように,圧力7.39MP以上,温度31.2℃以上で超臨界状態となりますが,現在想定されている地下1000mを越える地下深部に圧入すれば,多くの場合,この温度・圧力条件を満たすことになります.超臨界状態は気体と液体の中間的な状態であり,二酸化炭素の場合,水に対する比重は0.5,粘度は水の1/100〜1/10という,軽い,さらさらとした状態です

中略

また地下に注入した二酸化炭素は,注入箇所周辺では水と反応して酸性となり周辺岩石中の炭酸塩を溶解しますが,上昇に伴って酸性度,圧力,温度が低下すると炭酸塩とともに沈殿し岩石中に固定されことが期待されます

中略

しかし,このような圧入した二酸化炭素の岩盤中の挙動については 十分な研究がなされているとはいえず,今後の研究課題と言えます.

以上、京都大学 石田 毅 教授のhpから引用 全文は http://geo.kumst.kyoto-u.ac.jp/lab/member/Ishida_t/Research%20Subject%202.htm

やはりよく分っていないようです。 でも、実験したいので、予算100億円ついているので実験したということでしょうか。

そして、はなゆーさんのところで、フォローアップ記事がアップされています。

リンク先に、かなり詳細な記事が出てますので、是非読んでみてください。 当ブログが言っていることが、かなり理解出来ると思います。

二酸化炭素の注入もそうですが、ガス田を掘る時の水圧を高くして削岩する方法がマズいという記事もあるようです。

〔原発・放射能〕福島県の連続地震は「人工的」に惹起された可能性が! http://alcyone.seesaa.net/article/195646899.html

☆人間が起こした地震[建築の雑誌『施工』(彰国社)] http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/142.html 2007 年 7 月 22 日

しかし、人間は間接的には地震を起こせないことはない。つまり、地震が起きそうなだけ地下にエネルギーがたまっているときには、人為的な行為が地震の引き金を引くことは出来るのだ。

米国コロラド州のデンバー市のすぐ北東で深い井戸を掘って、放射性の汚染水を捨てたことがある。米空軍が持つロッキー山脈兵器工場という軍需工場の廃液であった。それまでは地表にある貯水池に貯めて自然蒸発させていた。厄介ものの汚染水を処分するには自然蒸発よりはずっといい思いつきだと思って始めたのに違いない。井戸の深さは3670メートルもあった。大量の汚染水を捨てるために、圧力をかけて廃水を押し込み始めた。

この廃液処理を始めたのは1962年3月のことだ。3月中に約16,000トンもの廃水が注入された。

四月になって間もなく、意外なことが起きた。もともと1882年以来80年間も地震がまったくなかった場所なのに、地震が起きはじめたのだった。

多くはマグニチュード4以下の小さな地震だったが、中にはマグニチュード5を超える結構な大きさの地震まで起きた。マグニチュード5といえば、松代での群発地震の最大の地震に近い大きさだ。もともと地震活動がごく低いところだから、生まれてから地震などは感じたこともない住民がびっくりするような地震であった。人々はこの工場での水の注入が地震を起こしていることに気づき、ちょっとした騒ぎになった。

そこで、1963年9月いっぱいで、いったん廃棄を止めてみた。すると、10月からは地震は急減したのである。

しかし、廃液処理という背に腹は替えられない。ちょうど1年後の1964年9月に注入を再開したところ、おさまっていた地震が、突然再発したのである。

そればかりではなかった。水の注入量を増やせば地震が増え、減らせば地震が減ったのだ。1965年の4月から9月までは注入量を増やし、最高では月に3万トンといままでの最高に達したが、地震の数も月に約90回と、いままででいちばん多くなった。水を注入することと、地震が起きることが密接に関係していることは確かだった。

量だけではなく、注入する圧力とも関係があった。圧力は、時期によって自然に落下させたときから最高70気圧の水圧をかけて圧入するなど、いろいろな圧力をかけたが、圧力をかければかけるほど、地震の数が増えた。

このまま注入を続ければ、被害を生むような大きな地震がやがて起きないとも限らない。このため地元の住民が騒ぎ出し、この廃液処理計画は1965年9月にストップせざるを得なかった。せっかくの厄介者の処理の名案も潰えてしまったのであった。

地震はどうなっただろう。11月のはじめには、地震はなくなってしまったのであった。

 こうして、合計で60万トンという廃水を注入した「人造地震の実験」は終わった。誰が見ても、水を注入したことと、地震の発生の因果関係は明かであった。

☆今回の地震と長岡の地下にCO2を圧入したこととの因果関係は? http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/730.html 2007 年 7 月 19 日

☆新潟地震“人造”だった!? 近くでガス田注水作業 [ZAKZAK] http://www.asyura2.com/07/jisin15/msg/135.html 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 19 日

「両地震の震源からほど近いところあるガス田開発では、“水圧破砕法”といって高圧の水を注入して岩を破砕していた。そのことが2回の地震の引き金になった可能性はある」と指摘するのは、地震学者の島村英紀氏。だが、その破砕の震動が地震を誘発するわけではない。問題は「水」なのである。まず、人造とも言われている「誘発地震」のメカニズムから紹介しよう。

「ダムを建設して水を貯めると、周辺で小さな地震が起き始めることは知られています。地下深くの断層面まで水が浸み込むことで、滑り出しの“潤滑剤”になると考えられています」(東大地震研の加藤照之教授)

ニューディール政策で有名な米フーバーダムでは、1935年に貯水を始めた翌年から地震が増え、40年には過去最大のM5の地震が起きた。アフリカ・ジンバブエとザンビア国境のカリバダムでも貯水が始まってから地震が急増、満水になった63年にM5.8の地震が起きた。このほか、エジプト・アスワンハイダムなど世界各地の巨大ダムで、貯水後に地震が起きているという。貯まった水自体の水圧で地下深くへ浸透していると考えられるが、井戸への高圧注水も同様の効果をもたらすようだ。1960年代、米デンバーの軍需工場で深さ約3600メートルの井戸を掘り廃液を注入したところ、注入量や水圧と地震の発生が連動していることが観測された。

新潟県のケースでは、「南長岡ガス田」の深さ5151メートルの井戸で、01年夏に1カ月にわたって950kg/cm2(指先に約1トン)の水圧破砕作業が行われ、昨年秋にも、別の井戸で再度実施された。ちなみに、今回の震源により近い「東柏崎ガス田」での同作業実績はない。

☆〔「地学雑誌」掲載の論文〕注水に伴う誘発地震の発生特性 http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/800.html 2007 年 7 月 19 日

PDFファイル http://www.geog.or.jp/journal/back/pdf111-2/p268-276.pdf

☆新・地震学セミナーの掲示板から http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/731.html 2007 年 7 月 19 日

この地震は図に示しますように、液化炭酸ガスを地中に圧入する実験をしてきた長岡市深沢の帝国石油サイトから北西に20km弱に位置します。

この深沢から南東に20km弱の木沢付近が三年前の中越地震の震央であったことを考えると、断層が跳ね上がって地震が起きるという地震の定説には疑問を感じます。

中越地震から約3年経過していますが、3年弱の間に液化ガス圧入による解離層の不安定化現象が解離水素ガスを貯留させて、今回の地震になったという可能性もあるのではないかと思います。

右側の図に示すように、直後から余震が多発しております。地震の原因が「太平洋プレートがユーラシアプレートを押しているために生じる歪が開放されて起きた地震(京大防災研究所川崎教授談:NHK報道)」であるのなら、どうしてこのように大きな地震を契機として歪の開放という地震現象が多発するのか説明が出来ません。

余震は圧力と温度で決まってくる解離層(解離条件)の安定が図られるまでは、終わることがないと思います。

今回の地震が液化炭酸ガス圧入によるものかどうかは分かりませんが、震源も規模も地震の性質も中越地震と同じであるという報道を聞くと、その可能性もあると考えられると思います。

☆地震爆発説の検討(肯定的意見) http://www.ailab7.com/kousatu.html

〔史料〕「福島原発は人工地震」説を補強するかもしれない国会質問 http://alcyone.seesaa.net/article/195653212.html

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